【研修の最終目標】念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた4

2019年10月11日(金)

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10月4日に開催された、初めてとなる東京4美大合同の若手職員SD研修の様子をレポートしています。
これまでの話はこちら。
念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた1
【ロッカーと美大】念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた2
【これからの美大とは 】念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた3

お偉いさんたちも集まり、最終プレゼンに突入!

最終プレゼンには制限時間以外にもう二つ条件を入れてました。
*必ず全員に(なんでもいいから)役割を作ること。
*NGワード:「リカレント教育」「生涯学習」「社会連携」


手羽が大嫌いなグループプレゼンが「一人だけしゃべって、後のメンバーはステージの端っこで立ってるだけ」でして、あれほど馬鹿らしいものはなく。プレゼン時間が1分しかなければ別だけど。そうしないと途中から「自分はもういいや」ってなっちゃうんですよね。東工大合同ワークショップでもこれを毎回条件に入れてるぐらいで。

そして、「響きのいい使いやすい言葉でまとめられたら嫌だなあ」と思ったので、M澤くんと話し合い、NGワードを設定しました。多分これをやってないとみんな「これからは少子化だから、大学は生涯学習と社会連携が必要です!」みたいなことをいいそうだったんで。そんな普通のことを「若い視点で発見しました!」みたいな顔でプレゼンされても、と(性格悪い)

全部のグループに二人ずつお偉いさんからコメントをしてもらいました。

「手羽さんの総評も聞きたかった」と参加者から感想をいただきましたが、「次はどのお偉いさんに振ろう」と必死に計算してて、あんまりグループプレゼン聞いてなくて(えっ)
名前を間違えつつも(笑)、大学を変えながら全員に振ったのに誰か気が付いてくれたかしら。この小さな気遣いが出世の道なんです(お前に言われたくない)

2つコメントするなら。
5グループあれば1グループぐらいくだけた提案をしそうなものだけど、ちょっと固めの結論が多かったかなあ、という印象は持ちました。
でもこれはアイスブレイクでほぐしきれない状態でグループワークショップに入ってしまった手羽の反省。

2つ目は、あえてお題に「自分たちができること」という言葉を入れたのは、「自分ではない誰かがやってくれる」ではなく「自分事」として考えてほしい、と思ってたんです。
誰かで終わるな。」です(笑)
「いい提案ですね。で、あなたはそれに向けて何ができる?やろうと思う?」というメッセージを含めてたんだけど、多くのグループがなんとなく他人事のような感じで、そこが足りてない感はありました。
短い時間だったからそこまでは無理だったと思いますが、ぜひ大学に帰ってから「自分事」としてそれを達成するためになにができるかを考えてもらえれば。

総括は来年の合同SD研修の幹事校である女子美術大学さん。
次回も若手対象なのか、はたまた中堅対象にするか、それとも部署ごと、役職ごとにするかはこれから検討。


この合同SD研修の手羽の個人的な最終目標は
若手職員による4美大合同改革プロジェクトチーム、
そこからの各理事長・学長へ提言

だったりします。夢は大きく。でも夢っていうほど難しいことでもない。

最初のレポートで書いたとおり、「来年の受験生獲得」は各美大で競い合うべきだけど、「10年後、20年度の美大や美術教育」は1大学では解決できないんで、美大が連携して考える必要があります。
で、美大職員は「一番身近な『世の中の人』」なんですね。
美大職員の9割は一般大学出身者で、「大多数が美大外の美大関係者」という立場は事務職員だけ。
最近まで美大とは関係なかったけど、「美大を理解しなくちゃ」「なんとかしなくちゃ」と思ってる若い人達が連携して分析した声を受け入れない理事長や学長はまずいません。
そして提案することで、その改革をすぐに実践できる大学かどうかがわかるメリットもあります。
そのための準備、という認識で今回のSD研修を手羽は取り組み、前提講義も最後にそこでまとめました(笑)
実現させませんか?>皆さん

最後にチェックアウト。
今日の気づきなどをグループで共有してもらいました。

手羽の気づきというか、ちょっと気になったのはグループワークショップ中にLINEをやる人が数名いたこと。見るぐらいは別にいいんだけど、短い時間でみんな話し合ってる場で返事書いてるのがショックで。せっかくのグループワークショップだよ?と。
こういうのはおじさんの指摘なのかな・・。

で、後日、皆さんに感想と一緒に「今後やってほしい研修」を提出してもらいました。

一番多かったのが「他大学見学」
個人的には「勝手に他大学のオーキャンとか学園祭とか公開講座とかに参加すればいいし、いくらでもチャンスはあるのに、業務じゃないと行かないのかな?」と思ったりもするんだけどね。手羽なんてタピオカミルクティー飲むためだけに東京造形大に行ってるぐらい。
あ、おっさんの若手批判じゃなく、ここから想像できるのは「どの大学も『開かれた大学』『どなたでも参加できます』と広報してるけど、実際はフラっと遊びに行っていいのか、受験生じゃない人間が学内に入っていいのか普通の人は迷っている」のを表してるとも言えます。大学職員でさえそうなんだから。

また「部署・業務ごとの研修をやってほしい」という声も多かったです。
これも難しいのは、会議っぽくなると盛り上がらないので何か仕掛けが必要なのと、「それなら私大協や私大連等他主催の研修会でよくね?」「業務担当者括りだと2名ずつぐらいで全大学で8名にしかならないよ?」という疑問もあり、「4美大合同で研修としてやる意義」をどうやって出すか。
「情報共有」が目的であれば教務ベース、学生生活ベースで5美大、6美大とかのグルーピングが既にありますし。

それと実際にやろうとすると気が付くはずですが、ごっそり同じ業務の人間が大学からいなくなっても大丈夫で、なおかつ4大学が重なる日ってあるか?という現実問題もね。多分日曜祝日しかない。そうなってくると別の問題も発生してくる。
と即答できるぐらい、このあたりのことは昔から話しつくされてて(笑)
今回の「若手職員括り」でさえ日程調整が難航して、唯一「10月4日」だけ大丈夫だったんす。


と、いろいろ書いてきましたが、くどいけど今回の最大の趣旨は「美大職員の仲間を増やそう」

市ヶ谷キャンパス近くの中華屋さんで懇親会。
ちなみに「あ。これから懇親会があるんですけど来ます?」と誘ったら

長澤学長が急遽参加してくれた、この軽快さはさすが。

今回はあくまでもきっかけであり、皆さんラインで連絡しあって若手飲み会を開いてもらえれば。
これにて東京4美大合同若手職員SD研修レポート終わり!


以上、総務の金令木くんから「手羽さんの講義よかったですよ」と言われ、「そう?(嬉)何がよかった?」と聞いたら「いや、覚えてないんですけど」と言われた手羽がお送りいたしました。
覚えてないんかーーい。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中