【境内にセレクトショップとカフェ】D&DEPARTMENT KYOTOに行ってきた

2017年3月9日(木)

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これまでの京都造形芸術大学卒業制作展潜入レポートはこちらです。
【作品も買える!】京都造形芸術大学の卒展に行ってきた。その1
【59段どころじゃない延々と続く階段】京都造形芸術大学の卒展に行ってきた。その2
【キャンパスの外に出てみた】京都造形芸術大学の卒展に行ってきた。その3

あ。気になってる方がいると思うので書きますが、今回の京都日帰り旅行も自腹です。
卒展を見るためだけに京都や秋田に行ったりして、危険なスイッチが入ってしまってることを自覚してます・・。


さて、手羽はどうしても行きたいところがもう一つありまして。
このまま手ぶらで東京に帰るわけにはいかんとです!

タクシーを捕まえ某所へ向かう。70歳ぐらいのタクシーの運ちゃんだったかな。
「この数年は外国人観光客がかなって増えたから、仕方なく自腹でiPad買うたんですわ。会話を翻訳したり、GoogleMAPを使うと知れへんホテルとお店ぐらいはほしていけるんそやけども、外国人はんがよく泊まりはるゲストハウスはこら困るな。普通の住宅街にある普通の家そやし探すのがえらいで。会社は何にもしてくれへんし、市長も外国人観光客を4000万人にするとかは言うてはるけど、なんとかしてくれっと思うてわ。」とグチってました。
運ちゃんの言葉を京都弁にできる京都弁翻訳サイト があるくらい便利な世の中になりましたが、東京オリンピックまであと3年。東京も外国人観光客が増えてるし、外国人とのコミュニケーションの問題をデザインの力でなんとかできないかなあ・・・。

よし気になってることを聞いてみるか。
「京都には美大がいっぱいありますよね」
「ああ。そうですな」
「京都造形さんとか京都精華さんとか京都での評判はどうなんですか?」
「京都造形はんは最近元気ええどすな。うちの知り合いも他の大学受かったけどここに入学したし。あ、そういえばナントカっていう美術大学が新しい建物作ってますわな」

おっそうだった!!
「すいません。ちょっとルート変えてもらっていいですか?」
とお願いし、少し遠回りをしてもらって、

京都美術工芸大学さんが京都国立博物館の近くに建設中の東山キャンパスの前を通ってもらった。車を走らせながらだったからベストポジションでは撮れなかったけど。
この4月オープンでさすがに工事壁は取れて、仕上げに入ってました。ほえ、こういうロケーションにできるのか・・・。


てな感じで、寄り道しながら向かった先は、、

京都市下京区にある真宗佛光寺派 本山佛光寺(ぶっこうじ)さんです。
 
 

なんでそんなに行きたかったというと、境内にムサビ客員教授で京都造形教授のナガオカケンメイさん率いるD&DEPARTMENTが京都造形芸術大学と協力して2014年に雑貨ショップ&カフェ「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」をオープンさせてるんです。

去年の京都出張の時に立ち寄ったら見事に定休日で。しかも時間も過ぎてて境内の中にさえ入れなかったという・・2回目にしてようやく入れた(涙)
ぶっちゃけ、ここに立ち寄る時間を逆算しながら京都造形卒展を見てました。
 

「ロングライフデザイン」「京都セレクト」をテーマに地域に伝わる伝統工芸品や地場産業などを紹介するセレクトショップ。和合所を改装してできてます。
商品発掘、開店準備から開店後の企画・運営まで京都造形の学生さんがプロジェクトチームを作ってやったそう。
 

こちらは「茶所」を利用したカフェ「d食堂」。
 
 
 

時間帯にもよるんでしょうが、手羽が行ったときは10人ぐらい待ってる状態。でも20分ぐらい外でクネクネしながら待ってたら入れました。
 

中はこんな感じ。
朝の説法や地域のコミュニティスペースとしても使用されてるそう。
 

メニューと仏光寺周辺マップ。
マップも学生さんが作ったのかな?なんとなく素人が作ったものでないのはわかるけど、プロが作ったものでもない感じで。

食べるものはとっくに決めてます。

京都定食で!!


ここでプチ問題発生。
店員さんに「単品にしますか、セットにしますか?」と聞かれたんです。

「え?え?単品?定食なのに?!セットじゃない定食がある?」とプチパニック。
結局「ドリンクセットにするかどうか」という意味だったんだけど、その場合、東京だと「ドリンクお付けしますか?」と聞かれるはずで、単品は「一皿モノ」の意味が強い気がする。定食を単品と表現することあるかな・・・誰か教えてください。

こちらが京都定食。
おいしかったけど、すいません、京都の料理はあんまり好きじゃないかも・・。
 
 

これで京都で行きたかった場所は全部クリアできました。
あとは京都美術工芸さんの新キャンパスに行ければ、京都市立芸大さんが移転してくるまではしばらく来なくていいかな。あ、京都造形さんの職員SD研修講師にぜひ呼んでくださいな。多分このブログを若手職員さん達は「手羽がどうせ悪口を書くぞ!」と読んでたと思うので(笑)
 

さらば京都!!手羽は富士山を見ながら東京に帰ります!!


以上、

京都国際マンガミュージアムにも立ち寄ってたら、「館長が養老孟司さんからムサビ客員教授の荒俣宏さんに変わるんです!」と書けたはずの手羽がお送りしました。書いてるけど。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。