【絆創膏って】TeiP SchooL 第1期 公開プレゼン (卒業式)に行ってきた

2019年8月25日(日)

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7月24日(土)、朝9時半。

手羽はお祭りモード一色の立川にいました。
ムサビと立川駅がバスでつながってる」といっても、特に立川の用事もなく、自宅も反対方向なんで、こうやって街を歩くのはほんと久しぶり。

向かった先は、

駅前にある「たましん事業支援センター(WINセンター)」。

ここに何し来たかというと、

TeiP SchooL 第1期 公開プレゼン &卒業式だったのです。


TeiP SchooL については以前書いたこちらをご覧ください。
【クリエイターと地域をつむぐ】TeiP(Tama editorial incubation Platform)SchooL開校!受講生募集中!!
クリエイター・ビジネスマン・自治体職員・コーディネーター・プロデューサー等がいっしょに学ぶことで知恵と経験と人脈を増やし、これまでにない相乗効果を発生させ、地域と仕事をより面白くするための実践的な学びと交流の場として、この3月にTeiP SchooLが開校しました。


手羽も講師として3月に登壇してまして、
【アートとデザインと美大を知る】第1期TeiPスクールをやってきた【地域にデザインをつなげる】

前半3ヶ月がクリエイティブな仕事をするための知識や手法を学ぶ場、

後半は具体的なテーマを少人数で取り組む「課題解決と価値創造グループワーク」という形で実施しています。
んで、いよいよその発表会があるっていうんだから、関係者の一人として聞かないわけにはいかないっしょ。


  • 発表会前にポスターセッションの準備をしてた


  • ほとんど文化祭状態(笑)


さて、いよいよ始まります。


  • 発起人である明星大・萩原修先生

会場はこんな感じ。
多摩信用金庫(たましん)さんは、「地域に貢献したい」「多摩地域で働きたい」と考える学生を増やすことを目的に多摩エリアの学生を集めて「たましん学生塾」という取り組みを行っていて、その受講生も来てました。

各グループの発表を見ていきましょ。


  • 国立駅に再設置される三角駅舎を使ったイベント提案

こちらのグループは多摩エリアの大学1年生を対象に、多摩に興味をもらうためのフリーマガジンの発刊提案。


  • 見本誌も作ってありました

まずはTAC(多摩アカデミックコンソーシアム)の加盟大学からってことなんで、何かご協力できることがあれば言ってください。


  • このチームは名刺大サイズの多摩エリアマップの提案


  • 多摩+MAPで「たまっぷ」。


  • こちらはオープンテーブルの提案


  • こっちは地域の人に会い、それをメディアに起こす提案

すごいのはこのグループでして。

コンセプトが「絆創膏と種」で、絆創膏は決して根本治療ではないけど、張った絆創膏を見ると大丈夫な気がするし、張ってくれた人の気持ちを感じるもの。
転んだ記憶(もやもやしてる気持ち)は成長の種。
もやもやの本質的な解決にならなくても絆創膏のような存在を作りたい。


  • 事業計画・タイムテーブル、原価計算などはどのチームもやってた。さすが

で、コンセプト作りで終わらずに、なんとイベントを開催しちゃうんです!!
もやぴのぼうけんVol.1 『人生のはじまりとおわりを考えるワークショップ』

●日程:2019年10月20日 (日)
●時間:14:00 - 17:00
●参加費:3,500円
●申込:Peatixにてチケット購入

メンバーに医療系の方が二人いるのも強いけど、クリエイターとつながった時の「具体化させるパワーとスピード感」を感じますね。


ところで、このチームのプレゼンを聞きながら気が付いたことがあるんです。

「バンソウコウって『絆を創る薬』って書くんだな。てことは絆創を英語にすると『ソーシャルクリエイティブ』じゃね?」
と。
手羽偉い。・・誰か使ってください。


ここから総括。

手羽と一緒に講義をやった河野さんがなぜか総括してる(笑)
実はあの直後に河野さんはグリーンズを退職し、TeiP SchooLの運営側に参加され、後半戦はずっとファシリテータとしてかかわってたんですよ。

手羽からも少しコメント書かせてもらいます。

いつも学生のワークショップや産学連携事業の最終プレゼンを聞いてるので、「大人が3か月間本気を考えた企画」にすごく興味を持ってました。
「実現性」がベースにあるから、お金のことや事業性も含めてちゃんと考えられてると感じる一方、1テーマに振り切ったアイデアが1チームぐらいあってもよかったかなーと。
学生さんのプレゼンは「そりゃ実現無理じゃね?(笑)」と感じるものも多いけど、プレゼンする方もされる方も「無理かもしれないけどやってみたいね」と言えるものが多いし、聞きながら「あ、こういう展開だといけるんじゃね?」といろいろひらめくことが多いんです。「実現させたい」という気持ちが起きる、いわゆる0を1にする種(0のままもありえる)。
なんとなく今回のアイデアは2を3.3ぐらいにするものが多かった印象。
あ、否定ではなく「やる側がワクワクしながら楽しくそれを継続実行できるのかな?」というのが心配で。
好き勝手なこと書いてますが、なにより半年間ずっと思考を継続したことはすごいことです。皆さん実現に向けて頑張ってください!!


そしてポスターセッション。

無事にプレゼンが終わって皆さん笑顔でした。


最後に卒業式。

第1期の皆さん、ご卒業おめでとうございます!!


・・でもこれで終わりではありません(えっ)

萩原先生が初回に語った言葉覚えてますでしょうか。
「このTeiPスクールでは
・6か月間に積極的に一緒に仕事ができる仲間をつくる
・6か月の間に実験的にクリエイティブな仕事をつくる
・6か月が終わっても、志をもって継続するプロジェクトを続ける
を目標にしましょう」

と。
プレゼンして終わりじゃそのへんの教室と同じで、「継続するプロジェクトにすること」が最初から設定された目標なんです。あくまでも今回は「中間プレゼン」ぐらいなもんで、10月にアフターフォロー回を行うことが発表されました。そう、卒業生が新しいコミュニティを作ることをサポートし、更に具体的な仕事の依頼や仕事創出へ向けての取り組みをフォローするんです。
そこまで含まれた参加費って考えるとほんと安い。
みんな参加するしかない。


というわけで。
現在TeiP SchooL第2期のメンバーを募集しています!
TeiP SchooL 2期「地域資源を活かした商品・サービスを考える」

●開校期間:2期 2019年9月〜2020年2月(6ヶ月)
●開催場所:多摩エリアの創業支援施設、デザイン関連施設など
●募集定員:24名
●応募資格:TeiP SchooLの趣旨を理解し、カリキュラムに積極的に参加し、主体的に課題に取り組む意思があること。
●参加費:36,000円(税抜)


36,000円と聞くと「え?」と感じるかもしれませんが、このレクチャーの回数と期間、サポート体制を考えると「ほんとにこの金額で大丈夫なの?」と思っちゃいますね。
昨日は卒業式の後に、

既に第2期参加を決めてる人と第1期卒業生が「地域資源」についてのディスカッションをやってます。
募集締切は2019年8月31日(土)。今週末です。迷ってたら申し込もう!


以上、せっかく立川に来たので、いつもお世話になってる

老舗和菓子屋「立川伊勢屋」で和菓子とおいなりさんを買って帰った手羽がお送りいたしました。若女将は近所の小学生の夏休みの宿題で「一番忙しいのはいつですか?」とかインタビューを受けてた(笑)
立川伊勢屋さんのおいなりさんが甘くて甘くてほんとうまいんすよ。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。