「メディア芸術祭」と「夢ナビライブ」と「卒業生(教育実習生)に聞こう」に行ってきた

2019年6月9日(日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

6月8日(土)、日本科学未来館に行ってきました。

前に来たのは「テオヤンセン展」。
3,4年振りぐらいのつもりで検索したら2011年だった。
美大日記|テオ・ヤンセン展に行ってきた1
こういう時に日記って便利・・ってそういうことじゃなく、もうあれから8年たってた衝撃。
未来館って子供が大きくなると足が向かなくなる場所でもあるなあ。あ、ちなみにミニビーストはまだ家に飾ってあります。

テオヤンセン展の時は大改修中だったGeo-Cosmosもきれいに稼働してた。

で、何しに来たかというと、

第22回文化庁メディア芸術祭を見るためです。
できるだけ毎年チェックするようにしてるイベントで、以前は国立新美術館でやってたけど、ICCでやったり、最近は場所がちょこちょこ移動してますね。今年は日本科学未来館。

到着してすぐに

チコちゃんに遭遇。
これは朝から縁起がいい。

というのも、「チコちゃんに叱られる!」はエンターテインメント部門で大賞受賞してるんです。
ただ、(半分シャレも入ってると思うけど)番組に「働き方改革コーナー」ができたように、チコちゃんのCG処理は大変そうで、エンターテインメントはそういう方々に支えられてるんだなあ、と。

未来館だけあって、部屋名が「海王星」とか「木星」だったりします。

アート部門新人賞を受賞された(euglena)さんの「watage」

手羽は(euglena)さんの作品をSICF18や「アーッ!!ト叫ぶアート展」で見てきたけど、どんどん売れっ子作家さんになってるし、見せ方も洗練されてきましたね。(なぜ上から目線)

ただ今回違う意味で話題になってしまい・・。
展示作品の取り扱いと紛失についてのお詫びと今後の対策


  • 天井低いのが残念だけど、受賞マンガをゆっくり読めるスペースがあるのはありがたい

ムサビ絡みでは、小池 一子先生が功労賞を受賞されたんです。おめでとうございます!!

会場は未来館だけじゃなく、すぐ横の

湾岸スタジオでも展示されてます。

さすが湾岸スタジオだけあって、天井を見ると、


  • こんな感じだったり


  • めざましテレビのセットがあったり。

「あ。お台場といえば、今日はアレやってたっけ?」とスマホで検索するとそうだった。

この日は恐らく日本で一番来場者の多い受験生イベント「夢ナビライブ」がビッグサイトで行われてたんです。
というわけで、

東京ビッグサイトに到着!!
多分1年振り。

13時過ぎてたんでとりあえず腹ごなし。日比谷松本楼 東京ビッグサイト店で薬膳カレー。うまし。

で、会場に入ると・・・・


  • すんごい高校生の数・・・。

「少子化といっても東京にはまだこれだけ高校生がいるんだなあ・・アプローチが届いてないってことなんだなあ・・」と感じながら各大学の説明ブースへ。

大学アイウエオ順にブースが作られてたから、武蔵野大学・武蔵野美術大学・武蔵大学の間違い探しみたいな状態で配置されてた。

どれどれムサビはどうかな。

スタッフと学生4人が対応してました。

タマビはおもいっきったレイアウト。
でも一般大学受験生メインの会場では、こういうアプローチの方が振り向いてもらえる可能性が高い。

で2時過ぎに学長のライブトークが始まります。


  • ここもすごい人・・。

学長は海外出張から帰国したばかりだったんですよ。
よくこんなハイテンションでしゃべれるなあ・・・こりゃまだ勝てない・・・。

と、これで終わりでなく、実は手羽のメインイベントはこれからだったりするわけで・・・。

車を飛ばして、リンクロウの高校へ。

学年学級委員会・・PTAみたいなもんですが、そちらの主催で教育実習に来てる卒業生に受験や大学生活、将来のことを聞いてみよう!というイベントが開催されたのです。
リンクロウの高校は「美術科があるわけじゃないのに関東の美大には結構入学してる高校」といえば、関東美大広報関係者には伝わるはず。

実は2年前にもやはり学年学級委員会主催の「大学へ行こう!」という企画があり、役員やってる奥さんから「美大進学とか進路を決めてる子供はまだよくて、進路を決めきれない子供を持つ親に話してほしいのよ。オープンキャンパスは参考になるよ、とか。あ、美大の話は例に使ってもいいけど宣伝NGでね」と頼まれて、講演をやったことがあるんです。

その後も「美大の話だったらいつでもやるよ」と言い続けてたんだけど、「今回の教育実習生は7人いるけど美大の人がいなくて。『妙に大学のことに詳しい親」のテイであんた進行・補足役やってくれない?もし美大の質問が出たら答えてもいいけど、ムサビの宣伝NGだから」と頼まれまして。
手羽にムサビや美大の話をやらせないって、例えるならサニブラウンに「同じ陸上だから」とマラソンを語らせるようなもんで、「できなくないけど・・もったいなくね?」で。

でもやるからには中途半端にしたくなかったんで、各実習生の大学を調べて小ネタを入れていきました。例えばこんな感じ。


  • 名前は隠してあります

大学職員として大内さんには一度お会いしたいなあ、と思ってます。
でも、新人研修用プレゼン作りながら、このシートを7人分調べて作る作業がなかなか骨の折れる作業で(笑)

手羽も教育実習経験者だから、実習中は睡眠時間3時間とかになっちゃうのをよく知ってます。土曜ぐらい早く帰って寝たいところ、母校のために残ってくれた卒業生に本当に感謝いたします。
おかげさまでかなり面白い企画にすることができました。


以上、次こそは美大ネタをしゃべりたい手羽がお送りいたしました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。