五美大展と視デ選抜卒展に行ってきた【最終日の市ヶ谷無印良品にも】

2022年2月28日(月)

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昨日の続きです↓
アート×デザイン×クリエイティブ進学フェア六本木会場に行ってきた


2月26日(土)、進学相談会の準備を早めに終わらせて、

昼休み時間に国立新美術館へ。


もちろんこれを見るためです。
令和3年度東京五美術大学連合卒業・修了制作展

●会期:2022年2月26日(土)-3月5日(土)
●休館:3月1日(火)
●時間:10:00-18:00*入場は17:30まで 
●会場:国立新美術館
●入場無料・事前予約不要
●参加大学:多摩美術大学 / 女子美術大学 / 東京造形大学 / 日本大学芸術学部 / 武蔵野美術大学
●参加学科:日本画 / 油絵 / 版画 / 彫刻
●お問い合わせ先:日本大学芸術学部 教務課tel. 03-5995-8202


通称「五美大展(ゴビダイテン)」
幹事校は毎年5美大で持ち回りでやっていて、今年は日芸さん。
 

 
「日本画・油絵・版画・彫刻のファインアート系学科のみの展覧会で、デザイン系学科は含まれていない」「東京藝大は含まれてない」「あくまでも卒業制作の『レビュー』『ポートフォリオ』的な立ち位置」等事前に知っておいてほしい豆知識がありますが、当日使えるものだと「五美大スクールカラー」です。

展示会場は中でつながってるんで、「東京造形大を見てたら、いつのまにか日芸になってた」てことがよくあります。
なので各大学の見分けがすぐつくように独自の「五美大展スクールカラー」を設定しているんです。
試しに今年の各大学の入り口を見てみましょ。

武蔵野美術大学・・青

多摩美術大学・・赤

女子美術大学・・紫
(この写真だとちょっとわかりにくいけど)

東京造形大学・・緑

日本大学芸術大学部・・黄

会場入口バナー以外に作品キャプション、掲示等はもちろんのこと、作品搬入時のガムテープもすべて五美大スクールカラーを使うようになっています。キャプションの色さえ確認すればどの大学かすぐ把握できるんだから、とっても使える豆知識でしょ?
ちなみにこれがわかっていれば、手羽の作った東京5美大の一般選抜カレンダー

なぜこの色分けなのかわかってもらえるはず。
あまりにも徹底されてるんで手羽は入職当時、その色が本当のスクールカラーだと思ってたくらいで、「へー。うまくできてるもんだ」と感じたけど、あくまでも「五美大展の時だけに使うスクールカラー」なのでお間違えなく。

と前置きはよくて、会場を見ていきましょ。

毎年見かける「五美大あるある」なんですが、1階だけ見て帰ってしまう方がかなりいるようです。
スタッフから「2階にも会場がございます」と言われないからそれで帰ってしまうよう。というか私たちは「5美大」が大事だけど、関係ないお客さんからすれば5美大だろうが3美大だろうがどうでもいいわけで(笑)
なので毎年2階よりも1階の方が人が多いんですよね・・。

女子美の立体系は最近元気がいいですね。

今年好きな作品が多かったのはタマビかな。
「今年は●●大学がいい感じ」とか毎年変わるのが面白いところで。

おっと。これも伝えておかないと。
1階には屋外展示場があるんですが、

ここも見逃す方も多いようです。
面白い空間なんで忘れずにこちらも見てね。

また、五美大展合同企画として
[企画1]「座談会 -学生たちがとことん話す、私たちのリアル- 」
五美大展に出品した学生たちが学生生活や制作についてなど、さまざまな話題を座談会形式で話合う、学生主体のトークイベント。進行は横浜美術館館長の蔵屋美香さん。 
[企画2]「ぶらぶら五美大展」
各大学関係者が展示の見所を紹介。

がYoutubeオンライン配信される・・そうだけど、今日現在詳細はわからず。幹事校の日芸さんのページをチェックくださいな。
 
 
で、合同相談会が終わった後に向かったのが、

アクシスギャラリー。
東京タワーがきれい。
 

ちょうどこれをやってるんです。
視覚伝達デザイン学科 2021年度卒業制作選抜展「shide CONTACT 2022」

●会期:2022年2月24日(木)-3月1日(火)
●時間:11:00-20:00
●会場:AXISギャラリー、JIDAデザインミュージアム
●入場料:無料


相談会で「視デ第1希望」と言った生徒さんには「だったらちょうど選抜卒展やってるから行きなよ!」と紹介しました。

今年は入試業務やってたり、卒展でキャンパスツアーをやったりで、他美大の卒展も学内卒展もゆっくり見て回る時間がなくて。五美大展もコンタクト展も「へー、こんな作品もあったのか」と感じることが一番多かった年でした。


以上、翌日2月27日(日)は

日曜日の昼間も人がいっぱい。
最初から計画されてたものだけど、お客さんが「工事で1年間休業なんだって。便利な場所だったのに残念」とおっしゃっていてしみじみ。

食べ物系の商品はもうほとんどなくて、

レトルト系を全部買い占めました(笑)
いよいよ市ヶ谷キャンパスの工事もラストスパート。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。