とらや×ムサビ「うつわと和菓子」展お茶会に行ってきた(GDJにも)

なんだかんだ今日もムサビネタを更新してる手羽です(笑)

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18日(土)、あかりちゃんとデザインハブに行ってきました。
目的はもちろん、
うつわと和菓子の関係 -とらやの和菓子でお茶会-
です。

まずは工芸工業デザイン学科 陶磁専攻の西川教授から挨拶。
 

今回授業を担当された岡本玲子先生から概要説明。
岡本先生は普段、国内外のレストラン、ホテルの食器・家具の企画デザインやフードスタイリイング、メーカーと組んで食器のブランディングやデザインプロデュースを手がけていらっしゃいます。
その関係でとらやさんとのコラボが実現しました。
 
 

とらやの和菓子職人さん。練り物を専門としてるそう。
あ、タンバリンをゴンゾーばりに叩いてるわけじゃなく、和菓子制作の道具や工程を説明してもらいました。

ちなみに去年ムサビ民俗資料室で
菓子木型の造形ー職人の技と美ー
という展覧会を開催した折に、とらやさんから木型をお借りしたり、虎屋文庫の中山圭子さんに和菓子の意匠や命名に関するトークイベントを開いてもらったり、そういうご縁もあるのです。
 

続いて学生さんによる作品プレゼン。

陶磁の学生さんが人前でプレゼンする機会って少ないんじゃないかしら。

それにしても、職人さんが和菓子を作ってる風景と学生さんが器を作っている様子を動画にして上映してるんだけど、これが陶磁の学生さんが作ったとは思えないくらい、すごくよくできてて。「デザインあの『つくる』」みたいなレベルで。「三脚忘れて必死にぶれないように固定してた」とは思えないもので(笑)

言われてみりゃもっともなんだけど、同じ「練り物」を使ってることもあり、和菓子つくりと器つくりってすごく作業工程や道具が似てるんです。和菓子職人さんが器を作り、陶磁の学生さんが和菓子を作る・・なんて展開が今後あってもいいかもしれない。

 

ちなみに陶磁を始めとしてガラスや木工、テキスタイルなどクラフト系は他美大ではファインアート系にカテゴライズされることがほとんどですが、ムサビは「工業工芸デザイン学」とデザインに分類されてる珍しい大学で。
2年生前半までインダストリアルデザインやインテリア等他領域を体験してから専攻に分かれていく形なので、正直「クラフトしかやりたくない!」という人には向きませんが、様々な素材や解釈を柔軟に学びたい人には向いてる学科です。


学生さんの作品を何点か紹介しましょう。 

こういう時に「写真を撮るのがうまければなあ・・」と思いますね・・。
 

30分ほど過ぎたところで、いよいよお茶会に入ります。
今回2点ずつ制作しており、展示されてない方の器・・では数が足りないので卒業生の作品も含めて使うことに。
 

整理番号順に気に入った器をまず選び、そしてそれに合ったとらやさんの和菓子を選びます。
これ、もう少し追及すると上質なワークショップになりそう。
 

和菓子職人さんが今回用意された和菓子の説明をしてくれました。
今朝作ったものだそうです。
 


  • 左から道明寺製の観世水、煉製の青紅葉、水羊羹製の紅抓羊羹

  • 最中の「御代の春」 紅白と弥栄

こうやって説明を聞くと、ほんとに和菓子って季節を感じながら作られてるんだなあ、と思いますね。
 


  • あかりちゃんの組み合わせ。色のついた薄い粘土をミルフィーユ状に重ねて作られた器。


  • 手羽のセレクト。実は最初からこの器を狙ってたの(笑)

「この器の模様はどうやって作ったの?」と学生さんに聞いたら、
 

ササっと絵に描いて教えてくれました。

 
しかしとらやさんの和菓子がほんとにおいしいかった・・・考えてみたら羊羹は何度も食べたことがあるけど、生菓子系を食べた記憶があんまりないのよね。
「よーし、父ちゃんがお土産で買ってあげる」とあかりちゃんに宣言し、会から脱出。
 

あ。そうだ。金曜からデザインハブではこの展覧会が始まってます。
東京ミッドタウン・デザインハブ第59回企画展「日本のグラフィックデザイン2016」

●会期:2016年6月17日(金)~8月8日(月)11:00–19:00
●会期中無休・入場無料
●会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
●企画運営:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)

1981年から発行されてる年鑑『Graphic Design in Japan』の2016年版発行を記念して、掲載作品の中から雑貨・書籍・商品パッケージ・シンボル・ロゴ、ポスター・ウェブサイト・映像・展覧会やショップの空間デザインなど約300点が展示されてます。
 

あかりちゃんが「このティーバッグ、かわいいー!!」と指さしたのが、視デ卒・杉山ユキさんのデザインでちょっと嬉しかったり、

これだけ作品数が多いのになぜかデザイン・ラウンジの前に毎年他美大さんの大学ポスターが展示されてて「偶然なんだろうなあ・・」と思ってきたけど、今年は女子美さんで。
ぜったいにJAGDAさんはわざとやってる・・「悔しかったらここに展示されるようなポスター作れよ」と言わんばかりに・・。


そうそう。昨日はお隣のリエゾンセンターで全く同じ時間に

Tokyo Midtown Award 2016デザインコンペ第1回応募説明会をやってました。
昨年「ことはね」でグランプリを獲られた吉田貴紀さんと栗原里菜さんもゲスト登壇されてましたよ。

第2回以降の日程と受賞者ゲストはこちら。
【第2回】
●日時: 2016年7月6日(水)19:00~20:00(18:30受付開始)
●ゲスト:小川貴之、山本絵理香、市川直人[2015年度 優秀賞「落雁ポーション」、小山薫堂賞「ねこ寿司」]

【第3回】
●日時: 2016年7月16日(土)14:00~15:00(13:30受付開始)
●ゲスト:福嶋健吾[2013年度 小山薫堂賞「切手用はがき」]


ミッドタウンアワードといえば、1年のちょうど半分、1年のおりかえしの日である7月2日を「ミッドデイ(まん中の日)」と名付けて、いろんなイベントをやってます。もうすぐ。
MID DAY WEEK 2016 ~新しい半年。おりかえし記念日。~|東京ミッドタウン
実はこの「まん中の日」もミッドタウンアワードのグランプリ作品なんですよ。



と、宣伝はこれくらいにして(笑)、B1へ。

とらや東京ミッドタウン店!!
ミッドタウン店にはギャラリーが併設されてて、 

企画展「雨を感じる」が開催されてました。
(今は雨不足ですが)日本は四季折々に雨の表情が変わることもあり、「養花雨(ようかう)」「天泣(てんきゅう)」「猫毛雨(ねこんけあめ)」など雨にまつわる名前が400語以上にものぼるそう。雨は日本人にとって身近な存在ってことですね。

「あかりちゃん、好きなやつ4種類選んで。あ、でも一個だと喧嘩しちゃうか。じゃ2個ずつにしよう」と笑顔でお願いした後に金額を見たら、

ひええええ・・・本気の値段だ・・。
 

でも、こういう機会がないととらやさんで生和菓子なんて買いませんからね。
家族でとってもおいしくいただきました。



これで一通り紹介したかったイベントは終わったので、今度はほんとに少し更新をお休みします。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中