国立国際美術館とニフレル「あなたも愉快な生きものだ!展」に行ってきた #tupera_tupera #minna #大阪中之島美術館

2025年3月21日(金)

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3月19日(水)、
みんぱく創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」開会式・内覧会に行ってきた
ここへ行く前にある場所へ立ち寄ってまして、今日はその話。


3月19日午前9時半、新大阪駅に到着。
東京じゃ大阪・関西万博の話題はまだまだで、書類に「大阪・関西万博」と書いたら「『大阪万博』じゃないの?」と指摘されたくらいだし、いつから始まるのか把握してない人の方が多いぐらいだと思うけど、さすが大阪に入ると、

大阪・関西万博一色。4月13日から始まるのね。
知り合いに関係者が何人かいて「先週会場に入ったらパビリオンが全然できてなかった。間に合うのかな」と心配してたけど、そうか、もう1ヵ月切ってるのか・・。


  • 日常が想像以上!に空目

もちろん「みんなともだち」のキティちゃんもミャクミャクと友達になってた。
  
御堂筋線 淀屋橋駅で降りて、川べり(堀?)を15分歩く。

中之島フェスティバルタワーの壁面に巨大な陶板レリーフ発見。
調べたら彫刻家の建畠朔弥さんと鷹尾俊一さんが監修した作品だった。
 
で向かったのが、

国立国際美術館
国立国際美術館へ行くのは、2008年に開催された校友会主催「アート&デザイン大阪」以来。OLFAカッターの話は面白かったなあ。
・・・と、あっさり書いたけど、あまりにも周りの景色が変わってて最初わからなかったんです。
「この独特の建物はなんとなく記憶にあるんだけど、なんでだろう・・」と調べたら、「前も来てんじゃん」と。

コレクション2 Undo, Redo わたしは解く、やり直す
ノー・バウンダリーズ
2つの展覧会をやってたんで見ることに。

これがね。誰が出展してるかとか全く前情報なく入ったんだけど、すごくよかったんです。

常設でマーク・マンダース、ヘンリー・ムア、マリノ・マリーニ、ミロ等があり、この段階で興奮。

企画展の作品もルイーズ・ブルジョワ、塩田千春、草間彌生、横尾忠則、福田美蘭、田中功起、やなぎみわもそうだけど、ムサビOBOGだと加藤泉、内藤礼、タイガー立石も出品してて、なおかつ展示の一番最後が、

学生時代から知ってる手塚愛子さんで感動。
いやー、いいもの見たなあ。
 
続いて、

お隣にある大阪市立科学館へ。
2008年の時も入ったっけ。

常設展の他に1階では、

「万博で夢見たサイエンス」展開催中。
手型の椅子は岡本太郎デザインで、実際に1970年大阪万博で使用されたものなんだそう。



  • やっぱり大阪万博といえば、月の石(実物)


  • 小惑星「リュウグウ」の石も展示されてた

 
でも、「なんで前情報を持たない展覧会を見に行ったの?」と思いますよね。
本当は行きたかった場所は、国際美術館ではなく、

真横にある2022年に開館した大阪中之島美術館だったんです・・。

ちょうど会期のはざまで何もやってなく、でも建物だけ見て帰るのもなんだから、お隣の国立国際美術館へ行った、というわけ。
展示がよくて結果オーライだったけど。

こっちが正面なのかな?
ホワイトキューブならぬブラックキューブですね。
今度中に入って見ます。
 


そして、御堂筋線・大阪モノレールと乗り継いで

万博記念公園駅に到着。
普段の地方出張だと高校や予備校をかけもちするんでレンタカーやタクシーで移動することが多いから、こんなに電車に乗ったのは久しぶり(笑)

目的地はエキスポシティにある、

生きているミュージアム ニフレルです。
「感性にふれる」をコンセプトに、水族館、動物園、美術館のジャンルを超えて、アートの要素も取り入れた場所。海遊館が展示プロデュースしてます。
 
なぜニフレルへ行ったかというと、もちろんこれを見るためです。
あなたも愉快な生きものだ!展

●開催期間:2024年3月6日(水)~2026年1月12日(月・祝)
最初の会期は2025年1月までだったんで少し諦めてたんだけど、好評につき会期がなんと1年延長され!、無事に行くことができた。

なんでそんなに行きたかったかというと、

企画・作品制作をムサビ版画出身・亀山達矢さんとタマビ染織デザイン出身・中川敦子さんの夫婦ユニット「tupera tupera」が担当し、企画・デザインをムサビ出身の角田真祐子さん・長谷川哲士さんによる夫婦ユニット「minna(ミンナ)」がやってる企画なんだもん。
そりゃ手羽はチェックしないとまずいっしょ。
しかし、このビジュアルを見るたびに「中川さんはスカートの下ですんごいガニマタポーズを取ってるよね」と思ってしまう。

しかし、面白い企画考えたなあ。

こんなの、子供は楽しいに決まってんじゃん。

スタッフの方もお面をつけて対応。


これをやってみよう。

「あたなはどんな生きものだ?カード」で、生き物の性格が書かれた30種類のカードがあり、

そこから自分らしいカードを4枚選び、台紙にセットします。

手羽が選んだのは「ひとりが好き」「はずかしがり屋」「マイペース」「ぽっちゃりボディ」
うん。結構この4つで自分を表せてる気がする。あとは「早起き」「眼鏡」とかあるけど。
 
で、台紙を裏返すと・・

手羽は「ポテッド マブルー ハソデ ヒビー」に命名。
よく考えられてる。


  • クラゲのコーナー

 
「小さな水中動物だけ展示されてるんだなあ」ぐらいに思ってたところで、

ワニさんやカバさんがいてびっくり。
さっきから会場に「ガオーガオー!」と聞こえるから「盛り上げるためにBGMでライオンとか虎の声をかけてるのかな」と思ったら、

真上にトラがいて、もっとびっくり。
すごく動物と距離が近い・・・。

どれくらい近いかっていうと、このスペースではオリなどなく、

人間の手洗い場にキツネザルがちょこんと座ってるぐらいで。

カピパラも

ペンギンさんもこの距離。
こんなの子供が楽しいに決まってんじゃん(二度目)

ワークショップなどもやってて、

自分でお面を作って、

「見られる側」として写真を撮られることが可能。

誰かと来てたらやったんだけど、「ポテッド マブルー ハソデ ヒビー」なもんでおじさん一人では敷居が高い・・。

オリジナルグッズも販売中!
 
あ、グッズといえば、 tupera tuperaさんはこういうこともやってますよ。


京都土産にぜひ!
 

 
とかなんとかやってたら13時半になり、「民具のミカタ展」へ向かったのでした。
大阪旅レポートもこれにて終了!

いくつか企画書作らなくちゃいけないんで、来週は更新さぼります。
 

 
以上、

自分が5人欲しい、手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。