【宮城旅シリーズ】仙台大観音と仙台城跡に行ってきた

2024年11月16日(土)

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11月15日午前9時、仙台駅に到着。
仙台は2021年11月に訪問してるから、ちょうど3年ぶり。その時の様子はこちら↓
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日記って便利(笑)

この時、宮城大学から東北芸工へ向かう途中で「なんだありゃ?!」とあるものを発見して、「今回は時間がないけど、次仙台に行ったら絶対に行こう」と決めてたものがあったんです。

というわけで、レンタカーして向かったのは、

仙台大観音
手羽は巨大仏像マニアなもんで、行く先々でチェックするようにしてて。

正式名称は「仙台天道白衣大観音」
仙台出身の実業家が地元の繁栄を願って1991年に建立した観音像で、高さはなんと100m!
日本で一番大きな観音像なのです(日本で一番大きい仏像は牛久大仏)


中に入ってみましょ。

去年12月にお色直しが終わったばかりなんだそうだけど、「え?この大きさのものを足場無しで修復って、ロープにぶら下がってやったってこと?まさか(笑)」と思ったら、その通りだった・・・。

高所恐怖症の手羽はいくら積まれてもこの仕事はやりません。。

先に感想を書くと「何度も仙台には来てるのに、なんで今まで来なかったんだろ?」ですね。
胎内に入れる大仏はいろいろありますが、だいたいは狭い階段とエレベータ部分だけしか見れず、展望窓がちょこっとついてるぐらいです。手羽が提唱してる「スカイツリーに登ったらスカイツリーが見れない」理論で、満喫したくて展望台に上がるんだけど、「景色はきれいだけど・・・あれ、スカイツリーをいいポジションでが見たくて上ったのにスカイツリーが見れないぞ?」と、ま、当たり前といえば当たり前なんだけど、「それ自体を楽しみたい」っていう満足感と一致することがないんです。

でも、仙台大観音は上記模型で分かるとおり、中が空洞になってて内部そのものを体感できるんです。
え?まだ凄さがわからない。徐々に説明していきます。
 

入口を抜けると、まず十二神将や三十三観音がお出迎え。

この距離でこのサイズと量を見れる幸せ。

エレベータで一気に12階まで上がります。ちょうど観音様の心臓あたり。

そこから階段を下りていく流れなんですが、内部空間っていうのが、

こうなってるんです。ほんとに空洞なの。
体にそった階段を下りる構造なんですね。

中心には御柱のようにあるエレベータと

3層~ 11層分に108体の仏像が安置されてます。

この数の像を作るって、どれくらい時間がかかるんだろ。。

ビルで言えば、12階分の吹き抜け。壮観。
写真や文章じゃこの興奮が説明できないなあ・・動画の方がわかりやすいかも。

大阪万博の時は太陽の塔の中に入れたっていうけど、こんな感じだったのかなあ、と。

階段にフロア数が書いてある。登り方向に書いてるってことは、昔は行きも帰りも階段を使ってたんだろうなあ。
仙台の人に聞くと「仙台大観音?行ったことないですね」という反応が返ってきたんだけど(東京に住んでると東京タワーに行かないようなもの)、今のところ「手羽の地方オススメスポットNo1」になりました。何度も行くところじゃないけども。

お賽銭をいれて、外に出る。

境内にはネコちゃんがいっぱいいて、

車の上からお別れをしてくれました。


少し車を走らせて、

仙台城跡へ。
仙台にはちょこちょこ来てるけど、仙台城跡を訪問するのは2013年の家族旅行以来。
ずっと気になってたものを確認したくて、約10年ぶりにやってきました。

昭忠碑の金鵄が下に設置されてる!!
 
以前、塔頂部には金鵄のブロンズ像が設置されていたんですが、2011年の東日本大震災で金鵄が落下し、頭部・左翼などがバラバラに破損してしまったんです。

これは2013年8月に手羽が撮影した写真なんですが、震災から2年たった時もまだ、金鵄は石段下で仮囲いされてそのままの状態だったんです。これがそのあとどうなったか、ずっと気になってて。

今調べたら、2015年に東京に運ばれ修復。
でも元の場所に戻すと、大地震がまた発生した際に再び落下する恐れがあるため、塔の下に基台が作られ、2016年に設置されました。
完全な復元はできなかったけど、ここまで修復されたことに手羽は感動しちゃった。
ちなみにブロンズ部分は、東京美術学校(東京藝術大学)が依嘱を受けて同校内で制作・鋳造されたものなんだそうです。


気持ちよくなって、プラプラ歩く。

声優推しのVR。

奮発して牛タン定食を食す。

なんてことやってたら12時半。いい時間になった。
広報スタッフの西野さんと合流して向かったのが、

宮城県宮城第一高等学校です。
そう、今回は久しぶりに仕事で仙台にやってきてたんです(笑)


長くなりそうなので続くっ!


以上、仙台といえばもう一か所行きたいところがあるんだけど、今回行く時間があるかなあ、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。