福岡相談会2024シリーズをお送りしています。
これまでの話はこちら↓
■【太宰府天満宮も】福岡美術学院と福岡中央美術に行ってきた
■【長浜ラーメンも】アート×デザイン×クリエイティブ進学フェア福岡会場と大橋美術研究所に行ってきた
■【もつ鍋も】筑陽学園高校と美術研究所画塾に行ってきた
■【巨大涅槃像】九州産業大学と南蔵院と直方の塩cafeに行ってきた
　
　
7月25日（木）18時、小倉に到着。
チェックインして街に繰り出す。
　
もちろん小倉といえばこちら。

旦過市場です。
「北九州の台所」と呼ばれる100年続く歴史ある市場。
　
歴史の長さもそうですが、どちらかというとその形態の方が有名かもしれません。
神嶽川から魚を荷揚げし、そのまま商売して発展した市場なので、

この写真でわかるかな？川の上にお店が張り出してるんです。
もちろん今は河川法的にこんなことはできません。

ドキュメント72時間で扱われたこともあって手羽は2021年に聖地巡礼してるんですが、ご存じのとおり2022年の4月、8月と2回の火災に起きてしまいました。
■北九州・小倉でまた大規模火災、２度燃えた旦過市場から３００ｍ「ようやく復興してきたのに」 : 読売新聞オンライン

この壁を見る限り、火災以降に立てたお店もあるようですね。

でも火事になんか負けない。
2023年4月には焼け跡に整備された仮設店舗「旦過青空市場」がオープンしています！

場所は小倉駅側入り口から50mのところ、

マップには移転情報が手書きで書き加えられてたし、

お店の前にも張り紙がありました。この燻製屋さんは72時間でも紹介されたお店ですね。
市場だけあって、ほとんどのお店が5時に閉まっちゃうから何も買えなかった・・。
今度はもっと早い時間に来なくちゃ。
　
ただ、旦過市場は火災前から解体しての都市再開発整備が決まっており、つい最近、北九州市立大学が新学部「情報イノベーション学部」（仮称）のキャンパスを旦過市場に２０２７年４月新設することを発表しています。

市場の上に作るんだから「地域共創学部」かと思ってけど、「情報イノベーション学部」なんですよね。
情報イノベーション学部に「共創社会システム学科」があるから、そこがメインで使う感じなのかしら？

１階は市場店舗で、２～５階が大学という構造。
3年後にはこうなってるわけで、またその時に来なくちゃ。

夕暮れの小倉城を見ながら、

夕食はラーメンと焼き飯。
長浜で食べた長浜ラーメンが口に合わなくて「自分も東京に染まってしまったなあ」と思ったもんだけど、ここのは「そうそう！この味ばい！」となりました。
ちなみに福岡ではチャーハンではなく焼き飯を食べるんだけど、焼き飯とチャーハンの違いは、焼き飯はご飯を炒めた後に卵を入れるのに対し、チャーハンは卵を炒めた後にご飯、と卵を入れる順番が違う・・らしいけど、正直よくわかりません。
家で手羽特製焼き飯を作ったら、奥さんから「これは焼き飯でもチャーハンでもなく、ケチャップライスだよ」と言われたっけ。
　
　
7月26日（金）、

モノレールを真上から見える部屋をチェックアウトして、

福岡県立八幡中央高校へ。
1998年に普通科芸術コースが開設され、その中に美術専攻と書道専攻があります。
詳しくはこちら↓

入口には作品が並んでた。

今年定年退職され臨時勤務になられた先生は、予備校時代、樺山学長と一緒だったそう（樺山学長は八幡高校出身）。
あ、樺山学長といえば、8月10日に開催されるムサビ校友会福岡支部創設60周年事業シンポジウム「多様な現代を生きるためのデザイン～ムサビのチカラ～現在・過去・未来」に登壇します。
福岡の方はぜひ！

美術専攻での説明会で、時間を90分いただいてたから、75分間ムサビの説明と「なぜ東京が行くべきなのか？」という話を。
やる前は「75分は高校生には長いかな？」と思ってたけど誰も寝ることなく、その後は質疑応答。
この夏のタマビとムサビとオープンキャンパスに来た生徒さんがいて、「いろいろ見てムサビの空間演出デザイン学科が『あ、自分がやりたい学科はここだ』と感じ、今日の話を聞いて『やっぱり間違いなかったんだ』と確信しました」と言われた。説明冥利につきます。

というわけで、帰りは北九州空港からスターフライヤーで帰京。

これにて福岡相談会ツアーは無事に終了。
福岡は基本的には晴れてたんだけど、八幡中央で質疑応答を始めた頃から豪雨と落雷が始まり、帰る時には雷が近くに落ちて周りの信号が全部止まってました。最後の最後で雨男パワーを出してしまった・・。
　
　
以上、これで今夏の地方巡業は高知が残るのみとなった手羽がお送りいたしました。
といっても明日から東工大合同ワークショップが1週間始まるのだけど・・。