武蔵野美術大学 卒業・修了制作展に1時間だけ行ってきた【学生さんの展示も宣伝】 #卒展

2021年3月12日(金)

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いよいよ始まりました!!
令和二年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展

●会期:2021年3月11日(木)-14日(日)
●時間:9:00-17:00*入場は16:00まで
●会場:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
●入場無料

●事前予約制*定員に達しました。
●車でのご来場はお控ください。


勤務日だったんで、昼休みの時間を使って、少しだけ今年の卒展を見てきました。
「ムサビ卒展を毎年見てて、キャンパスマップも全部頭に入ってて、展覧会はかなりのスピードでサクサクと見ていく手羽でさえ、1時間だとこれくらいしか見れない」といういいサンプルになってるかも。
 


例年の平日木曜日は外からのお客さんが来ないんで、学内関係者向きの内覧会のようにやってたけど

かなりお客さんが来てました。
恐らく事前予約制で人が分散されたからで、こういう影響があるんだなあ。

それと「こんな暖かい卒展は初めてかもしれない」と思ったけど、考えてみたらいつもは1月だ。気持ちも暖かくなるから3月開催も悪くないですね。

入り口テントで検温後、パンフレットを受け取ってください。

パンフレットが北キャンパスと南キャンパスの通行手形になります。

最初紹介するのはもちろん2つしかありません。
まずはできたばかりの16号館。

感想は「遠い・・」かな(笑)

サインの通り、どんどん進みます。


  • ズンズンと


  • ズンズンズンと


  • ズンズンズンズンと

心が折れそうになった時にようやく16号館が見えた(涙)

それもそのはず、

北キャンパスの一番端っこなんです。
ムサビはタマビみたいに坂道ないから歩きやすいけど、学内全体がギャラリーなもんで、卒展ではかなり歩くことになります。ハイヒールやサンダルは絶対にやめましょ。

でも、16号館見学はこれだけ歩く価値は十分にあります。
16号館については、詳細が書かれてるこちらをまずご覧ください。
長坂常 / スキーマ建築計画が完成させた、“自走する建築、学生がつくる校舎”をコンセプトとする「武蔵野美術大学 16号館」をレポート@archiphoto

工芸工業デザイン学科インテリアデザインコース以外に映像学科や体育研の個人研究室も入っています。

短大を廃止した時、その跡地をいろんな学科に分け与えた関係で、昨日の記事でも書いたとおり、飛び地があちこちに点在する状態になってしまいました。
「100周年に向けて再配置し、整理しよう。そのためには玉突き移転の逃げ場が必要」ということで建てられたのが、この16号館です。なので当初学内では「再配置棟」と呼んでました。
今回がその玉突き移転のスタートで、ここからしばらく鷹の台キャンパス内で各学科の玉突きが行われます。

さ、中に入ってみましょ。

1階で展示をしています。
最近のインテリア卒展は撮影禁止だったんで、手羽美★で紹介するのは久しぶり。

これが噂のスタンプサイン。

学生さんが「明日、親とかおばあちゃんとか来るけど、『私の4年間かけた卒制は、小さなこの光でした』って言わなくちゃいけない」と言ってました。「いやいや、光じゃなくこの空間を作ったんだよ」と心の中で応援。


実は2020年11月19日、工事の視察で16号館へ入る機会があったんです。入院直前。

これがその時の写真なんだけど、

この時の印象と全然変わらなくて(笑)
「内装とか全然だけど間に合うのかな?」と思ってたけど、これでだいたいできてたんですね。


次にもう一つ初日に紹介しておきたい場所へ。
やはり北キャンパスの

15号館でやってる大学院クリエイティブリーダーシップコースの修了制作展です。

記念すべき第1期生、初めての修了制作展だから、今年の卒展では絶対に外せない場所。

論文中心だと聞いてたんで、思ってたよりもパネルや実物があった印象。
なんとなく明星大学デザイン学部の卒業研究展をもっと研究寄りに持って行った感じかな?

「この作品気になるなあ」と思うものがことごとく井口ゼミ。
長い付き合いですっかり井口っ子になってたんだと認識。

あ、タマビの職員さんが偵察にきてる。

ま、そういうことですね。


キャプションにQRコードがあり、アクセスすると研究概要を読むことができます。
で、そのサイトでわかったけど、こんなイベントが計画されてるそうですね。

CL×NEXT-D LOUNGE 2021
●日時:2021年3月21日(日) 14:00〜17:30
●主催:武蔵野美術大学造形構想学部 造形構想研究学科 Creative Leadershipコース、Creative Innovation学科に在籍する有志学生
●公式サイト:https://cl2021degree.studio.site
【タイムテーブル】
14:00〜14:25 CLの創設経緯と2年間の振り返り
14:35〜15:00 1期生トーク
15:10〜15:35 1期生による研究内容の発表
15:45〜16:10 造形構想学部 (CI学科)の紹介
16:20〜16:45 Open Market の紹介
16:55〜17:20 春以降の展望

「本イベントでは、学長、教授陣、院生、今春から市ヶ谷キャンパスへ通い出す学部生が、勢揃いでこれまでとこれからについて熱く語ります」って、そろそろ手羽の出番なんじゃないの?!
ここで見れるそうです。

3月21日、お楽しみに!


んで、すっかり忘れてたけど、ここも去年出来た建物でした。

7号館と8号館の間にできた、エレベータ棟と屋外作業場。
エレベータ棟のおかげで、デザイン系の建物はほとんどエレベータでいけるようになりました。ここまでが長かった!

屋外作業場は、

屋根でも作業や展示ができるようになってます。
これで昼休み終了。
やっぱり2教室見るだけで1時間かかるなあ・・。


昨日知った卒展情報を共有します。
例年作ってる学科独自のパンフレットですが、コロナの関係でデザイン情報学科は今年作らなかったそうです。代わりにスマホで見れるようになったそう。

基礎デはパンフ作っています。



またテントで学生広報局が作ったオリジナルマップがもらえるそうです。

こちらもぜひゲットしてください。

卒展レポートはまだまだ続くっ!


ここから学生さんの展示を勝手に宣伝っ!!
カブって紹介してたらごめんなさい。


他にちろっと見たものだと、

10号館の東京タワーとかよく出来てたし、個人的には10号館104Aの作品が好きです。ぜひ見に行ってみて。

学生さんに業務連絡なんですが、


  • 宣伝を頼まれた作品。9号館1階です

「手羽さん、私の展示も宣伝してくださいよ。あ、前からイケメンと思ってましたから」と会場で何人かから直接言われたんだけど、「イケメン」って言葉に全然心がこもってないのは仕方ないにしろ、SNSでつぶやいてこそのギブアンドテイクなんであって、直接言われてもダメなのよ。そこわかってもわらないと。


以上、

半旗を見ながら、10年前の3月11日を思い出してた手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。