7月24日(土)午前8時半。
手羽は進学相談会業務で名古屋にいました。
というのが前回までの話です。まずはこちらをご覧ください↓
■【さんぽうって何?】美術・デザイン系合同進学相談会名古屋会場に行ってきた
-------
ほんとは10時過ぎに名古屋到着すればよかったのに今は8時半。
「あと1時間半以上どうするか・・でも何はともあれ名古屋といえばあれか」と向かったのが
名古屋の老舗喫茶店「コンパル」。
行列ができてたけど、回転が早いから10分ぐらいで自分の番に。
名古屋といえばモーニングが有名。このために朝飯食べるのを我慢してました。
でもオーダーしたのはモーニングじゃなく、
ここにきたらもちろんエビフライサンド一択です。
相変わらずボリュームたっぷり。
食べ終わって時計をみたら9時10分。
「あんまり時間をつぶせなかった・・ここで1時間つぶすのは厳しいし、観光するには時間足りないよな。何度も名古屋来てるからそんなに見たいところもないし・・・あっそうだ!あそこにチェックすればいいんだっ!」とひらめき、某所に向かいました。
名城公園に到着。
目の前になるのが、2014年に開設された愛知学院大学 名城公園キャンパス。
2020年に拡張工事を行い、現在は商学部・経営学部・経済学部・法学部の4学部のキャンパスになってます。
東京もそうですがキャンパスの都心回帰が名古屋でも始まっていて、2010年に愛知工業大学、2012年に愛知大学、2015年に名古屋女子大学と愛知みずほ大学と南山大学、2016年に名城大学が名古屋市内に新キャンパスを作って移転しています。
で、2022年にこの場所に移転するのが、
名古屋造形大学なんです。
名古屋造形大学は学校法人同朋学園が開設する大学で、同朋学園さんは他に同朋大学、名古屋音楽大学、同朋高等学校、同朋大学附属同朋幼稚園も運営されています。
美大愛好家として注目すべきは、2008年に名古屋造形芸術大学から名古屋造形大学に校名変更してることかな。
京都造形芸術大学は「造形芸術の枠を超えた」から「造形」を外して京都芸術大学になったけど、名古屋造形芸術大学は「造形芸術に収まりきらない」ので「芸術」を外してるんですね。この考え方の違い、面白くないですか?
手羽は2007年に小牧キャンパスを訪問させてもらっていて、
■ムサビ日記 -室長の手羽-: 手羽ちゃんのドキドキ名古屋造形大学潜入レポート
それ以降にも1回オープンキャンパスにこっそり参加(笑)
で、その小牧キャンパスからこの名城公園東側の国有地(国家公務員用住宅跡地)に移転することを2018年正式発表したんです。
■名古屋造形大学は、2022年春に名古屋市・名城2丁目へ移転します。
名城公園駅真上にある約20000㎡の敷地に地下1階・地上4階の建物を作って、そこに全部移転してくる、と。
最近志願者募集で苦戦されてましたが、移転発表したあたりから志願者が順調に伸びてるんですよね。
山本理顕学長自ら設計されてます。てことは設計料が無料ってことなのかな?
実は2019年2月にこの移転先を手羽は訪問してまして。
■【手羽の卒展旅シリーズ5】名古屋造形大学卒業制作展に行ってきた【トクサツガガガ展も】
キャンパス訪問とか現状を見るだけでは物足りなくなってきて、移転先を見て「自分だったらここに正門作って、ここに広場作って、こっちに外から見える公開型アトリエ作ってスタバ入れて。あ、この方向はマンションがあるから音を出る工房は無理だな・・地下に作るか」と妄想するのが楽しく楽しくて。はい、自分でも危険な領域に達してのはわかってます。
その時にほぼ同じ場所で撮った写真と比べてみましょう。2年でどう変わったか。
↑これが
↑こう。
↑これが
↑こう。
あの大量にあった寂れた団地が全部なくなって、大きな建物1個できてるんだから感慨深いです。
よーく見ると中央は巨大な抜けた空間になってる。
ここは「アートストリート」という名称がついてて、大屋根に覆われた空間は地域に開放し、お店やレストランやギャラリーが並び、音楽コンサートを開いたりする場所になるそう。
にしても、小牧キャンパスの機能が本当に全部ここに入るのかな・・2020年に1学科5領域(美術表現、映像文学、地域社会圏、空間作法、情報表現)へコンパクトに改組してるけど、音や振動、匂いがでる彫刻の工房とかは小牧に残したりしないのかしら。
大きなテラスがグルっと建物をまわってるのがわかります。
名古屋造形さんが動画で新キャンパスを解説してるんだけど、
2021年4月が最新更新。
なので、勝手に動画撮影してきました(笑)
名城公園駅から地上に上がってくるシーンから始まります。
ちなみに学校法人同朋学園さんは同朋大学を移転する計画もあるようですが、ちょっとこちらは隣接施設で揉めてるよう。
■大学、馬券場隣接を批判 同朋学園理事が反対表明 名古屋競馬場跡地:朝日新聞デジタル
そうそう。7月30日にキャンパス移転に関するこういう面白いイベントがありますよ。
■7月30日(金) 特別公開講座「世界・都市・三間四方2021」(文化芸術推進事業) | 名古屋造形大学
構内に特設された野外舞台で、山本理顕学長原案、劇作家・佐藤信さん構成・演出の対話をテーマにしたオリジナル演劇「世界・都市・三間四方2021」を上演するそう。
現校舎とのお別れ行事とのことで、興味ある方はぜひ。
てな感じでなんやかんややってたら10時過ぎたので、名古屋市中小企業振興館 吹上ホールへ向かって、この話に続きます。
以上、昨日はスケートボードを最後まで見てて、「すげー」と語彙力少なめに感動してた手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。