10月13日(金)、昼から六本木ヒルズ・・・
じゃなくて、東京ミッドタウン4階にあるビルボードライブ東京へ。
2日連続の六本木。
実はビルボードに入るのは初めてで。前から来てみたかった場所だったんです。
んで、何しに来たかというと、
Tokyo Midtown Award2017授賞式が行われたんです。
これまで授賞式は地下のホールや意心帰(白い石)前だったんですが、今回はミッドタウンアワード10周年ということもあり、ドーンと豪華にビルボードライブ東京で開催することになった、と。
しかも!しかもですよ!
司会がなんと
クリス・ペプラーさん!
豪華すぎる!さすが10周年!!オトアジト!
東京ミッドタウンマネジメントの中村康浩代表取締役から主催者挨拶。
ミッドタウンアワードは39歳以下を応募要件とした若いデザイナー・作家の才能を応援する登竜門的存在になっており、今年はアートコンペ327件、デザインコンペ1,162件の応募があったそう。
2つ特徴があって、ひとつは受賞後も応援サポートされること。
そしてもうひとつは、デザインアワード受賞作品は商品実現化に向けて動いてくれること。
「グランプリが」とかじゃなく受賞作品が対象なので、例えば今回商品化が発表された
「浮世絵プチプチ(R)」は2015年度のデザインコンペ準グランプリ作品だったりするし、2017年度グッドデザインを受賞した「おめでたい紙コップ」も2016年度デザインコンペ準グランプリです。
恐らく商品化された中で一番売れてる「歌舞伎フェイスパック」にいたっては、 2008年学生の部の準グランプリですからね(昔は学生の部があった)。
なので今回受賞する作品の中から、たとえグランプリじゃなくてもヒット商品が生まれる可能性があるってことなのです。
あ、これも特徴といえば特徴かな?
毎年トロフィーは審査員がデザインすることになってて、今年は佐藤卓さんがデザインされました。
さて、いよいよ結果発表に移りましょう。
今年は何人ムサビ関係者が入るのか、いや独占するのか。
旅ムサがグッドデザイン受賞したり、今もっとも元気な美大がムサビなのは過言ではないはず。
まずは審査員特別賞からいきましょう。
ここからが上位組となります。
そして栄えあるミッドタウンアワード2017デザインコンペグランプリは!!
加藤圭織さんによる「東京クラッカー」!
おめでとうございます!!
グランプリは賞金100万円で、副賞として世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」への招待!
加藤さんは東北芸術工科大学卒だそうで、東北芸工さん、おめでとうございます!!
審査員総評を柴田文江先生から。
ここ最近のグランプリ作品の影響か、サービスデザイン系の作品が多かったそう。
審査員コメント読むと、一番気になったのは小山 薫堂さんのコメント。
引用します。
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(中略)応募作の切り口もこれまでで最もバラエティーに富んでいたのだが、特に多かったのが「江戸切子」と「東京タワー」をモチーフにしたもの。みなさん、そんなに江戸切子が好きですか?江戸切子のグラスを持っていますか?東京タワーに最後に行ったのはいつですか?
無関心な人々を振り向かせ、空っぽの心に愛を注ぎ込むのがデザインの力だとすれば、まずはデザイナー自身がそこに偽りなき愛を込めなければ、説得力に欠けてしまうのかもしれない。
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ついネットで知った気になっちゃう傾向にあるので、このコメントは学生さん、そして私たちも気を付けないといけないことですね。
プラザB1F で今年の受賞作品を展示してますが、10周年ってことで
11月5日までこれまでの9回のデザインコンペ受賞作品全77作品も一挙展示されてます。
次にアートコンペの発表です。
アートコンペは既に2次審査通過者6名が発表されてるので、だれがグランプリを獲るのかがポイントになります。
まずは優秀賞の4点。
というわけで、アートコンペのグランプリは!!
金子未弥さんの「地図の沈黙を翻訳せよ」。
金子さんは多摩美術大学大学院を修了された方。
賞金100万円で、副賞はUniversity of Hawai’iのアートプログラムへの招聘です。
金子さん、タマビさん、おめでとうございます。
去年はタマビがいっぱい入ってたけど、今年はアートコンペに広島市立大学の方が二人入ってるのがちょっと気になりますね。
それにしても・・・えーと・・・ムサビ関係者は大野くん一人だけという結果に(涙)
学内応募説明会開いたり、こんなにミッドタウンさんに尽くしてるのに、この仕打ちってどういうこと?
審査員総評を鈴木 康広先生から。
ま、いいや。総評は二人ともムサビの先生だったから(よくない)
とにもかくにも皆さん、受賞おめでとうございます!
そしてこの後のパーティについては明日に続くっ!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。