【ムサビ×伊勢丹】ヨシムラヒロム×中島信也アーティストトークに行ってきた

といいつつ、半分はオープンキャンパス話の手羽です。

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昨日はほぼ10日ぶりにムサビへ。
他スタッフから「手羽は長い夏休み休暇取ってるなあー」と思われてるフシがあるけど、学校に行ってないだけでちゃんと働いてます・・・。

昨日は真夏のオープンキャンパスだったんです。
今日のメイン話じゃないんで、来年の人のために簡単に記録残す程度に紹介。

こちらがメイン会場である12号館地下展示室。
全学科の入試合格参考作品(実物)や教授による個別相談などやってます。こちらは油絵学科のコーナーですね。

基礎デザイン学科の相談コーナー。原研哉先生が相談にのってるところ。

同時並行で講義室で各学科の説明や模擬授業が行われてて、写真は今年からデザイン情報学科主任教授になったJ佐藤先生。
画面はデ情・今泉洋先生が開発した発見的学習の循環システム「ヒューリスティック・サーキット」の図で、私が広報の頃はデ情を説明する時によくこの図を使ってました。
最近は登場する機会が減ってたので、J佐藤先生には「原点に戻りましたね」と感想を(笑)

ちなみに今泉洋先生(「大泉洋」に似てるけど違います)といえば、連載がスタートしています。
今泉 洋  大学教授のための「図化考察法」 - WirelessWire News
すんごく面白くなりそうなので要チェック!

図書館では学生によるぶっちゃけ話「ムサトーーーク」が開催。超満員。
ただ40分で司会+コメンテート3人の進行は厳しかったかな。

お昼の学長トークの会場へ向かったら、行列ができてた・・・。


長澤学長の話は徐々にテンションがあがって、ある段階で急にボルテージマックスになるタイプで、何度も聞いてると「あ。今スイッチが入った」てのがわかってくるんだけど(笑)、昨日は最初からかなりテンション高め。
その証拠に

いつもよりアクションが大きくて、撮っても撮っても写真がブレブレで。
唯一使えそうな写真がこの3枚しかなかったんで、全部使っちゃいます(笑)
でも、昨日の学長の話はお客さんの満足度は高かったんじゃないでしょうか。

お客さんもずいぶん入っててよかったよかった。
 
 
13時15分に学長トークが終わり、手羽は急いで大学を出る。

もちろん向かった先は、、、

3時から「武蔵野美術大学×伊勢丹 U-35 若手クリエイターによるアート・デザインの現在」の会場で行われる出品作家・ヨシムラヒロムくんとCMディレクター・中島信也さんによるアーティストトークです。なんとか間に合った・・・。
急いでたせいか、中島さんの頭のせいか、自動的にソフトフォーカスかかっちゃった・・。
ヨシムラくんは目を開けると、つぶらな瞳してますね。


ヨシムラくんは上記オーキャンで紹介した基礎デザイン学科卒業、中島さんは視覚伝達デザイン学科卒で、現在視覚伝達デザイン学科とデザイン情報学科の客員教授をされてます。

伊勢丹さんから数日前、「ヨシムラさんが中島信也さんとトークやるっておっしゃってるんですが、会場は15人も座るといっぱいになっちゃうんですけど・・・大丈夫ですか?」と相談の連絡がありました。
ま、そりゃそうですよね。中島信也さんクラスだと普通は100人ぐらいの会場を使いますし、ムサビ公開講座でもそうでしたし。
でも、「ヨシムラくんの友達(笑)のお父さんが中島さん」という関係で、彼のSNS見てると小さい場所でいろいろよくやってるんですよ。多分中島さんも状況はわかってるはずで、この二人の話だとあえて小さい箱、アングラ感があった方がいいはず。
ヨシムラくんに「ま、大丈夫だよね?」と一応確認を取り、開催することになった、と。

彼に「しかし、なんで中島さんなんだよ」と聞くと、(ちゃんとは覚えてないけど)こういう回答だったんです。
「師匠から『できるだけ人を集める努力をしないとダメだ。それに1人でしゃべるより他の視点が入って面白くなる』と言われてるんで」。
このどうすればもっと人が来るのか、面白くなるのかを追究する姿はさすが。
個人的にはヨシムラくんのイラストが好きなんだけど、あえて今回イラストを出展しなかったのは他出品者の作品を予想してのことだろうし、そういうところが彼らしいなあ、と思ったり。
中島さんからおもいっきり「手で描いてないの、ヨシムラくんだけじゃないの?」といじられてたけど(笑)

ヨシムラくんが中島さんとみうらじゅんさんの記憶をごちゃまぜで覚えてる感がありましたが(笑)、この二人の話が面白くないわけがなく、あっという間の30分間でした。


あ、ちなみにヨシムラくんは「微学校」という活動をしています。(誤植ではありません)
興味のある方は彼のSNSをチェックしてくださいな。

中島信也直伝の「地鶏に見えない地鶏」でトークの様子を撮ってみる。
うん。だいぶうまくなった。


中島さんのすごいところはちゃんと30分で話をまとめて終わらせたところですね。
(公開講座の時もピッタリ終わった)
作家やデザイナーのトークセッションとかプレゼンってダラダラと時間が過ぎちゃうことが多いんだけど、(いい意味で)くんだらない話をしながらも残り時間をちゃんと計算してたってことですよね。

今まで「この人、頭いいなー」とか「言葉が巧みだなー」と 感心した人は何人もいますが、中島さんはずば抜けて頭の回転スピード が早いと昔から思ってて。
将棋で、手羽が2手先を読んでるとしたら、頭のいい人は10手先を読む。
でも中島さんは、10手先を読みつつ、どうやれば自分が気持ちよく勝って、相手が気持ちよく負けを認め、気持ちよく帰ってくれるか、そして別れ際のくだらないオヤジギャグまで考えてるような感じ。
右脳で計算してるというか、 「頭がいい人」とは違う何かを感じてます。

なんと中島さんはヨシムラくんの作品を1点お買い上げ。

作品を無理やり友達の父ちゃんに買わせるんじゃない!!
実力で売らなくちゃダメだろ!!!(怒)



・・・ま、可哀そうに思った伊勢丹スタッフさんがムサビ日記を2冊買ってくれた手羽が言えるセリフじゃないけどね・・・。
知り合いから「ルミネ立川のオリオン書房でやってるムサビアートブックフェア2015に行ってきたけどムサビ日記が置いてなかった」とチクリメールが入って、「立川・・・・嫌い・・・」と反射的に返事書いちゃったけど、考えてみたら立川全然悪くないけどね。
てか考えるまでもないけどね。
六本木も新宿も立川も全員好きだお。


あ。uwabamiキャラストレーションの完成形を撮ってきました。
昨日最後に公開した写真とどれくらい違うか比べてみてください。

なんと、uwabamiくんたちが登場人物約60人全員の紹介をブログで書いてくれたよ!!
新宿伊勢丹さんでライブキャラストレーション(ライブペイント)してきた! - uwabami days
すごすぎ・・・。

uwabamiは今週末24時間テレビ仙台ブースでキャラストレーションするそうなので、ZARDの「負けないで」をかけながら応援しております。


ムサビ×伊勢丹もとうとう本日6時までです。まだ見てない人はぜひ。
来年開催できるかどうかは来場者数も大事だけど、やっぱりどれくらい作品が売れたかが大事で。
来年「タマビ×伊勢丹」になってたら、「ああ。そういうことだったんだな・・・」と触れないようにお願いいたします。


怒涛の手羽の更新も明日公開したら夏休みに入りますので、明日までお付き合いください。



今日のまとめ
●手羽美★理事長は手羽、学長は中島信也さん、広報課長はヨシムラくん、イラストレーションン学科主任教授はuwabamiも悪くない


よし、手羽美術大学★開設の野望がまた一歩近づいた!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。