ムサビのオープンキャンパスが今週末開催されます。
■武蔵野美術大学オープンキャンパス2017
●会期:20176月10日(土)、6月11日(日)
●時間:両日10:00-16:30 *入退場自由
●会場:鷹の台キャンパス
*お車でのご来場はお控えください
ムサビオーキャン紹介シリーズをお送りしてますが、
■【芸術系大学で一番来場者数が多い】ムサビオープンキャンパス2017を楽しむ5つの方法
■【みんなでおせっかいになろう】ムサビオープンキャンパス2017のアートディレクターはminna!
■【他大学でも役に立つ】知っておきたいオープンキャンパスでの8つのホスピタリティ
■【今年も三学科バトルトークあり】ムサビオープンキャンパス2017の気になる企画紹介!!
ムサビは各学科が独自に企画内容を考えるシステムなので、各学科独自にオープンキャンパスの特設サイトやSNSを立ち上げてたりします。
これは他大学ではあまり見ないことで、ムサビ独特の文化と言えるかもしれません。場合によっては「学科」ではなく「企画」が独自SNS作ってたりするくらい。
そっちの方が公式サイトよりも詳細で新しい情報が出てたりするんです。
てなわけで、今日はムサビオーキャン関連のサイトやSNSをチェックしていきましょう。
油絵学科版画専攻
油絵学科版画研究室|Facebook
皆さんノーマークなのが版画研のFacebook。
オーキャンSNSではないんですが、この時期はオーキャン情報を細かく出しています。
この数年かなり頻繁に更新してて、ムサビの中で授業内容などを「安定して」配信してるのは版画研と空デ研がダントツ。この「安定して」がSNSでは一番大事なんだけど、なかなかこれができないのよね・・特に直前が大事なのにイベント準備が大変すぎて更新できない負のループ・・。
学生さんには必ず「本気で人に来てもらいたいなら、イベント情報は1か月前に概要、2週間前に詳細を発信しないとダメだからね。せめて10日前。3日前とかにサイト公開するのは自己満足に過ぎない。それとそのイベントの『売り』『相手にとって何がメリットになるのか?』を書こうね。『展示やりまーす』『ライブやりまーす』だけじゃ反応はないから」と説明してるんだけど、その時は「そうですよね。なんでそんな簡単なことができないのかが不思議(笑)」と答えてくれてもだいたい「準備で忙しい」「人手が足りない」を理由に告知が直前になり、売りも書かずに「自分たちが楽しいから」な情報を流し、せっかくのSNSも2日前から更新なし・・ってことを何度も見てきました・・・。
視覚伝達デザイン学科
■vcd2017
■視デオープンキャンパス【公式】(@vcd_oc)さん | Twitter
「まる見せ」をコンセプトに視デの全部をさらけ出す2日間!
入試成績優秀者の中から選ばれた1年生と教授による入試解説や実際に入試で使ったモチーフの配布もあります。今度の入試からモチーフが静物に変わるから受験生は特に要チェックですな。
毎年人気なのが卒業生対談で、今年はこのお二人。
■vcd2017|トークショー
●ゲスト:藤井亮(電通)×田中紫紋
●日時:6/10(土)13:00~14:30
●会場:1号館103(第1講義室)
滋賀県『石田三成CM』などを手がけた藤井亮さんとテレビ朝日『報道ステーション』OPなどを手がけた田中紫紋さんをゲストに迎えて「遊んで、学んで、今がある!」をテーマに語ってもらいます。
空間演出デザイン学科
■OPEN CAMPUS 2017
特設サイトに情報がまとまってますが、先ほど書いたとおり、
■今日のクウデ
■空間演出デザイン学科|Facebook
ブログとSNSの更新頻度がかなり充実しています。
また、企画が独自SNSを立ち上げてるのも空デです。
■maucollection2017Fit(@maucollection)さん | Twitter
■MAU COLLECTION 2017 Fit @maucollection2017 Instagram
昨日芝生で写真撮ってたのはこのグループなのかな?
建築学科
■オープンキャンパス2017のお知らせ|建築学科
■武蔵美建築学科オープンキャンパス2017(@mau_arc)さん | Twitter
建築に興味がある方は、今年は特に来た方がいいかも。なぜかは記事後半で書きます。
基礎デザイン学科
■OPEN CAMPUS 2017|基礎デザイン学科
基礎デの通常メインフロアは10号館4階なんですが、オープンキャンパスでは9号館地下展示室(大)に場所を移してやってます。これが基礎デを見る時の注意ポイントかな。
見どころはなんといってもガチ講評会です。
卒業制作の中間プレゼンテーションをやってるので、「美大では学生がこんな感じでプレゼンをして、教授たちはこんなコメントをするんだな」ってのが一番理解できるコンテンツです。
映像学科
オープンキャンパス2017|映像学科
研究室サイトはあわてて作った感は否めませんが(笑)、代わりに学生さんが企画情報を頑張って発信してくれてます。
■「 箱 庭 」展 @6/10〜6/11(@hakoniwa_2017)さん | Twitter
映像学科三年生によるメディアアート展で、5月に行ったものを再構成して展示するそう。場所は12号館1階フォトスタジオです。
また、瀧健太郎さんがファシリテータとなって日曜にはこんなイベントがあるそうです。
■映像学科メディアアートラボ プレゼンツ 《ポジティヴなもどき》+《生音情景》
ここまでの情報は公式サイトだけじゃわからないですね。
芸術文化学科
■OPEN CAMPUS 2017 | 武蔵野美術大学 芸術文化学科
芸文と言えばやっぱり新見先生ですね。
現役の大分県立美術館館長でもあり、去年9月には世界一受けたい授業にも出演されてます。
■芸術の秋!話題の美術館に潜入! 絵を見るのが100倍楽しくなる方法!
新見庵で先生のコレクションに圧倒するのもよし、バウハウスでクレーが指導していた「アングラ人形劇」ワークショップの現代版上演を見るもよし。
また、学生の相談コーナーでもある「芸文カフェ」があるので、疲れたら休憩がてら9号館5階へ行くのも一つの方法。
大学って来場者が一休みできるスペースってあんまりないので、お茶も飲めるこういう場所は非常にありがたい。
デザイン情報学科
■デザイン情報学科オープンキャンパス2017
■デザイン情報学科オープンキャンパス(@di_opencampus)さん | Twitter
今年は「どこへ、行きたい?」がテーマなのかな?
「『タマビの情デです』と言われたらどうするんだろ?」とかいろいろ考えちゃうけど、きっとそんなのは想定済みで答えも用意されてるはず。
ぜひ先生や学生さんに聞いてみてください。
特設サイトのフロアマップのところをクリックすると、受講生のインタビューテキストも読むことができますよ。
そして、3学科合同企画独自SNSはこちら。
■視デ×基礎デ×デ情 三学科合同トークショー〜予備校では聞けない話〜
おかしいなあ。まだ依頼が来ないんだけど。こっちは4人版のポスターも勝手に作ってスタンバってるっていうのに。
あ、あれか。いきなり会場で「突然ですが、シークレットゲストの紹介です!!手羽さん、ご登壇ください!!」「え?え?オレ?聞いてないよー(笑)」的な展開を予定してるのかしら。
学生さんは若いから知らないかもしれないけど、テレビでみるこの手のハプニングイベントは演出で、事前に知ってるもんなんだからね。「泉谷しげる生放送で乱入!」とかね。あれは「はい!泉谷さん今入ってください!」と打ち合わせ通りなんだからね。真に受けちゃダメだからね。
学科研究室以外にもオープンキャンパスでイベントを立ててる研究室もありまして、
■オープンキャンパスにて、高校生を対象に公開模擬授業を行います。|共通絵画研究室
デザイン系学生さんが必ずお世話になる共通絵画では、美術系高校生を呼んで公開模擬授業を毎年やってます。
■オープンキャンパス2017|造形文化・美学美術史研究室
通称「美史研」では相談コーナーも。
もはやオーキャン特設サイトでもなんでもないけど、通常日曜閉館してる美術館・図書館もオープンキャンパスの時は特別開館してます。
現在開催中なのはこの二つ。
■芦原義信建築アーカイブ展―モダニズムにかけた夢
■モダンリビングへの夢―産業工芸試験所の活動から
特に芦原展は「ムサビが南北キャンパスに物理的に分断された年に開催されてる」ってのがポイントでもあり、建築に興味がある人は今年ムサビを見学しないでどうする?!でして。
「平日なんかに行けるわけないだろ!」って方、オーキャンを使って観覧くださいませ。
以上、サイトもないけど、大学史資料室スタッフが「ムサビの歴史探訪」というムサビの貴重な写真史料をもとに大学の沿革を紹介する動画を作って、9号館1階WEBスペースのiMacで終日上映してるからそれも見てね!・・・ってことを書いておかないと怒られる手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。