美大入試アドバイスシリーズ「ビダモン」はこちら。
■【ビダモン2017】美大受験生へのアドバイス。まずは交通編
■【ビダモン2017】美大入試当日に関する11のアドバイス
■【ビダモン2017】美大実技試験に関するたった１つのアドバイス
■【ビダモン2017】美大学科試験に関するたった１つのアドバイス

今日はタマビ・ムサビ・東京造形・日芸の東京4美大の試験が重なってる唯一の日。
みんな頑張れ！


んで今日は、今回で3年目となるこのイベントを紹介します。

■EDUCATION SYMPOSIUM
「創造性を考えるシンポジウム」
〜クリエイティブが育つ場所、育てるために必要のこと〜

広告やメーカー等制作業界も美大などからデザイナーやクリエイターを採用してるわけで、美大が感じてる初等中等美術教育の危機的な状況は対岸の火事ではなく無視できるものではありません。
でも、みんなニュース等で「中学校の美術の時間が減ってる」というのはうっすら知ってるけど、どれくらいな危機的状況なのか、それがどういう方向に進もうとしてるのか、それが何を意味するのかわからない。そこを埋めるところからまず始めて、私たちは今なにをやるべきか、考えるべきか、そして子供たちや日本の未来を考えましょう、というところから3年前にスタートしました。

初年度は、小・中・高校、専門学校・大学の抱える創造教育の問題点、また企業側の求める人材像など共有し、2回目は産学官から見た「創造力の必要性」がテーマに。
この2回は手羽も参加してまして、レポートはこちらをご覧ください。
■手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート　-教育現場と制作現場を結ぶ情報交換会2014-
■【脳科学と美術】産学官連携による情報交換会に行ってきた１
■【創造人を作るには】産学官連携による情報交換会に行ってきた2
美術系大学の教職員・学生さんや小中高校の先生方も出席してたけど、それらより広告業界はもちろんのこと、自動車会社・ゲーム会社などからの企業参加者が多いのがこの会の特徴で。

そうなんです。
この会の最大のポイントは主催が美術関係団体ではなく、日本広告制作協会というところ。
「美術教育を盛り上げよう！」というイベントを開くと、どうしても美術教育関係者だけになっちゃって、仲間内で「うん。美術って大事だよね！」と慰め合って終わり・・・というケースになりがち。 それにも意味があるけど、この会としては美術教育関係者以外の方に「美術教育の現状」「なぜ美術教育が必要なのか？」「社会と美術のつながり」「クリエイティブな考え方」を知ってほしく、単なる「美術の教育」の問題ではなく、「美術による人間教育」の問題として、できれば「友達」ではなく「友達の友達」に知らせてもらえるとありがたいです。


3回目の今回は、脳科学、児童教育（美術）、広告・企業人研修の立場から3人の方が登壇されます。
第1部
■基調講演：脳は出会いで育つ。体験・感動・身体性
●小泉英明 氏｜日立製作所役員待遇フェロー・理学博士・脳科学者

■講演：造形遊びと創造性の育成
●水島尚喜 氏｜ 聖心女子大学 文学部教育学科教授　美術科教育学会代表理事

■講演：発想する底力の育み方
●中村隆紀 氏｜ 博報堂生活者アカデミー　ゼネラルプロデューサー

第2部
■来場者参加型パネルディスカッション
●進行：川崎紀弘 氏｜日本広告制作協会　教育支援部会

以上、「創造性の話にしては、第2回から全員登壇者が男性だなあ・・なんでだろう・・」と思ってしまった手羽がお送りいたしました。