【今週からスタート】2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展の6つの質問に答えます! #ムサビ卒展

2023年1月9日(月)

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いよいよ今週からムサビ卒業・修了制作展(卒展)がキャンパス内で開催されます!

2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]

●会期:2023年1月13日(金)-16日(月)
●時間:9:00-17:00 *最終入場は16:00まで
●会場:鷹の台キャンパス
●出展者:造形学部全学科・造形構想学部映像学科、大学院造形研究科全コース・造形構想研究科映像・写真コース

*駐車場はありませんのでお車でのご来校はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。
車で来校し近隣のコインパーキングで順番待ちをすることや、送迎等による近隣道路への駐停車は、交通の妨げになり、近隣住民の迷惑にもなります。

*事前予約制→申込はこちら

 
今年の目玉の一つは「クリエイティブイノベーション学科1期生による初の卒展」「市ヶ谷キャンパスでの初の卒展」ですね。 
2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[市ヶ谷キャンパス]

●会期:2023年1月20日(金)-22日(日)
●時間:10:00-20:00
●会場:市ヶ谷キャンパス
●出展者:造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース

*駐車場はありませんのでお車でのご来校はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。
*事前予約制→申込はこちら
https://cicl2022.studio.site/
https://twitter.com/cicl_sotsuten
https://www.instagram.com/cicl_sotsuten/

両キャンパスの会期・開催時間・出展者が違うのでご注意ください。市ヶ谷卒展会期は3日間と鷹の台卒展より短いですが、その代わり企業の方が参加しやすいよう夜の8時まで開催しています。
 

 
今日はよく聞かれる、ムサビ卒展に関する6つの質問にお答えしていきます!

Q1.入場料はいくらなの?
卒展は入場無料、どなたでもウェルカムなイベントです。
ただ、こちらの事前予約サイトから登録してからお越しください。
2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展【鷹の台キャンパス】 申込ページ
2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展【市ヶ谷キャンパス】 申込ページ
 
 
Q2.親だけど、見に行ってもいいの?
意外とよく聞かれる質問なんですが、もちろん大丈夫ですっ!

おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、小中学生、友達、近隣の方、ギャラリスト、高校生、受験生の親御さん、社会人、卒業生、ドキュメント72時間を見てムサビに興味を持った方、他美大関係者等々どなたでもOK。
最近は企業の人事担当者の方が結構見に来てます。推薦入試で今年合格された方もぜひぜひ!
ただ、鷹の台キャンパスは平地で歩きやすいのですが、かなり歩き回ることになるのでハイヒールはやめた方がいいです。また階段で2階まで上がらなくちゃいけない展示場所もあるのでご了承ください。

ちなみに手羽的に卒展を一番見てほしいのはムサビの在学生です。
どんな感じでやってるのか、どんなパターンの展示方法があるのか、どんな風に展示すればいいのか、こればっかりは実際に見てみないとわかりません。
必ずやらなくちゃいけない展示なので、絶対にチェックしておいた方がいいです。
 

 
Q3.いろんな人に見てもらいたいのに、なんで田舎の小平市でやるの?人に見せるのが目的なら都心の美術館でやるべきでしょ!
これもムサビ卒展をご覧になったことがない方から多い質問です。
多分「油絵や彫刻が大きな展示室に静かに陳列」「パネルを並べた研究発表会」な美術館展示やパネルセッションをイメージされてるんじゃないかと。

↑こういう感じに。

卒展本体を都心の美術館でやらない(やれない)理由は大きく4つあります。
ひとつめは「講評と展示の関係」
「講評と卒展は別」という大学もありますが(地方美大ではこれが主流)、ムサビ卒展は基本的に「卒業制作講評のために展示したものを公開する」というスタンスです。
つまり卒制講評からそのまま卒展という流れがあるので、学外ではやりにくいんですね。全部が評価対象なので。

2つ目は「展示作品の多さ」
卒業・修了対象者は約1300名いて、だいたいは1人2,3作品展示するから、学内には3000点以上が展示されることになります。平面も立体もあり、大きさも様々。
通常の美術館で「大型の展覧会」といった場合でもだいたいは200点以内で、この数・サイズを展示できる都心の美術館をむしろ教えてほしいくらいです・・・。
 
3つ目は「展示スペースの関係」
他美大さんが「学内全体が美術館になる」と言った場合、普通は「いくつかの建物で展示してます」ぐらいな意味合いなんだけど、ムサビの卒展は言葉通り「学内全体」なんですよ。
特に鷹の台キャンパスは展示室やアトリエ、演習室はもちろんのこと、工房、屋外、講義室、吹き抜け、廊下、倉庫など「学内」の利点を使って、ありとあらゆる場所で展示されます。

で、ムサビ4号館・7号館の延床面積はそれぞれ約4,000㎡、10号館は約7,000㎡、2号館は約15,000㎡、12号館が約14,000㎡、9号館は約73,000㎡と、実は6つの建物だけで11万㎡を超えます。

でも日本最大の美術館である国立新美術館で延床面積は47,960m²、そして「1日ではとても見きれない」と語られるルーブル美術館でさえ60,600㎡。
もちろん非展示スペースもありますが、屋外にも展示してるので、展示延床面積を合わせれば国立新美術館はもとよりルーブル美術館より確実に広いんです。
なおかつ、作品形態も映像作品・論文・インスタレーション・ワークショップ・パフォーマンスなど様々で、このボリュームと多様性に対応できる美術館は絶対にありません。

4つ目は「設営の関係」
先ほども書いたとおり、学内のあちこちに1,2ヶ月ぐらいかけて空間自体を作りこんだり、その空間前提に作品を作ったりします。
例えば去年の作品だと、


  • 小屋みたいに見えるのも学生さんが一から設営したものです


  • これだけの数を天井から吊るすのは1日では無理だし、床も施工しています


  • アトリエ全体に枯れ葉が敷かれてる・・


  • 空間演出デザイン学科はオープンスペースを使ってファッションショーがあちこちでやってます

さすがにこのやり方は美術館じゃ無理・・。
一度ご覧になっていただければ、きっと「ああ。そりゃ都心の美術館じゃできないし、大学でやった方が全然いいね」とわかってもらえるはずです。ストレートな美術館展示というより「点在する地方芸術祭」をイメージした方がムサビ卒展に近いかもしれませんね。
手羽は日本中の美大の卒展を見てますが、ここまで大学全体を使って展示してる卒展は他にないです。なので、可能なら半日、できれば1日ムサビにいる覚悟でお越しになるとありがたいのです。
 
 
Q4.とはいってもやっぱりムサビは遠いし、都内でゴビダイテンをやってるからそっちにします。東京藝大も一緒に見れるし
毎年国立新美術館で開催してる東京五美術大学連合卒業・修了制作展、略して五美大展をご存じとはありがとうございます。


  • 昨年度の五美大展の様子

ただ、これも勘違いされてる方が多いんですが、五美大展はファインアート系学科(油絵や日本画、版画、彫刻)のみの展示なので、デザイン系は展示されないし、デザイン系の合同卒展もありません。

また、五美大展は国立新美術館のスペースや規則の関係でどうしても「3つ作ったうちの一つ」「全体は見せられないから一部のパーツだけ」「パフォーマンスができないので収録してビデオ上映」「五美大展サイズに小さく作った作品」「水モノ・土モノNG」になってしまいます。
五美大展もぜひ見ていただきたいのですが、五美大展は作者を知ってもらうための「ポートフォリオ実物版」を展示してる、ぐらいに考えてもらった方がいいです。
ちなみに五美大展に合わせて「私たちは五美大展と違って、ちゃんとキュレーションして展示してます!」と隣で展示する美大さんがあるかもしれませんが、そもそも開催コンセプトが違うので比較したり喧嘩を売られてもなあ、と思ったり。
あ。これもよく間違えてる方がいますが、五美大展に東京藝大は含まれておりませんのであしからず・・。
 
 
Q5.わかったよ。行けばいいんでしょ行けば。行き方とオススメ展示教えて?
はい。つまりはそういうことです(笑)
アクセスについては大学公式情報以外に、鷹の台キャンパスはオーキャンの時に書いたこちらを参照ください。
【来校型ムサビオープンキャンパス2022】ムサビへの交通手段は8つある?!【自家用車はNG】

オススメ展示は、事前にどういう作品が出てくるのか私たちも先生もわからないので今は書けないけど、見て回るコツがいくつかあります。

行く日だと、手羽のオススメは金曜。
というのも、油絵学科、彫刻学科、デザイン情報学科等多くの学科は卒展中に講評をやってて、それがだいたい卒展週の木曜・金曜だから、教員が学生さんにどんなことを指導してるのかをリアルに見ることができるんです。例えばこんな感じ。


  • 視覚伝達デザイン学科の講評の様子

平日は比較的すいてるのでゆっくり見れる利点も。

見るルートだと、ムサビ鷹の台キャンパスは正門から向かって左側の敷地にファインアート系、右側の敷地にデザイン系の建物がまとまってるので、興味が絞られてる方はそちらから回り始めると効率よく見ることができます。
また、鷹の台キャンパスには美術館・図書館、12号館地下、9号館地下に合同の大きな展示室があるので、「時間が全然ないけど取り急ぎいろんな学科の作品を見てみたい」って方は合同展示室に行ってみるといいかも。
ただ、個人的には「高校生なら興味(学科)を絞らずいろいろ見た方がいいよ」「迷いながら偶然に出会えた作品っていいもんすよ」と思ってるので、結論は「時間にたっぷり余裕をもってきてね」なんですが。
 
 
Q6.卒展以外はなんかやってないの?
鷹の台キャンパスでは、1月14日(土)と15日(日)にミニオープンキャンパスをやってます。
ミニオープンキャンパス in 卒展「ムサビの学びを知る」
コンテンツのラインナップはこんな感じ。
■職員・学生による個別相談会


  • 昨年度の個別相談会の様子

●開催日時:2023年1月14日(土)・15日(日)11:00-16:00
●会場:1号館 3F 大会議室
*昨年度の入試の実技合格者作品も展示します。
*教員による相談および作品講評はありません。また入学試験の選考に関わる提出物(作品、ポートフォリオ、学修計画書、研究計画書、など)の添削、指導、相談等はお応えできません。

 
■学生による作品ツアー


  • 去年の卒展キャンパスツアーの様子

●開催日時:14日(土)10:00-10:30/15:00-15:30|15日(日)10:00-10:30
●集合場所:ご予約の上、開始5分前までに1号館下へご集合ください。
*事前予約制→予約方法はこちらをご確認ください。

ムサビ学生広報局メンバーが気になる作品を紹介します。
作品ツアーは卒展入場とツアーの予約2つが必要なのでご注意ください。


んで、手羽は15日(日)にこちらをやることになりました。
■高校2年生以下向け全体説明会・受験生向け全体説明会

●高校2年生以下向け全体説明会
・開催日時:1月15日(日)のみ開催 10:00-10:30/13:00-13:30
・会場:9号館 2F 205講義室
・対象:現高校2年生以下とその保護者
*予約不要(希望のお時間に会場へお越しください)

いつもやってるムサビの全体的な説明をします。基本的な疑問点はどなたも同じなので、こちらを聞いてから個別相談会場にいくといいはず。
今年の受験生が聞いても別に構わないんですが、ここに時間を使うよりも卒展を見て回った方がいいと思います。
  
●受験生向け全体説明会
・開催日時:1月15日(日)のみ開催 11:00-11:30/14:00-14:30
・場所 9号館 2F 205講義室
・対象:2023年度一般選抜受験生とその保護者
*予約不要(希望のお時間に会場へお越しください)

学部一般選抜試験での注意事項を話します。大学院入試についてはやらないのでご了承ください。
ただ教員ではないので「受かるコツ」「こんな絵を描け!」みたいな話は一切やりません。「受験上の注意事項」を中心に募集要項に書かれてないようなポイントも話します。
ま、言いたいことは一つだけなんですが。

ともに事前予約は必要ありませんが(卒展入場予約は必要)、講義室なので定員があることをご了承ください。
 
 
以上、みんな入試業務で急がしくて、多分全体説明会は手羽のワンオペになるのでワタワタしたらすいません、の手羽がお送りいたしました。
スライド作り始めるので、明後日まで更新したら鷹の台卒展まで更新休みます。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。