【これからの美大とは 】念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた3

2019年10月10日(木)

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10月4日に開催された、初めてとなる東京4美大合同の若手職員SD研修の様子をレポートしています。
これまでの話はこちら。
念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた1
【ロッカーと美大】念願の東京4美大合同若手職員SD研修をやってきた2

あ、訂正がございます。
昨日、吉祥寺にある某東京の女子の大学卒のスタッフから「うちの大学にもロッカーありましたよ。体育館靴とか英英辞典とか置いてた」とコメントをもらいました。
早稲田とか大規模校じゃなく、入学定員1000人ぐらいの小規模の大学なら美大・一般大学関係なくロッカーはあるのかもしれません。
しかし、英英辞典ってなんでわざわざ英語を英語で調べるのか英検3級の手羽には意味がわからない。おかゆをおかずにしてごはん食べるようなもんでしょ(全然違う)

アイスブレイクの後は、いよいよこの研修の本題、グループワークショップに突入。

その前に、皆さんにスペシャルゲストを紹介します。
このために来てもらいました。

長澤学長です!
これからの若手職員さんを応援するためにわざわざこのために来てもらったんです!!

嘘です。たまたま学長が取材で市ヶ谷キャンパスに来てて、ワークショップ入る前に文房具を取りにいったらたまたま事務局で会ったから「あ、ついでだからなんかしゃべります?」とお願いしたら、しゃべってくれた、と。
この軽快さはさすがというか。

グループワークショップのお題はこちら。

「これからの美大は●●である」をテーマに、「将来の美大があるべき姿」「そのために自分たちができること」等を話し合って、プレゼンテーションしてください。
*タイトルは「これからの美大は●●である」と必ずつけること。
*まずは美大が得意とすること、苦手とすること、美大らしいと感じたこと、美大で働く前と就職後のイメージ差異等を話し合おう。
*「今後美大がやるべきこと」「そのために職員(自分達)ができること」等を議論メモと一緒に模造紙にまとめてください。
*グループプレゼン時間は各4分


これを2時間弱でやるというもの。

初めての合同SD研修のグループワークショップをどういうテーマにするか、管理職部会でも議論しました。

手羽は3案考えていて、A案は東工大×ムサビ合同ワークショップみたいに全然関係ないようなお題を話し合う議論展開力トレーニングプラン。B案は事前調べをやって大学改革のシミュレーションをやる具体力トレーニングのプラン。

個人的にはB案推しでした。その方が面白そうだったんで(笑)
ただ、今回の参加者は入職5年以内の職員。5年目の方もいれば新卒やこの4月に入職された転職組もいる。部署も含め皆さんの大学経験値がバラバラの中で具体的な議論をするにはまだ難しいだろう、と。ま、多分B案をやるなら中堅職員向け研修なんでしょうね。
それと2時間弱では込み入った話は無理なので、このテーマに決まりました。
最終プレゼンの精度を求めるなら違うものにしたけど、今回の最大の趣旨は「仲間を作ろう」なので
、結論はどうでもよく、話しやすさを優先してフワフワなお題の方にした、と。
なので事前課題はグループワークショップにつなげるための前置き、「最初の雑談に使ってもらえれば」ぐらいなもので、これが3つ目の理由。


  • 名札に五美大展カラーを使うとか、所属大学が一目でわかるようにすればよかったなあ

後ろで聞いてるのは東京造形のM澤くん。
M澤くんには「ちょっと彼らを引っ掻き回してもらえる?」とこっそりお願いも(笑)

グループワークショップ中、ムサビスタッフが誰もいなくなってしまって、手羽一人で進行と講師とファシリテータと資料や材料配布と撮影と記録を全部やるはめになってしまい、M澤くんにかなり手伝ってもらいました。このシリーズの写真の半分ぐらいはM澤くんが撮ったものを使ってます。
M澤くんからは「何でも一人でできてしまうから信用されてるのか、学内での人徳がないからなんじゃない?」と言われたけども。それは心で気が付いてても口にしちゃいけないやつ!

面白いなーと思ったのは、ホーム意識が生まれるのか、なんとなくムサビ職員がリーダーシップを取っていたグループが多かったんです。自大学内だから緊張しないのか、別に彼らに伝えてたわけじゃないけど「幹事校だ!なんとかしなくちゃ!」という意識が自然と芽生えるのか、ムサビ職員が優秀なのか。
他大学でグループワークショップをやるとどうなるか試してみたいです。

「上から写真撮りたいな」とテーブルに乗ろうとしたら、椅子がくるくる回ってしまって、2回転回った後の手羽の図。

そうやって撮った写真がこれ。

はい、終了ーーー!!!

お偉いさん達も合流し、いよいよ最終プレゼンへ。

つづく!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。