昨日、世間は新元号「令和」の発表で大騒ぎでしたが、新年度最初の日は大学の人事交代などの発表が多い日。美大ネタまとめとは別に書かせてもらいます。


その2019年4月1日、美術大学として・・・以上に私立大学として大きなニュースが飛び込んできました。
■多摩美術大学｜理事長の交代について
学校法人多摩美術大学の藤谷宣人理事長が交代されたのです。

大学ランキング2019によると理事長の年齢88歳は全国7位、在任期間28年は全国22位で、全国的にも有名な方だったんです。
なおかつ藤谷理事長は事務職員から理事長になった方であり、現在のタマビの発展は藤谷理事長のリーダーシップのもと進められたといっても過言ではなく、ほんとすごい方だなあ、と手羽も尊敬してました。本当にお疲れ様でした。

そして後任の理事長は青柳正規さん。

青柳さんは前文化庁長官で、2015年のタマビ80周年式典で基調講演をされてる姿を手羽は拝見しています。
■タマビ80周年式典に行ってきた　その１
当時はまだ長官でしたが「文化庁長官室の家具を統合デザイン学科主任教授の深澤直人さんに全部セレクトしてもらった」とサービストークされてたのをすごく覚えてます。

■学校法人多摩美術大学 平成30年度事業計画書
昨年度の事業計画書を見ると今後予定されてるタマビの大きなキャンパス整備事業が２つあり、ひとつは「女子学生寮建築計画」。所有してる八王子キャンパス南側に地上7階建ての女子寮を2019年度竣工予定で進めています。
もうひとつは「上野毛キャンパス整備計画」で、隣接する都道駒沢通り拡幅計画にかかる校地買収による校舎取り壊しと仮設校舎建築を2026年度竣工を目標にしてることを発表しています。
タマビ90周年に向けてすでに動いており、さらに発展するタマビに注目！


交代・就任ということだと、こちらは以前美大ネタまとめで紹介しましたが、
■文星芸術大学｜「あしたのジョー」ちばてつや氏、文星芸術大学学長に就任!!

ちばてつや学長体制が2019年度からスタートします。


もひとつ、

これらに比べるとほんと小さな話題なので恐縮しちゃうんだけど、ムサビは初めての2学部制に対応するため、事務組織を改編しました。
■武蔵野美術大学｜学務事務組織を変更いたしました

5グループだったものを４グループにし、「経営戦略室」と学生支援グループの中に「市ヶ谷チーム」を新設したのです。100周年に向けて法人と教学のそれぞれの強化がテーマにあるように感じてます。

また、
■武蔵野美術大学｜法人役員・大学役職等
こちらも4月1日付状態に変更されていて、長澤学長2期目の2019年度より学長特命補佐に建築学科の布施茂先生、工芸工業デザイン学科の田中桂太先生、油絵学科の高浜利也先生が就任され、そして造形学部長を油絵学科の樺山祐和先生、造形構想学部長を元映像学科でクリエイティブイノベーション学科の篠原規行先生がつとめることになりました。

はい。
この記事で、
■【まとめて紹介】15号館竣工式と所沢市締結式と4美大アラムナイにいってきた

「これは貴重な写真になるかもしれない」と書きましたが、長澤学長の両サイドで造形学部長・造形構想学部長がそばを食ってる、という写真だったんです（笑）
大学史史料室は保存してください。

ちなみにタマビ・ムサビ・女子美は学長改選年がたまたま同じで、タマビ建畠学長とムサビ長澤学長は再任したんですが、女子美は学長が交代されたはず。でもまだ公式サイトにあがってないのでこれはまた今後に。


最後はこちら。
■宝塚大学 造形芸術学部
ページを見た瞬間に「あれ？」と思うのだけど、1秒後に「あ、そういうことか」と気が付きます。
2019年3月、最後の卒業生である36名の卒業生を送り出し、宝塚大学造形芸術学部は閉鎖されました。
現在はそのメモリアルサイトになったわけですが、やっぱりちょっと寂しいですね。

■【最後の学園祭】宝塚大学造形芸術学部 学園祭「宝翔祭2018」に行ってきた。その１
■【レゴ王に俺はなる！】宝塚大学造形芸術学部 学園祭「宝翔祭2018」に行ってきた。その２
スケジュール的にかなり厳しかったけど、やっぱりこの時に行っといてよかった・・。


あとは藝大の新任教授の話などあるのですが、それは今度の美大ネタまとめで紹介します。


以上、

ある界隈の人達はこの高度に抽象化された図が何を表すのか理解できる手羽がお送りいたしました。