【「学び場」と「稼ぎ場」を作る】アーツプロジェクトスクール@熱海に参加しよう!

2018年9月18日(火)

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「熱海」と聞いて皆さんは何をイメージしますか?

「昔の社員旅行地」「秘宝館」だと手羽と同じレベルです(笑)

1990年頃には440万人以上あった宿泊客数が、2011年には246万人まで落ち込んでます。でも最近は若者客が増え、2018の市内宿泊客数は3年連続で300万人を超えたそう。
熱海の17年宿泊客数 3年連続300万人超|静岡新聞アットエス


  • 「日本のモナコ」と言われるのもわかる

都会からも近いリゾート地、V字回復をみせる観光地として注目されながらも、その一方で44.7%という高い高齢化率、50.7%という空き家問題があり、熱海は「必ず訪れる日本の未来の姿」を提示してる課題先進地域とも言えるのです。

ただ、逆にそれらをチャンスと捉え、「より豊かな暮らしを創りあげよう!」という若い人たちが熱海で増えています。
NPO法人 atamistaやムサビ建築OB・戸井田 雄くんがやってる混流温泉株式会社がそうだし、この春手羽が参加したアタミアートウィークもその一つ。

自転車で移動できる範囲に面白い空間が凝縮されてるので、街全体を使ったアートイベントには最適な場所かもしれない。


そんな熱海で2020年にアートフェアを開くことを目指して、アーツ千代田3331と連携し、実践重視のスクーリングプログラム「アーツプロジェクトスクール@熱海」が開講されることになったのです!
アーツプロジェクトスクール@熱海

【開催日時】2018年11/23日(金・祝) -25日 (日)
※10月20日(土)にオリエンテーションと事前ワークショップを開催。
【会場】naedoco atami collaboration workplace(静岡県熱海市銀座町6-6 サトウ椿ビル 2F)
【参加費】15,000円(税込み / 交通費・宿泊費・懇親会参加費は含まれません。)
【応募】→こちらのフォームから申し込み
【参加応募】8月28日(火)〜9月26日(水)*応募後に選考が行われ、選考結果は10月1日(月)までにメールにて通知
【定員】約20人
【主催】NPO法人atamista
【共催】一般社団法人コマンドN、混流温泉株式会社、静岡県文化プログラム推進委員会
【後援】熱海市、熱海市教育委員会、熱海市観光協会


アーツプロジェクトスクールは、3331 Arts Chiyodaを本校とする「アーツプロジェクトをつくる人をつくる」ためのスクールで、アーツプロジェクトに必要な5つの力
・美感力(気づく力)
・人間力(ビジョンを描く力)
・しくみ力(計画する力)
・環境力(つながりを生む力)
・自律力(運営する力)

を身につける実践を重視したカリキュラムを提供してます。その熱海校ってことですね。

戸井田くんから「宣伝して」と連絡がきたんだけど・・この研修・・・かなりガチです。
タイムテーブルはこうなってます。
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■10/20(土)  事前ワークショップ・プレ講義
11:00-11:30  オリエン(グループ発表・E-ラーニングに関してのリマインド)
13:00 - 16:00 町歩きと地域レクチャー
16:00 - 17:00 振り返り 
18:00 - 懇親会

■11/23(金・祝) -25(日) アーツプロジェクトスクール@熱海 短期集中ワークショップ
ー11月23日(金・祝) / 1日目
10:30-11:30 レクチャー「アーツプロジェクト概論・熱海におけるアートフェアの可能性(仮)」(中村政人氏)
11:30-12:15  リサーチのオリエンテーション
12:15-16:00 グループワーク
16:00-17:00  1チーム5分発表(形式自由)、10分フィードバック×4チーム
17:00-18:00 レクチャー「多様なプロジェクトとキャッシュポイント(仮)」(小野裕之氏)
18:00-20:00 懇親会
20:00 - グループごとに交流会

ー11月24日(土) / 2日目
9:30 - 10:30  レクチャー「地域におけるプロジェクトと事業(仮)」(市来広一郎氏)
15:00 - 16:00  1チーム5分発表(形式自由)、5分フィードバック×4チーム
16:00-17:00 「コミュニティデザインにおけるプロジェクトの役割(仮)」WS (山崎亮氏)

ー11月25日(日) / 3日目
・発表準備
13:00 - 14:30 発表・講評会
15:00~16:30 レクチャー「アートフェアの実施・運営に関する総論(仮)」(森裕一氏)

■12月 企画立案内容のフォローアップ
■1月 小企画の実践
■2月 アーツプロジェクトサミット(成果報告会)への参加
■3月 次年度に向けた活動の計画など
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タイトルが「アーツ」となっている通り、アートに限らず、ライブ・演劇・映画上映会・トークイベント・座談会など、平たく書いてしまえば「イベントの企画・広報・事業計画・組織づくり」までを2泊3日で学べるカリキュラム。
正直「熱海を楽しく満喫してもらおう!ぐらいのイベントでいいやん」と思ったりもするけど、かなり本気なのがこの内容でガシガシ伝わってきます・・。

ちなみに先日、「市来広一郎×中村政人 地域で『つくる』を『つづける』/ Atami Art Fair 2020に向けた『アート×事業』の可能性」という事前説明会が熱海のCOEDA HOUSEで開催されたそうですが、

たったこれだけの写真情報だけで隈研吾さん設計だとわかっちゃうからすごい(笑)


「私、アーティストじゃないし・・・」「アートとか難しそう」と思ったあなた。
このスクールは「アーティスト養成講座」ではなく、
・自分でイベントをやりたいけど、悩んでいる方
・文化と事業の間で悩んでいる方
・宿泊施設や観光施設でイベントの企画とかをやっている方
・領域横断的な活動に関心があるけど、躊躇している方

を想定してるそうなので、そんな方こそ面白さを感じられる研修内容なはず。
美大卒業生や美大生もぜひ参加してみませんか?

中村政人さんからの熱いメッセージを張り付けておきます。

ところで、戸井田くんから届いたメッセージにこう書かれてました。
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この企画と2020年に開催予定のアートフェアで、熱海に小さくても続く「学び場」と「稼ぎ場」が連動する動きが作れれば・・・などとも考えており、引き続き暖かく見守っていただければ嬉しいです。
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「小さくても続く『学び場』と『稼ぎ場』」ってすごく大事なキーワードだな、と。

これは私たちの反省を込めて書きますが、「地域活性化アートイベント開いてワーイ!」で終わってることも多く、本当は「その地域で継続させる仕組み」まで考えてないといけません。
継続させる一番簡単な方法は「みんな稼げる仕組み」であり、これを一言で説明するなら「ビジネスとして成立してる」なんだけど、美大で「ビジネス」という単語を出すと「そんなためにアートをやってるんじゃない!」と言われてしまう土壌もまだあって・・。

手羽は甲田前学長が言ってた「作家はお金を稼ぎたいから絵を売るんじゃない。絵の具を買いたいから絵を売るんだ」という言葉が大好きで、みんなハッピーになれる手段としての「ビジネス(仕組みづくり)」を学ぶ場がもっと必要だと思ってます。
新学科で「ビジネス」というキーワードが出てきますが、それは「簿記を教える」という意味ではなく(最終的にはそういう勉強も必要だけど)、それが昨日の記事で「創造的思考力をベースにして、ビジネス(仕組みづくり)・テクノロジー・ヒューマンバリューを実践的に学ぶ場」と書いた理由だったりします。
これまでは「アートでヒトとコトをつなぐ」だったけど「その次の未来を設計する」って感じかな。


以上、樹木希林さんといえば「 林檎殺人事件」の世代だけど、デザイン・ラウンジのスタッフが「ジャケットプレイ」という言葉を知らなくてショックだった手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中