ふらっとこちらへ行ってきました。
■第20回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
●会期:2017年9月16日(土)~28日(木)
●会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、東京オペラシティ アートギャラリー他
●入場料:無料
●主催:第20回文化庁メディア芸術祭実行委員会
去年までは国立新美術館でやってたけど、今年は初台のオペラシティでの開催。
手羽は家から近くなって(車で10分ぐらい)ちょっと嬉しい(笑)
せっかくICCにきたんで、まずは「オープン・スペース 2017 未来の再創造」展を見ることに。
会期が来年の3月11日まで、とすんごく長い展覧会ですが、こういうのって「いつでも行けるや」と思うとつい見逃しちゃうんですよね。ぜひ今のうちに。
で、本題のメディア芸術祭を。
ICC全体使ってやってるのかと思ってたけど、作品数的には8点ぐらいだったかな。
手羽がイメージしてた「メディア芸術」がここに集約されてた感じ。先日の記事でも書いたけど、以前は「ハイバーメディア」って言ってたカテゴリーですね(笑)
2階ではエンターテインメント部門優秀賞を受賞した「Unlimited Corridor」というVR体験をやってました。
んで、3階の東京オペラシティアートギャラリーへ移動。
多分スペースの広さ的にもここがメイン会場。
一番最初に展示されてたのが
シン・ゴジラも君の名は。もいいけど、手羽が感動したのはこれでした。
功労賞を受賞された松武秀樹さんの展示。
YMO世代な手羽ですが、松武さんの桐ダンスがナマで見れるとは思ってなくて。
そして
やはり功労賞の飯塚正夫さんの展示。
飯塚さんは手塚治虫とともに「バンクシステム」を考案した人でもあり、・・ってそんな話はよくて、ザンボット3、ガンダム、ボトムズと超ドはまり世代。ま、ボトムズは暗すぎて手羽ははまらなかったけども。
最近になってお皿を洗ってる時にふと「あ。無敵鋼人ダイターン3って『大胆』とかけてあったんだな」と気が付いて。全国のアニメ中年から「え。今そこに気が付くっ?!」とすごい勢いで突っ込まれそうだけど。
印象深かったのが、
エンターテインメイント部門新人賞の岡崎体育「MUSIC VIDEO」のコーナーで女の子が踊ってて、お母さんが「もういい加減にしなさい。あんた、これで3回目でしょ!!」と怒ってたこと。
大人は楽しめるけど、どこに女の子が、興奮して3回も曲に合わせて踊りたくなる、ハマる理由があるのか謎で(笑)
今回感じたのは、メディア芸術祭は「アートとエンターテインメントの祭典」なわけですが、そろそろ商業マンガとアニメは別のくくりの展覧会にした方がいいような気がして。今回の展示はまさにスペースが2つに分かれてたし。
「君の名は。」が大賞獲っちゃうと「あれだけヒットすりゃそりゃそうだわな」と思う一方、「世界88の国と地域から4,034点に及ぶ作品の応募があったけど、大賞は『君の名は。』なんだな・・」と切ない気持ちに。
「それだとお客さんが来ない」ってのもあるけど。
以上、有害都市を買って帰ろうとしたけど売り切れてて、スマホでポチっとした手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。