【お題は「むすぶ」】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024」スタート!

2024年7月30日(火)

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先週は1週間まるまる福岡出張だったけど、7月29日(月)、手羽はムサビにも行かず

東京工業大学大岡山キャンパスにいました。
すいません、今週も鷹の台キャンパスには行きませんので、どうぞよろしくお願いいたします・・>業務連絡。
 

1年ぶりの東工大。
いやー、それにしても暑い。
東工大へ通うようになってかれこれ10年以上たつのですが、東工大を訪問するのはいつもこの暑い時期だから、手羽の中では「東工大=カンカン照りな真夏」というイメージが刷り込まれてます。

こう暑いとちょっと歩くだけで汗ダーダーだから「キャンパスが広すぎるんだよ!もっとこうコンパクトに建物が詰まって配置されないもんかね」と文句を言いたくなります・・。

でもせっかく東工大まで来て目的地だけしか行かないのももったいので少し歩くことに。

知能機械研究棟発見。
THE東工大って感じ。

なんか実験やってる。
ムサビだと構内でスケッチ描いてるようなもんかしら。

デザイン研究会があるんですね。展示は・・あ、終わってる。

よし。暑いから、今日の東工大チェックはこんなところにしといてやろう。続きは明日。
目的地へ向かうことに。

石川台校地にあるELSI-1・地球生命研究所
こちらの建物にある

三島ホール。
ちなみに三島ホールの三島は三島前学長の名前が由来です。
手羽も早くムサビに「手羽ちゃんホール」を作りたいのだけど、どうやったらつけられるんだろう。え?10億ぐらい寄付したらできる?
 
あ、去年正門から三島ホールまでの道のりを動画で撮ったので、どれだけ遠いかご覧ください。

倍速にしてもこれだけの距離があって、初めてだと「この道で合ってるのかな・・」となかなか不安になる距離でして・・。
 

 
んで、なんで東工大にやってきたかというと、これに決まってます。

東京工業大学と武蔵野美術大学の合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2024-異分野造形ワークショップ-」初日なのです!
 
東工大とムサビは、「論理展開力を持ったアーティスト育成」「アート・デザイン感性を持ったエンジニア育成」を目指して、教育研究に関する協定を2013年に締結しました。
武蔵野美術大学と東京工業大学が協定締結式を行いました
その締結のきっかけとなったのがこの合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング」で、今回で13回目。なんと10年以上続くワークショップなのです。
 
まずは手羽から全体の流れを説明し、教員・スタッフ紹介。今年は新メンバーがいて、それはおいおいと。
そしてすぐに教員によるレクチャーに突入。

ムサビ視覚伝達デザイン学科の古堅先生から「デザイン的なアプローチ」について。

続いて翻訳学を専門とされる東工大の野原先生から「コミュニケーションってなんだろう?」という問い。毎年聞いてるけどほんと勉強になる。
 
野原先生は冒頭に、

2024年10月、東京医科歯科大学と大学統合し「東京科学大学」になることも触れられました。
Science Tokyo 特設サイト - 東京科学大学
「東工大との合同ワークショップ」と呼べるのも今年が最後なんですね。

そういえば学内のあちこちにこのポスターが貼られてました。
 
レクチャーの後はアイスブレイク。
早く仲良くなってもらわないといけない。

1つ嘘を混ぜて自己紹介をし、嘘は何かみんなで考えてもらいます。
これが意外と盛り上がった(笑)


  • 以降は東工大生・ムサビ生混合の6グループに分かれてのグループワーク


  • 昔は東工大生とムサビ生がすぐにわかったんだけど、最近はわからなくなってきましたね。


  • ムサビ生はポートフォリオを見せながら自己紹介


  • 何がうらやましいかって、超人見知りの手羽はこんなにすぐに打ち解けないんですよ


  • Gグループはグローバルチーム。グローバルの「G」


  • 去年まで授業期間とかぶってたのでCI/CLの学生さんは参加できなかったけど、今年から初参加

さて、いよいよ今年の「お題」発表。
 
この手のワークショップだと通常のテーマは「デザイン思考で社会問題を解決しなさい」「企業にヒアリングして提案しなさい」な具体的なものだったり、アウトプットも「東工大生がシステム考えて、ムサビ生はオサレなガワを作る」だったりするんじゃないでしょうか。
でも、このワークショップは「お互いの文化・言語・思考の違いを感じながら理工系思考とアート思考とデザイン思考をコミュニケーションでつなぎ、補完・理解しあう経験をする」ことを目的としています。
ここまでそれぞれの「思考」を中心においた合同授業は、日本では他にないはずです。

相互コミュニケーションによる展開、発想の飛躍、思考と言語の違いを感じてもらいたいので、あえてフワフワしたお題を出すようにしてるんですね。お題は「テーマ」「課題」というより「モチーフ」「きっかけ」に近いかな。 
ここ数年のお題をピックアップすると、「想いが伝わるラブレター」「オトナとコドモ」「くりかえす」「ながいもの」「恋」「鏡」「右 左」「ふる ふれる」「しるし」などなど。
 
今年は・・

「むすぶ」です(ドーン!)
去年11月には決まってたから、早く言いたかった。
 
お題も伝えたし、あとは学生さんたちに頑張ってもらうだけ。

参加学生さん達には「ポストイット作業は『っぽい』から気をつけろ」と最初に伝えました。
アイデアをポストイットに書いて貼ってると、「今時なグループワークやってる感」が出ちゃて「いやー、うまくまとめた」とそれで満足しちゃうグループがよくあるんです。あくまでもアイデアを可視化してまとめる作業にすぎなくて、早く次のステップに進まないといけないんですよね。

「ん。Gグループはポストイットに何も書いてないな・・」と思ったら、

miroでやってた。
これもコロナ以降普通に使われる便利ツールになりましたな。

19時に初日終了。
さ、あと5日。みんなで頑張っていきましょ!


以上、

夜の東工大もきれいですよ、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。