牧野 心士(まきの しんじ)
1996 年/秋田県出身
秋田公立美術大学 美術学部在学中
地元秋田を拠点に各企画展に出展
Twitter:@takosukeikabou
Instagram:@takosuke623
普段の創作活動と作品発表の姿勢に変化はありましたか?
僕は制作の時、いつも内省的になります。
その時いつも描くのは骨格も内臓も持っていないような主体たち。いつも自分が伝えたいイメージを受け止めて全身で表現しています。
そして今回は自分の存在を外の世界へと知らしめるために、自分の意義を見せつけるためにこの場へと現れたのです。
MONSTER Exhibitionに参加した感想を教えてください。
自分の夢がほんの少し叶った時間でした。作品の多様性や、作家としての考え方に多く触れられたこと加え、渋谷とニューヨークでの展示経験という刺激と感動はこの公募展でしか得られないものだと思います。
僕は秋田公立美術大学に通っていますが、地方の一美大生としてアクセスの不便さなどから就職活動にも不安がありました。そんななか、ここで出会った様々な業種、スタイルの方々から得られるものは大学生活では得られないものでした。
その後の創作活動に何か変化がありましたか?
現在は大学生活の傍ら、「自分なりに咀嚼した世界観でテーマを平面に体現させること」をコンセプトに制作活動しています。
僕の活動拠点である秋田県は、アート活動に対していい環境を作ろうと積極的に取り組んでいます。そんな秋田県の活動も僕の発表に対する原動力となり、地方各地で展示を行っています。
ノージャンルだから面白い
牧野さんは平面作品を出品しましたが、実はMONSTER Exhibition の大きな特徴は、アートという概念に固執していないところ。映像、絵画、造形、グラフィック、アニメーション、写真、建築と、公募展でこれだけ門戸を広げているんです。逆をいえば、純粋に「怪獣-MONSTER」 にインスピレーションや創作意欲が湧ける人にはチャレンジしやすい公募展です。
イラストレーションや写真それぞれの公募が多い中、垣根を外して異なる畑者同士で真っ向から勝負することができるのは、この公募展の醍醐味といえそうです。
憧れのニューヨークで展示できるチャンス
MONSTER Exhibition は、海外へチャレンジできる橋渡しが用意されているのも魅力の一つ。ご存知のとおり、海外のアートシーンはコマーシャルギャラリーのため、日本のようにレンタルギャラリーはほとんど存在しません。たとえコマーシャルギャラリーに自分の作品を展示して欲しいと掛け合っても、門前払いが当たり前という厳しい現状です。
締め切り間近!
応募の締め切りは4月16日、既存の作品で応募できるのでまだまだ間に合います!
新年度に何か新しいことをチャレンジしたい、気になった人は、さっそく次のURL から公募情報をチェックしてみては。
▼MONSTER Exhibition
http://monsterex.info/
(執筆:庄司みゆき)
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