【廃校リノベーション】スタートアップ支援施設「FUKUOKA growth next」に行ってきた

2017年10月23日(月)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

福岡訪問シリーズをお送りしています。
【芸工大】九州大学大橋キャンパスに行ってきた
デザイン教育の質保証国際シンポジウムに行ってきた(夢ナビライブも)

---
10月22日(日)午前10時、福岡の最もホットなこんな場所へ行ってきました。

福岡の中心にある「FUKUOKA growth next」(フクオカグロースネクスト)。

福岡地所、さくらインターネット、アパマンショップホールディングスの3 社が共同事業者となり、2014年3月に閉校となった旧大名小学校をリノベーションして、2017年4月に官民共働型スタートアップ支援施設をスタートさせたんです。
「公共施設をリノベーションしてインキュベーター施設」ってことだと、東京だと3331 Arts ChiyodaやIID世田谷ものづくり学校、たちかわ創造舎なんかがありますね。

様々なベンチャーキャピタルや金融機関、メンターが入居してます。

「教育支援」「官民連携」「コミュニティ形成」「ヒューマンリソース」「資本の呼び込み」「情報発信」の6つの側面からの支援を目標に掲げ、教育支援は株式会社ABBALab代表取締役の小笠原治さんやMISTLETOE株式会社代表取締役兼CEOの孫泰蔵さんがファンダメンタリストとして関わってるし、デザイナー育成(FUKUOKA DESIGN HUB)やエンジニアの育成(Engineer Lab. FUKUOKA)にも力をいれてるそう。


では、中に入ってみましょう。

1階正面。
あ、学長と福岡校友会支部の方と一緒です。

天神に隣接する大名小学校は1873年に開校した福岡市内では最古の小学校のうちの一つでしたが、先ほど書いたように2014年に廃校となりました。この正面のコンクリ建物は1929年竣工だから約90年前。あ、ムサビと同じだ(笑)
老朽化で取り壊すかどうか検討した結果、リノベーションして生かすことを選んだ、と。

廊下、内装はモロ小学校のママです。


  • 昔の小学校ってアール・デコ調のデザインがよく使われてましたよね。手羽の田舎の小学校もこんな感じだった


  • 放送室とリノベーションして会議室に利用


  • 小学校だから蛇口の位置が低い(笑)


  • 水分補給は大事!


  • ただ掲示板の張り紙は大人向けの内容になっています。

この旧大名小跡地は福岡市が進めてる再開発事業「天神ビッグバン」の中核的な場所。
国家戦略特区として航空法の高さ制限緩和(現在76メートルから115メートルに)、容積率の緩和が決定しており、この繁華街のド真ん中にこれだけのまとまった土地(約1万2千㎡)が出ることはそうないので、JR九州、西鉄、福岡地所などが開発公募の名乗りをあげてます・・・ってのがつい最近の話題。
街変わる「天神ビッグバン」 「大名小」跡、事業者選定へ JR九州・西鉄 外資ホテル誘致焦点:日本経済新聞


体育館・プールを壊して開発が動き出してる部分も。
一応FUKUOKA growth nextは再開発事業が着手されるまでの期間、2018年9月までの暫定的活用ってことになってますが、かなり注目されてるのでこの機能は残るかもしれませんね。

もう少し中を見ていきましょう。


  • 九州ドローンコンソーシアムの福岡オフィスも入ってます


  • いろんなベンチャー企業が入ってます。こちらはIotの会社


  • 3階で休憩する学長

1階にはDIYスタジオもあって、

ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」とホームセンター「GooDay(グッデイ)」によるGOODAY FAB DAIMYO × minneのアトリエ 福岡
minneはIID世田谷ものづくり学校にも入ってます。


  • 昔は家庭科室だったそう。

会社や工作系だけでなく、

カフェ「ハニー珈琲」も入ってます。

こちらはスタートアップカフェ。

チャレンジしたい人と起業をつなぐ場であり、起業相談もやってます。

福岡市は2012年に「スタートアップ都市宣言」をし、2014年に「グローバル創業・雇用創出特区」に指定され、平成27年度 労働局統計では「開業率7.04%」と大都市の中でも最も開業率が高い都市になっています。しかも3年連続で。
元KBC九州朝日放送アナウンサー、現在42歳の現職の政令指定都市市長の中では3番目に若い高島宗一郎市長は本気なんです。


隣の棟1階には

イベントスペースとしても使えるコワーキングスペース(フリー席・100席程度)、3階には

シェアオフィス(固定席・60席程度)があり、シェアオフィスは12,000円/月、コワーキングスペースは8,000円/月で利用できます。


  • シェアオフィス、日曜朝だけど仕事をされてる方がいました


  • テレビ会議など音が出る時はこちらのブースを利用するそう。こういうのも必要なんですね


  • 仮眠室。ここを見たら皆さん契約即決しちゃうそうです(笑)ちなみに柴田先生の廃人ソファがたくさんありました

ところで窓の外が明るい写真と暗い写真があるのに気がつきました?

実は金曜の夜にも(酔っ払った状態で)訪問してまして。てへ。

というのもこちらには

スタートアップ界隈ではおなじみの泡専門スタンディングバー「awabar fukuoka」も入ってるんです。
福岡市管轄の建物にスタンディングバーを作るのは反対意見もあったそうですが、やはり交流・商談にはコンビビアリティ(懇親力)は必須なわけで、さすが酒飲みの福岡。
繁華街ど真ん中だから、夜の方がスペックが高いというか、利用価値が高い施設かもしれません。


手羽的には「FUKUOKA DESIGN HUBができる」ってのは以前デザインハブ定例会で聞いたことがあったんでそれもチェックしにきたんだけど、今回見つけられなかった・・。施設名じゃなくてプロジェクト名だったのかな?



以上、すんごい飛行機が揺れたけど無事に東京に帰ってこれた手羽がお送りいたしました。
台風の影響か朝停電して書きかけの記事が消えてしまい、泣きそうになりながらお送りしています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中