ムサビオープンキャンパス2017紹介シリーズをお送りしています。
これまでの話はこちら。
■【芸術系大学で一番来場者数が多い】ムサビオープンキャンパス2017を楽しむ5つの方法
■武蔵野美術大学オープンキャンパス2017
●会期:20176月10日(土)、6月11日(日)
●時間:両日10:00-16:30 *入退場自由
●会場:鷹の台キャンパス
*お車でのご来場はお控えください
今日はアートディレクションの話を。
ムサビでは毎年、卒業生をイベントのアートディレクターとして迎えて、ポスターやDM、学内サイン、配付するパンフレットからwebデザインなど幅広い制作物を手掛けてもらってます。
今年は去年に引き続き、
デザインチーム「minna」さんにお願いしています。
このPARTNERでは何度も紹介してるから、もういいか、と思いつつも一応。
minnaとは、空間演出デザイン学科卒の角田真祐子さんと工芸工業デザイン学科卒の長谷川哲士さんが2009年に設立したデザインチームで、グラフィックやプロダクトなどのジャンルにとらわれず、領域を越えて幅広くデザインをされてます。
「デザインをみんなのチカラに」を運営ポリシーとし、2013年に株式会社ミンナとなったから今年で法人化4周年。
こちらは4周年記念に撮影された写真で、「4」があちこちに入ってるのわかります?
最近だと、4月にオープンした「vote for by sisam FAIR TRADE コピス吉祥寺店」のコンセプト策定サポート、店名、ロゴ、ショッパー、インテリアデザイン監修、POPフォーマット作成などのリブランディングをされたり、ファミリア銀座本店で7月10日まで開催されてる「familiar ZOO by masaru suzuki」のDMや会場構成デザインを担当されたりしてます。
またJDNさんで、
■minnaとみんなの話 | デザイン情報サイト[JDN]
というコラムを連載してたりもしますね。
第2話でボス角田さんが語ってる話は、ことごとく「その通り!」と膝をバシバシ叩いてクネクネ曲げて読みました。
特に「おせっかい力」の話ね。
人の仕事に口出しするのはすんごく嫌がられる行為だけど、口出しを拒否してると縦割りや無駄、たらい回し、悪いルーチンを生んでることが多く、いろんな人がちょっとだけオーバーラップした考えを持てれば、仕事の広がりや新たな展開が生まれる。
言い方変えると「相手のやってることにリスペクトしながら興味と疑問を持つ」「自分ごととして考える」かな?
「ケチをつける」と違って、具体性と実行力もなくちゃいけないし、自分の仕事が増える可能性も高いから「おせっかい」って実は面倒なんだけど、興味がなければおせっかいはできない。「お節介」ってネガティブに使われる言葉ですが、考えてみてください。「自分のやってることに興味をもたれない」方が悲しくありません?
最近自分も「今みんなが必要なのはおせっかい力だよなあ」と思ってたところで、ムサビ事務局が始めた「グループ・チーム制」って、「業務のフラット化」とかいろいろきれいな言葉を使ってるけど、つまりは「みんなお節介になった方が最終的にはいい方向に行くんじゃね?」てことだと理解してるし、文部科学省が言ってる「これから求められる人材」も、ひっくるめると「おせっかい力の高い人材」だし。
ちなみに以前、スケジュール的にかなり厳しい企画をminnaに相談しにいったら、「うちが断ったら間に合わないでしょ?」と男前でおせっかいな対応を角田さんがしてくれ、それ以来minnaには加齢臭のする枕を向けて寝れなくなりました。
ちょっと脱線しちゃった。
んで、今年のムサビオープンキャンパスのデザインは、というと
タンポポがモチーフになってるのかな?
ちなみに6月オープンキャンパスのコンセプトは「Seeing is believing.」。
日本語だと「百聞は一見に如かず」で、なんとなくわかったような気になっているムサビのこと、美大のことを 自分の目でムサビを見て、想像のムサビを自分ごととして感じてほしいのです。
うーん、超おせっかい!(笑)
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。