東京工業大学×武蔵野美術大学合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024」の様子をレポートしています。
これまでの話はこちら↓
■【お題は「むすぶ」】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024」スタート!
7月30日(火)午前10時、手羽は東工大へ行く前に
新宿パークタワーへ。
こちらの展示を見に来たのです。
■全国美大生展示「第N感を」
会期:7/28(日)~31(水)
時間:10:00-19:00
会場:新宿パークタワーホールギャラリー3
入場料無料
主催:株式会社Portable
https://twitter.com/portableinfo
https://instagram.com/port_able_official
全国の美大から総勢60名が参加する展覧会と聞いちゃ、美大愛好家を名乗ってる人間がチェックしないわけにはいかないっしょ。
主催の株式会社Portableは、2023年4月に京都芸術大学の学生2名と立命館大学の学生1名が起業した会社で、京都芸術大学の起業家育成プログラムの一環である「KUA認定ベンチャー」第1号に認定されました。美大生特化型スキルマッチングサービス「Portable」を展開したり、美大生・芸大生のスキルマッチングサービスをやってます。
会場を見ていきましょ。
ほんとに10時ジャストに到着しちゃったので、お客さんが全然いない写真ですいません・・。
今日31日までなのでぜひ。
新宿パークタワーを後にして、
東京工業大学大岡山キャンパスへ。
この入口の「東京工業大学」という表記も来年ワークショップで来る時にはもう変わってるってことか。
去年工事をやってた守衛室もおしゃれな感じになってた。
「去年は工事をやってて完成してた建物」と言えば、
大岡山キャンパス西5号館です。
生協第一食堂があった場所にこんな立派な施設ができたんですね。
最近、個人住宅等でもこういう石積みの壁があったりしますが、手羽的には石積みの研究といえば東工大さんなんです。
数少ない日本人石積み研究者の真田純子先生が東工大に在籍されてて、以前タモリ倶楽部で麒麟・川島さんたちに石積みを指導されてたのを、たまたま見たもんで。
■テレビ朝日「タモリ倶楽部」に真田純子准教授が出演 | 東工大ニュース | 東京工業大学
新・西5号館には研究室や講義室の他、ショップや食堂も入ってて、食堂の名前は
つばめテラス!
東工大のシンボルマークは「つばめ」がモチーフになってるんで納得の名前なんだけど、どうしても「つばめグ●ル」をイメージしちゃう・・・。
ちょうどお昼時だったので、つばめテラスで昼食を取ることに。
やっぱりできたばかりの食堂は気持ちいいですね。
東工大パワー丼(598円)を食べて今日も頑張りまっせ。
あ、サラダは別料金です。「お肉を食べる時は野菜も食べろ」と奥さんに教育されてるもんで・・。
つばめテラスを出て、三島ホールの方向に歩いてると、もう1つの学食前にキッチンカーが出てた。
すごい行列。スタミナ丼だったかな?
なんだかんだやってたらスタートの3時半に。
コンセプト・デザイニング2024、2日目!!
最初は先生からのレクチャー。
二日目1発目は、サイボーグ技術や神経インターフェイスを研究されてる東工大・八木 透先生がエンジニアリング思考の話。
例えば、眼球の動きでPCを操作できる装置を開発されてたりして、実際に装置を持ち込んで実演もしてくれました。
まさに機械と人間を「むすぶ」研究。
2人目はムサビ油絵学科・袴田京太朗先生が美術的思考の話。
「答えに向かって考える」面白さもあるけど、「答えではなく問いを生み続ける」面白さもある。
これで先生のよるレクチャーは終了。
あとはお題の「むすぶ」について悩み続けるのみ!!
各グループがこれまでどんな話し合いをしてきたのかホワイトボードを見てみましょ。
でもこれはあくまでもアイデア出しの前作業。
中間プレゼン・最終プレゼンに向けて、広げまくったアイデアを徐々に集約していかないといけません。
グループワークが始まってしまうと私たちはちょっかい出すぐらいしかやることがなく、フラッと散歩。
翌日三島ホールで地球惑星科学コース修士論文発表会を行われるそう。
どういう発表なのか気になる・・。
あっという前に中締めの19時。
去年ワークショップに参加した学生さん二人がTAで来てくれてるんで、去年の体験談をしゃべってもらうことに。
去年のお題は「しるし」でした。
このグループは視点が面白かったんだけど、なかなかアイデアが固まらなくて、
最終プレゼン前日夜8時ぐらいから制作作業に入ったんですよね。
まさに上記写真は前夜8時過ぎに撮ったもので、みんなハイテンションになってた。
こちらのTAさんは野原ゼミではないのだけど、去年のワークショップがあまりにも面白くて「TAで参加させてほしい」と熱望した、というありがたい経緯。
このグループもなかなか苦戦してたチームだったんですが、
いろいろ試してたらある瞬間に「あれ。これいけるんじゃね?」と気づきが生まれ、最終的には満場一致で最優秀賞に選ばれました。
「最初はネットで調べた単語を基に考えがちだけど、雑談や『とりあえずやってみる』から突然新しい視点を発見できる瞬間がある。早くグループ内で『うわっ、それだ!!』ってやつを見つけてほしい。それがこのワークショップの醍醐味」とまさに手羽が言いたかったことを言ってくれた。
経験者の話は強い。
7時半に終了し、
三島ホールを元の状態にして、東工大ステージはこれにて終了。
3日目からは、いよいよムサビ市ヶ谷キャンパスステージに突入です。
続くっ!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。