2週間に一度お送りしてる、恒例となった美大ネタまとめ。
前回4月29日以降で手羽の気になった美大の話題をまとめて紹介します。
「いろんな美大情報を調べて、手羽美術大学★開設の参考にしよう」というテイです。
まず新学部や新学科等設置の話を5つ続けて。
■昭和女子大学|環境デザイン学部新設のお知らせ―「人と社会のデザイン」を目指す
「環境デザイン学部 環境デザイン学科」ができて、その中に建築・インテリア、プロダクト、ファッション、プロデュースの4つのコースが設けられるそう。
ただ、内容見ると本当は「ソーシャルデザイン学部」という名称にしたかったのかなあ、と思ったり。
■京都橘大学|2021年4月の改革構想を発表-AI時代に活躍する人材の養成に向け、3学部を新設!
現代ビジネス学部を廃止し、新たに経済学部・経営学部・情報理工学部を作って、情報理工学部の中に建築デザイン学科ができます。現代ビジネス学部には「都市環境デザイン学科」があるので実質学科名称変更に近いのかな。
学科名のトレンドがあって、昔は「建築学科」を「環境デザイン学科」等に変えてた時期があるけど、先祖返りというかまた「建築学科」を使う大学がちょいちょい増えてきてます。
■景観デザインをテーマにシンポジウム
うっかりすると「総合的な景観デザインをテーマにしたシンポジウム」というところを読んでしまうけど、冒頭に「長野県飯田市にデザイン系の大学院大学を設置する構想が本格始動した」と書かれてます。
ランドスケープデザインが専門の大学院大学を作ろう!という動きみたい。
九州大学芸術工学部が来年度開設を予定してる「未来構想デザインコース」の説明会を、毎年やってる「デザインのフシギ体験」に合わせて開催。
カリキュラムや担当予定教員の研究紹介などがあるそうです。
そして今年開学した専門職大学。
■制度第1号として始動-国際ファッション専門職大学の融合型人材の育成
国際ファッション専門職大学は、モード学園を運営する学校法人日本教育財団が新設した専門職大学で、国際ファッション学部を3つのキャンパスで展開。学長は文化庁長官を務めた近藤誠一さん。
つまり2代前の長官だった近藤さんが国際ファッション専門職大学学長で、1代前の文化庁長官の青柳さんがタマビ理事長。
新学部でないけど、今年から芸術学部を中野キャンパスに一元化したた東京工芸大学さんの話を2つ。
■東京工芸大学|中野キャンパスの各種施設のリニューアル・新設が完了
地下の学食をリニューアルしたんですね。
■東京工芸大学|中野キャンパス新棟「6号館(本部棟)」の建設をスタート(2020年3月末竣工予定)
2020年4月使用開始を目指して6号館(本部棟)を新設するそう。
3分のところにこういう坂のところってありましたっけ?橋を渡ったところ?
新しい施設といえば、
■東京造形大学|コンビニエンスストア開店のお知らせ
8号館にヤマザキデイリーストアが今日20日にオープンします。以前喫茶スペースがあったところかな?
東京造形といえば、
■【卓球】“ひとりピンポン外交官”浅葉克己氏が仕掛けた「卓球×アート」の祭典に行ってみた
桑沢デザイン研究所所長の浅葉さんの話。
桑沢といえば、桑沢のWEBで見つけた情報を。
■「デザインと法協会」設立総会と記念シンポジウムのお知らせ
デザイナー・企業・弁理士・弁護士・学者など、デザインに関わりを持つ人たちが一堂に集い、お互いに学び合い、新しいデザインの世界を作ることを目指して、「デザインと法協会」が設立されます。
設立総会は5月26日(日)で、場所は早稲田大学3号館。
総会のあとは基調講演やパネルディスカッションが行われます。
パネルディスカッションといえば、
■第1回 AXIS Design Round-table 「未来の協創型ものづくりのために — スピードフラットという考え方」
●日時:2019年5月24日(金)19:00-21:30(開場18:40)(ラウンドテーブル終了後、交流会あり)
●会場:AXISギャラリー
●定員:100名 *事前申込制
●参加費:1,500円(*藤原大氏による基調プレゼン資料付き。交流会参加費含む。)
●参加パネリスト:岡田栄造(S&O DESIGNディレクター/京都工芸繊維大学 教授)、北川央樹(株式会社日立製作所 東京社会イノベーション協創センタ センタ長)、紺野 登(一般社団法人FCAJ代表理事/多摩大学大学院 教授)、矢野直子(株式会社 良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当部長)
●ファシリテーター:藤原 大(DAI FUJIWARA DESIGN INC.)
タマビ教授でもある藤原 大さんがファシリテータ。パネリストはムサビ新学科に近い方が集まってますね。
タマビといえば、
■株式会社トクバイ 、多摩美術大学と連携し「買い物、おでかけ、寄り道」をテーマにしたUIデザインに関する産学共同研究を開始
トクバイ」とは、スーパーマーケットなど小売店のチラシ・特売情報を掲載しているWebサービス・アプリです。
タマビといえば、もうひとつ。
■「もの派」を代表する作家・関根伸夫が76歳で逝去|美術手帖
関根先生は手羽が学生時代、必ず語られる方でした。
先生と言えば、
■名和晃平も参加を表明! 誰もがアートに関われるアプリ《ArtSticker》が話題です。
京都造形芸術大学大学院特任教授でもある名和晃平さんの活動。
京都といえば京都精華さんネタを2つ。
■ナイジェリア・クワラ州立大学と 京都精華大学が基本協定を締結。調印式を5月20日(月)に実施 | 京都精華大学
今日です。
盛り上がっただろうなあ。
プロジェクトってことだと、
■横浜美術大学×増田セバスチャンプロジェクトの実施について~世界の4都市を繋ぎ、本学学生のグローバルな視点を育てるために~
増田セバスチャンさんは客員教授。ちなみに京都造形芸術大学の客員教授もされてます。
ここから藝大関連情報を3つ。
■キーワードは「使途・成果の見える化」 大学にもクラウドファンディングの波|AERA dot.
現在、藝大正門を残すクラウドファンディングをやってて、達成まで残り21日であと25万円。すごいなあ・・。
ちなみに上記コマは漫画「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―」の一コマ。
面白いのだけど(買った)、「最後の秘境」「奇人ばかり」ではないという情報も美大・芸大は出していかないと自分達の首を絞めてるような・・。
そしていろんな大学が関係してるのが、
■「アートアワードトーキョー 丸の内 2019」開催
審査委員が全国の卒業修了制作展を訪問して発掘・厳選したアーティスト25名の展示。今年で第13回となります。
ここからは美大と関係ありそうでなさそうで、なさそうでありそうな話題をまとめて。
■文学部の「美学専攻」は何を学ぶの? 美術史学や芸術学との違いは|高校生新聞オンライン|高校生を応援するニュース・情報サイト
■美術において平成に何が起こったのか? 31年のアートシーンを振り返る|美術手帖
アートシーンではないけど、一番印象深いのはエンブレム問題かなあ。
■「文字」と「コピー用紙」を使い、小学生から大人までが体験! 美術手帖2月号「誌上授業」ワークショップレポート|美術手帖
美術手帖2月号「みんなの美術教育」特集で掲載された誌上授業を実際にやってみるワークショップ。
この流れで最後は美術教育に関する2つのツイートを。
小学校における図工科は廃止にすべき
6年間の図工科の指導を受けて
できるようになったことの少なさに愕然とする
他教科はそうでもなく、図工科だけだ
図工科の指導で先生がすることは2種類
「放置」か「規制」
図工科は教科として破綻している
指導法がここまで確立されていない教科は必要ない— めがね旦那@小学校教諭(育休) (@megane654321) 2019年5月15日
「数学全学年と美術全学年お願いします」
「美術免許もってません。教えたことありません。まだ2年目なので専門教科しっかり考えたいです
「各学年1週間に大体1回しか授業ないから大丈夫(`・∀・´)b
なにが大丈夫やねん。年間直したら115時間授業あるんだけど。授業準備、教材研究にどれほどかかる— ももももも桃ちゃん???? (@UIdu1qJC985whOY) 2019年5月9日
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。