【アートとデザインと美大を知る】第1期TeiPスクールをやってきた【地域にデザインをつなげる】

2019年3月24日(日)

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3月23日(土)午前9時、手羽は三鷹ルームにいました。

あ、三鷹ルームについてはこちらをご覧ください。
武蔵野美術大学三鷹ルームに行ってきた
ちなみに上記記事を書いた以降、1階にProduction I.Gのスタジオも入って、よりアニメ制作会社だらけのビルになりました(笑)


何しに来たかと言うと、TeiPスクールの2日目だったんです。
TeiP SchooLの詳細、それと初日の様子は2週間前の記事をご覧ください。
【クリエイターと地域をつむぐ】TeiP(Tama editorial incubation Platform)SchooL開校!受講生募集中!!

午前は、NPO法人グリーンズ・河野 奈保子さんによる「03地域にデザインをつなげる」
考えてみたら河野さんが進行役とかファシリテータ、聞き役をしてるシーンをよく見てるんで、単独でしゃべってる姿を見るのは初めてかも。新鮮。
あ、河野さんが講義内ですすめてたサイトはこちらです。
地域づくりを活気づける「熱量“保温”の法則」とは? モーフィング酒井博基さんとsocial unit UDON二ノ宮傑さんが「地域のクリエイティブ」を考えた
なんだ、酒井くんの話じゃん。


途中簡単なワークショップもありました。

「地域にデザインをつなげる」といっても、そもそも仕事相手の「仕事」をどれくらい知っているんだろうか?
一緒に仕事をするうえで、どういうものが障壁になるのか?どうやって乗り越えていくのか?
それを共有すためにとりあえず自分の仕事を説明してみよう!ってことで、1と2はリラックスして 思いついたものを全部書き、3と4はこれまで体験や想い、 未来への希望も含めて書く、と。

それを周りの人と共有しよう。

・・前回も書いたけど、超人見知り・ATフィールドを張ってしまう手羽はこういうワークショップがほんと苦手で、すぐに周りとしゃべれる参加者を尊敬・・。

最後は「委ね合う」という言葉で終了。
いい言葉だなあ。融合でもなく委ね合う。


そして、いよいよ午後の部。
はい、

手羽の出番です。
アートとデザインと美大を知る」という話を90分・・嘘です。ちょっと時間超えて100分話させてもらいました。


スライドシートを作り出して、「これ、なかなか難しいリクエストだな・・」と気が付きまして。。

まずなんといっても、他講師の方は肩書がしっかりしてる人ばかりなのに手羽は美大愛好家ですからね。ペンネームと「趣味」が肩書なのは手羽だけっすよ。「お前、なにもんだよ?」で。

そして有料のシリーズ講座の一つとして登壇するのも初めて。
また、普段は美大受験を考えてる高校生や親御さん、美大生か美大・クリエイティブ関係者向けか、もしくは美大関係者が一人もいない場でしゃべってるので、どっちかにバランスを振って話を構成しています。
でも事前にみせてもらったプロフィールから推測するに、だいたい半々ぐらいが美大などで美術教育を受けた方かイラストレータやカメラマン等クリエイティブ業をされてる方。
となると、美大の初歩的すぎる話をしても半分は「そんなの知ってるよ」だし、といってそこを抜きに話したら半分は意味がわからないだろうし・・。


結局ベースはインターンシップ演習のスライドを使いつつも、地域系の話を中心に半分以上書きおろしました。一度ちゃんと思ってることをまとめたいと思ってたこともあり。
こんなに苦戦したのは久しぶりで、当日朝でも完成してなく、河野さんの講義後、昼休みの間も会場で作るはめに。D-LANDの酒井くんから「勉強が終わってなくて昼休みに残ってやらされてるやつみたいっすね」と言われた(ちなみに酒井くんは「手羽、スベろスベろ」と念だけ送って途中で帰った)

手羽のプレゼンを聞いた人はわかると思いますが、最初から最後まで伏線でつながってるのでシートを飛ばすわけにもいかず、いつもはやる前にざっくりの時間を測るんだけど、それも今回はできず、時間内に終わるか不安で不安で。
なので「言われてた90分を過ぎて100分しゃべった」といっても、一応持ち時間内に終わらせられたのは上出来。というか神技。やればできる(笑)

最終的には河野さんの素敵な言葉をパクる余裕も。
自治体職員向けのスライドができたので、近隣自治体の方、講演依頼お待ちしております(笑)

ひとつだけしゃべった内容を書くと、「アート版のフィルム・コミッションみたいな組織が地域にほしいなあ」という話。
フィルム・コミッションとは映画の撮影などで誘致・警察への手続き・ロケハンのサポート、ロケ弁の手配などをしてくれる組織です。フィルム・コミッションがある地域は、撮影も多く、それで町おこしに成功しているところもあります。
大きな自治体だと「文化芸術振興課」みたいな部署があるけど、あくまでも「文化芸術振興」であって、その手のことってボランティアベースや個人でやってることがほとんど。文化芸術全体に関するそういう組織が自治体と美大の間に入ると、お互いもっと楽にいい面を出して委ね合うことができるんじゃなかろうか。
といって、アート・コミッション(仮)だけではやっていけないのは当然。アニメ聖地で町おこしもいいけど上位組織にアート・コミッション(仮)があって、その下に映画やアニメ、アート部門という構成が理想的なんじゃないか、と。
ただ何にしろ「お金」はかかるわけですが。


今回、自分が美大愛好家として、そして社会連携チームでやってきたことの総まとめ・振り返りにもなったので、貴重な機会を与えてくれた萩原先生に感謝しております。ありがとうございました!
皆さんがどんな感想をお持ちになったのか、レポートを読むのが今から楽しみです。



そうそう、終わった後に参加者の方から聞いたのですが、福生にリリーフランキーさんが描いた壁画があるんですってね。

この写真だとわかりにくいけど、サイズは2階店舗の壁一面の巨大さで、1990年頃にリリーさんが寝袋で10日以上寝泊まりしながら描いたもの。(エッセー「美女と野球」にも出てきます)

でもこの壁画が、道路拡幅工事で取り壊される可能性があるんだとか。
リリー・フランキー 福生 壁画 取り壊される ?
2015年頃の記事ですね。全く知らなかった・・・。
このサイズだと保存というわけにもいかないし・・・まさに「地域の発展と美術」の問題。


以上、

端っこに追いやられてたムサビ日記を正面に置くテロ行為をして帰った手羽がお送りいたしました。

さ、この2週間ぐらいの出来事を明日から一気に放出しまっせ。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中