【市ヶ谷ステージスタート】東工大×ムサビ合同WS「コンセプト・デザイニング2024」3日目!

2024年8月1日(木)

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夏恒例となった武蔵野美術大学と東京工業大学との合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024」の様子をレポートしています。これまでの話はこちら↓
【お題は「むすぶ」】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024」スタート!
【つばめテラス】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024」2日目

 
7月31日(水)、3日目から舞台は東工大大岡山キャンパスから

武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスに移ります。
2019年にできたキャンパスで、コンセプト・デザイニングで使うのは3回目。
 

手羽は朝1でクリエイティブイノベーション学科(CI学科)・丸山幸伸先生の取材立ち合い。
丸山先生とは来週一緒に高知へ行って、高校生対象のワークショップをやることになってます。
 
そういえば、去年あたりから市ヶ谷キャンパスでも学生さんの自主的な活動が活発になってきましたね。Mtoもそうですが

「お絵描き部」もできたみたい。
お絵描きといってるけど、デッサンの勉強会かな?

ちなみにムサビ生で知らない人がまだ多いかもしれませんが、

ムサビ生と教職員は1階のMUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスで学割で食事を取ることができます。

てなわけで手羽も昼食。
おすすめはデリ2品セットで900円が600円になるんすよ。安いからミニカレーもつけちゃった。
大学に無印良品が入ってるのはこのムサビ市ヶ谷キャンパスのみなんで、CI学科以外の学生さんもぜひ使ってね。
 
とかなんとかやってたら、ワークショップのスタート時間。

ムサビTシャツを着て作業をしてた長澤理事長がたまたまいらっしゃったので、急遽冒頭挨拶をやってもらうことに。長澤理事長はコンセプト・デザイニング初回から関わっていらっしゃいまして。
 
3日目はいきなり中間プレゼンから始まります。
はたして、お題の「むすぶ」からどういう展開をしたのか。


  • Aグループ

5分でこれまでの進捗や議論内容、今の方向性をプレゼンし、


  • Bグループ

先生方がコメントします。
これの繰り返しで「講評会」ってやつですね。


  • Cグループ


  • Dグループ


  • Eグループ


  • Gグループ

学生さんからもコメントしてもらいます。
答えがあるものに取り組んでるわけじゃないので、中間プレゼンは「先生からお言葉をいただく」「ダメ出し」というより、他グループのプレゼンから「あ。そういうアプローチをしてもいいんだな」と気が付いてもらう「思考のリミッター解除」が最大の目的。

私たちが一番気を付けてるのは「これにしたらいいんじゃない?」と具体的に収束させるアドバイスをしないこと。
いろんな分野のプロフェッショナルの先生が「こういう考え方もあるよね」「あの部分の視点をもっと面白がってみたら?」と思考の広がりをアドバイスするというか。じゃないと先生のコメントが「正解」だと思って、そっちに引きずられちゃうことがあって。
  
今回TAさんが先生や学生さんのコメントをプチグラフィックレコーディングして各グループに配ってくれました。それを見ていきましょ。

コメントの横にあるのが各先生の似顔絵(笑)
東工大でフォントを研究されてる朱先生が「プレゼンで使ったフォントは多分筑紫A丸ゴシックだと思うけど、他のゴシック体に比べて『む』や『す』が『結んでる感』『紐がからまってる感』が出るね」とコメントされてたんです。文字の形自体が「むすぶ」になってるんじゃないかと。
面白いなー。

Bグループは「金継ぎ」に注目したそう。

この似顔絵とコメントは手羽だな(笑) 
手羽が「金継ぎ」と聞いて、真っ先に思いついたのが「オレオの修復用金継ぎクリーム」だったんです。


  • Cグループ

「むすぶ」から連想した単語をさらに結んでみたら「ぬけおちる筋肉」という単語が生まれたそう。超パワーワード。


  • Dグループ

「むすぶ」で考えていて、一番グループで盛り上がったのが「なめくじの交尾動画」だったそう。
みんなで交尾動画を見ました。


  • Eグループ

プレゼントの箱に「むすばれた」リボンをほどくワクワク感に注目。


  • Gグループ

まだアイデアを出しあってる状態で、もっとそれぞれの我を出したらどう?とアドバイス。
 
5時半に中間プレゼン終了。
私たちができるのはここまで。あとは学生さんの力だけで最終プレゼンまで突き進むのみ!

遅くまでずっと話し合ってました。

中間プレゼンから発展したものにするのか、他グループの話を聞いて全く違うものにするのか、あとは学生さん次第。

Bグループはもう材料買い出しの話をしてた。
でも他グループは焦らず、もっと対話を頑張って続けてみてね。

以上、TAやスタッフは

どのひらがなが一番結んでるように見えるかずっと議論してた、手羽がお送りいたしました。
何やっとんねん。
でも手羽は「ぬ」かな。「ぬ」の糸が絡まってる感が好き。


続くっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。