1月18日(金)、有休使ってようやく卒展を1日見ることができました。
シリーズでムサビ卒展を紹介しています。これまでの話はこちら。
■【ルーブルより広い】2018年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展は1月17日(木)から
■【アニメはどこで見れるの?】ムサビ卒展の疑問にお答えします2 【各学科卒展WEBも紹介】
■【短い時間で見る方法】ムサビ卒展の疑問にお答えします3とオススメ展示紹介
■【あなたの展示宣伝します】2018年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展は本日1月17日よりスタート!
■【卒展記念】ムサビニュースまとめ20190118【勝手に卒展宣伝シリーズその3も】
普段なら4つに分けるぐらいのボリュームですが、今日明日来場される方の参考になうよう無理やり1記事にしてます。長いです。写真も90枚ぐらいあります・・覚悟してね。
まず正門に到着したら全体の卒展パンフを受け取ってください。
そして進むと
タイミングが合えばこういうパフォーマンスに出会えるはず。
手羽が昨日把握した限りだと、
「誰がどこになにを」という細かい情報が書かれた学科別リーフレットを視デ・基礎デ・映像・芸文・デ情が配布してます。これらは会場にいけばもらえます。
それと!
念願の空デのパフォーマンスタイムテーブルゲット!
タイムテーブルはちょくちょく変更になるので「参考程度に」だけど、これがあるとないとじゃ動きが全然楽になりますね。
また、卒展に合わせて広報が
マウリーフかわら版を発行しました。
ここ3ヶ月ぐらいのムサビの動きが書かれてます。世界堂の気になるあの人にもインタビューしてるのでぜひ。
じゃ会場レポートといきますかね。
まずは7号館。
次は8号館へ。
全部同じ作者だったのね。
インテリアは撮影NGだけど、いい作品が多かったです。ちゃんと時間をかけて取り組んだのがわかります。
8号館横の建築工房でも展示されていて、
でも建築とか立体系って、リアルサイズになればなるほど、ちゃんと作れば作るほど、外部の方はそれが作品なのかどうかわからなくなるかもしれない。
一般の方には「卒業制作展作品です」と丁寧に行ってあげないと気が付かないかもしれない。
続いて9号館へ。
この看板が目印。
普段はこの石ころソファが配置されてるんだけど、この積みあがった状態も面白いですね。
地下1階には展示室が2つあり、こちらも各学科共用のスペースになってます。
3,4階はデザイン情報学科のメインフロア。
こういう方言をテーマにした作品も。
ちなみに
9号館の304で自動作曲を用いた簡単な横スクロールアクションゲームを展示してます。是非遊びに来てください。
ボスいる所でコントローラの12ボタン押すと学長が出てきます。#MAUdids2018 pic.twitter.com/CAyJUkrmDE— キャイダ (@kyouhakazega) 2019年1月18日
そうだ。今日19日(土)は美術手帖・岩淵編集長のトークイベントがありますよ。
そして10号館へ。
1階は視デ・空デ・基礎デ・デ情などいろんな学科が使ってます。
2階は空間演出デザイン学科のメインフロア。
3階は視覚伝達デザイン学科のメインフロア。
4階は基礎デザイン学科のメインフロア。
そして14号館。
フロアマップ。インテリア以外は14号館にまとまっています。
今年の卒展を見て、工デが全体的に、特にインダストリアルデザインがクイっと上がった感じがしました。
考えてみたら、工デが14号館に引っ越して今年で4年目なんですよね。「1年の時から14号館を使ってる学生さんが4年になったから」ってのも少し関係してそうな気がする。
ただIDの展示を見た大手メーカーの方が、家電系のデザインをしてる学生さんがほとんどいなくて、UX/サービスデザイン系がかなり増えてたことに強くショックを受けてました。「とうとうこの波がIDにも来たか・・」と。
そういう「学生さんが興味をもつもの→これからのデザイン」を知る意味でも企業の方が卒展を見る価値があるかもしれません。
あ、そうそう。
現在14号館前に建設中の15号館です。クリエイティブイノベーション学科1,2年が使うことになります。外観はほぼ出来てて中を作ってる感じかな。
で地下1階に降りると
「半屋外にテキスタイルを展示」ってあまり聞かないけど、すごくいい空間になってました。というより展示室よりこういう場の方がテキスタイルは本当は向いてるのかもしれない、と思ったくらいで。
地下道ガレリアを歩くと壁に
壁に一杯黒い小さな球体が磁石でくっついてた。空デかな?
ガレリアを渡って12号館1階に。
1階フォトアトリエが銭湯になってた!!これはチェックしてほしい。今のところ今年の手羽ちゃん卒展大賞有力候補ですな。
と1日周って、デザイン系だけで終了しちゃいました・・・しかも映像学科は全然見れてないし・・・言ったとおりでしょ?・・。仕方ない、土曜日も来るか・・・。
卒展は外の方はもちろんですが、一番見てほしいのはムサビ1,2,3年生です。
特に他学科の展示を見てほしくて、ファインの子はデザイン系のちゃんとした展示方法等外の方を意識したキャプションの見せ方を知ってほしいし、デザイン系の子はファイン系の美術と自分についてずっと見つめてきた作品の作り方や圧倒的パワーとか、自学科よりも他学科の方が参考になるはずで。
以上、・・・と締めに入ろうと思ったら手羽の机の上に彫刻の冨井先生・・というか冨井から
お土産が置かれてた。
わかったわかったよ、宣伝すりゃいいんでしょ。
彫刻学科・冨井大裕 准教授が2号館2階個人研究室を改造してオルタナティブスペース「はしっこ」を立ち上げました。「たまたま」卒展期間と会期が同じ杮落し展を現在開催中で、出展作家は森田浩彰さん、荻野僚介さん、末永史尚さん。
ちなみにこの看板は中崎透さん制作です。
これでいいでしょ?
以上、
本日も祈りながらムサビでお待ちしておりますの手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。