大阪・関西万博へ「あること」のために行ってきた #EXPO2025 #藤本壮介

2025年9月8日(火)

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9月5日、明石に出張した話はこちら
兵庫県立明石高校STEAM探究科でデザイン思考ワークショップをやってきた

今日はその続きです。
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終了後、明石からレンタカーで急いで向かったのがこちらです。

大阪・関西万博!
夏休みの暑くて人が多い時期に行く気は全くなく、といって10月に大阪へ行く時間はなさそうなので、仕事をした帰りの17時入場チケットを購入してました。

巨大な駐車場に車をとめ、無料シャトルバスで西口ゲートへ案内されました。
シャトルバスから撮影。

大阪は今年3月以来。
みんぱく創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」開会式・内覧会に行ってきた
国立国際美術館とニフレル「あなたも愉快な生きものだ!展」に行ってきた

上記記事に
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東京じゃ大阪・関西万博の話題はまだまだで、書類に「大阪・関西万博」と書いたら「『大阪万博』じゃないの?」と指摘されたくらいだし
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と書いたように、この時は全然盛り上がってなく。
ミャクミャクのお土産をあげても「あ。万博っていつからなんでしたっけ?」ぐらいな反応で。
でもいつもそうですが、始まってしまうとやっぱり盛り上がるもんですね。

ガンダムがお出迎え。
高さ制限があるからこのポーズになったという噂。


  • BLUE OCEAN DOME。展示プロデュースを基礎デ・原先生、ユニフォームを空デ・津村先生がデザインしてます

5時入場でやってきた理由は3つ。
 
1つ目は、

『藤本壮介の建築:原初・未来・森』展に行ってきた
を見て、大屋根リングの実物を見たくなったこと。
正直、万博自体にはあんまり興味はないんだけど、あの巨大模型の5倍のサイズってどんな大きさなんだ、と気になって。

やっぱり実物は圧倒される。
ほんとよく作ったなあ・・。

階段で徐々に上にあがってみる。

屋根に上がった時がちょうどマジックアワーで最高の景色でした。
 
ここから反時計回りに屋根を歩くことに。

これが午後7時ぐらいの時かな。この時間でも人が沢山。
 
万博に来た2つ目の理由が「パビリオンの外観をチェックしたかった」
中へ入るには事前予約したり、暑い中並んだりしなくちゃいけないでしょ?
「自分はそもそもパビリオンの外観を見るためにやってきたんだ」とすれば、時間を有効活用でき、勝ち組の仲間入りです。
・・・ええ。事前予約が全部落選しての負け惜しみです(涙)
当日予約で入れたとしても並ぶのが嫌な性格だから、そこまでしたくもなく。
家族と一緒だとこの考えはできませんが、1人行動なんで。



大屋根は広い空間もあります。
板張りがずっと続いてるだけだと思ってたけど、2重になってたり芝生スペースもあったりするんですね。こういうのは行ってみないとわからない。
 
「行ってみないとわからない」ってことだと、国をあげた巨大事業を運営するオペレーションってほんとすごいですよね。
巨大駐車場1つとっても、事前予約でスルー状態で駐車場に入ることができ、人の誘導ですんなり空いてるところに停めることができ、すんなりシャトルバスに乗れ、ルートにそっていけばすんなり入場できるようになってる。どこに人を立たせて、どう案内するか、その人の手配とか、どうやってるんだろう。
細かいところを言い出せばいろいろ文句がある人もいるんでしょうが、「じゃお前があのオペレーションを考えろ」と言われたら無理。




  • 正面はフランス


写真撮りながら気が付いたんだけど、パビリオンは大屋根リングからの視線を意識した構造になってる。
多くのパビリオンが大屋根リングから何をやってるかわかるように作られてるんです。


写真だと客観的に見えちゃいますが、実際は人が動いてて歓声や音楽とか聞こえるから、外観を見るだけでも満足できます。負け惜しみですが。
 
これでグルっと一周したことに。ふー、疲れた・・・。
大屋根リングは思ってる以上に大きく、どれくらい大きいかというと、

ムサビ鷹の台キャンパスがきれいにすっぽり入っちゃうサイズなんです。
今まで「鷹の台キャンパスは東京ドーム2.3個分の広さ」って説明してたけど、これからは「大屋根リング一個分の広さ」と説明することにしよう。

エスカレータで久しぶりに地上へ。
屋根からは見えにくくかったパビリオンをチェック。


信じられないかもしれませんが、NOパビリオンです。
ええ。どこにも入りませんでした。
ここまで来たら徹底したくて。
オレは勝ち組なんだ、という気持ちで帰りたくて。
負け惜しみです。
  
  
そして3つ目の万博へやってきた理由を。

噴水ショー・・はほとんど見ないで、これが一番大きい、というかこのためだけに来たといっても過言ではなく、

「ムサビ正門みたいなやつの前でムサビTシャツを着て撮影する」です。
はい。このためだけにムサビTシャツ着てました。
あ、ムサビ正門を知らない人のために画像を貼ると

これです。そっくりでしょ?
万博風景の写真見て、「絶対にこの前で写真撮る!!」と決めてたの。だって美大愛好家なんだもん。

これでミッションコンプリート!
やり残したことは全く無し!!

ドローンショーも花火も見ないで、ゲートが混みあう前にそそくさと帰りました。


以上、こういう万博の楽しみ方もあるってことで、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。