昨日11月3日(木)、車を飛ばしてこちらへ行ってきました。
千葉県いすみ市の大原漁港です。
最初はアクアライン使っていくつもりだったんだけど、「朝はゴルフ渋滞が起きる」と聞いて京葉道路経由でグルっと行ったら2時間弱で着きました。9時前には到着しちゃって、まだ誰もおらず一人寂しく港をプラプラクネクネ・・。
で、なんで行ったかというと、
いすみ市との産学連携で、ファッションショーMAU COLLECTION 2016「DEN」があったんです。
経緯などは以前書いたこちらをご覧ください。
■【いすみ市との産官学連携】漁港でファッションショーやります!
■【ムーミン列車が走るいすみ市】漁港でファッションショーやります2
先日の六本木アートナイト「IMIN」と学生コアメンバーは同じ空間演出デザイン学科ファッションデザインコース3年有志です。
上記記事にも書いてますがサーフィンが盛んな町でして、この日もサーフィンをやってる人がいっぱいいました。でも寒そう・・。
厳密に書くと「漁港の荷捌場」です。
毎週日曜朝にやってる「港の朝市」が有名で、いつもすごい賑わいだそう。
学生さんと社会連携チームの木反橋くんはムサビからバスで前日入りし、夜リハーサルをやってます。夜の港は風が強く体感温度2度ぐらいでめっちゃ寒かったらしい。。
ちなみにモデルさん・スタッフを入れると60人以上になるので、一か所で泊まれるホテルがなく、2か所のペンションに分かれて泊まりました。「夜はドンチャン騒ぎして、まくら投げしたの?」と聞いたら、衣装が完成してなくて夜中まで作業してたとのこと(寝てない学生さんもチラホラ・・)
で当日朝ですが、
朝1で雨が降ってしまい、荷捌場はビショビショ。手羽が到着する前にウエスを使ってランウェイ部分の水を吸い取ったそう。でもそれからは晴天で気温も上がり、日中はコート来てると暑いくらいでした。
漁港の皆さんは気さくな人ばかりで、
すぐ学生さん達に話しかけてくるんですね。
これが六本木との大きな違いかもしれません。こちらももっと漁港の方にアプローチしてもよかったかもしれない。
いすみ市のいろんな場所をロケハンして、学生さんがここのロケーションに惚れ込み決定した経緯があります。でもロケーションとしては最高なんだけど、漁港なのでモデルさんが待機できるような場所はもちろんありません。トイレだって公衆トイレみたいなのがあるだけで・・。
なので特別に荷捌場と港の間にバスを入れて、そこをモデルさんの待機スペースとしました。
でもバスの中では着替えができないんで、ペンションで着替えとメイクをすませ、その状態でバスに乗り込む・・という、かなり大掛かりな舞台裏だったんです。
これがショーを行う直前11時頃の様子。
いすみ市、いすみライフスタイル研究所、漁港関係者の全面的なご協力で、これも特別にマーケットを開いてくれることになりまして。野菜とか魚とかほんとにおいしそうで、手羽もいっぱい買っちゃった(笑)
いすみ市との産学連携はデザイン情報学科も動いてて、井口ゼミ生が30人ぐらい来てくれました。井口ゼミはショーを見た後、いすみ市の現地リサーチを1泊二日でやるそう。
つまりこの日は100人近くのムサビ生が来てたわけで、この産学連携の規模がわかるんじゃないかと。
開演20分前になると暗幕が張られ、いよいよな状態に。
そして午前の部がスタート。
ショーの構成はオープンキャンパスで実施したものが原型になってて、いすみリメイクバージョンとでもいいますか。
それにしても海が明るすぎて、手羽の携帯じゃ全然うまく撮れない(涙)
「ファッションショーの背景が海」っていうのは写真以上に、たぶんイメージ以上にキレイだったんです。それがうまく伝えられないのが残念・・。
午前の部が終わり、午後の部まで時間があるし、とりあえず昼食食べるかな。
いすみ市の海の名物といえば、タコとイセエビ。
ここまで来たら食うしかないっしょ。
タコ飯&イセエビのお刺身・お椀。
ま、大人だからお金なら持ってるし。
イセエビはその場でさばいてもらったもので、まだ生きてた・・。
モデルさんたちも休憩時間は海を見てリフレッシュ。
ちなみによく聞かれるんですが、モデルは全員ムサビ生で学科・学年もバラバラ。IMINとは半分ぐらいメンバーが違ってたかな?
いすみ市長さんや市役所の方、ムサビからは富松学長補佐、空間演出デザイン学科の津村先生・天野先生と助手さんや教務補助さん、デザイン・ラウンジスタッフが来てくれて、うちの広報スタッフもこのために家族で見に来てくれました。
そして午後の部スタート!
ファッションショーは無事に終了。
彼が演出の学生さんです。
演出はしたくないけど、このショー最後の挨拶だけやりたいなあ(わがまま)
イベント自体はこれで終了ですが、お客さんが帰った後に動画撮影用に実はもう一度やったんです。
暗幕は張らなかったから、普段だと見れない準備シーンを見ることができました。
完全に暗幕では隠せない場所だったら、いっそ開き直ってこの演出でもよかったかもしれませんね。
ステージ真ん中に全天球360度カメラRICOH THETAを立てて撮影したんです。
動画は早速アップされてて、DENのFacebookイベントページから見ることができますよ。
モデルさんもスタッフも寒い中頑張ってくれたし、いすみ市の方々にもほんと感謝しなくちゃいけないんですが、やはり一番頑張ったのはこの二人でしょう。
演出の学生さんと社会連携チームの木反橋くん。
演出以外にも制作したり(前日寝れなかった一人)、
取材対応したり大忙し。
6月のオープンキャンパスから始まり、六本木アートナイトIMIN、いすみ市でのファッションショーDENとずっとつながった状態で頑張ってくれた学生の皆さん。
芸祭でもショーをやって、今度ゼミでのファッションショーもあるそうで、私たちが知ってる以上に大変だったことを後で知りました。無事に終わることができ、本当にありがとうございました。感謝してます。
今日ぐらいはゆっくり休んでください・・・そして、また何かあったらよろしくお願いいたします・・・。
実は手羽の手先はあちこちにいまして、参加した学生さんに「木反橋くんの写真をこっそり撮って送ってよ。できれば変なやつ」とこっそりお願いししてたら、
こんな写真が届きました。
これ学生さんが送ってきた写真そのままで、文字を入れたのは手羽じゃないんですよ。
学生さんに「人生楽しんでます。」なんて書かれる職員ってどんな仕事のやり方しとんねん!と上司として注意したくなる写真ですな。
でも、ミッドタウンキッズワークショップ、アートナイト、グッドなデザイン・ラウンジとずっと続いてた社会連携チーム絡みのイベントも、あとは11月5日(土)のワークショップ発表会を残すのみ。
皆さん、木反橋くんを応援しに来てください!!
・・あ、ハブ企画展がまだあったか・・その話はおいおい・・。
昨日の様子はさっそく千葉日報さんと毎日新聞さんが記事にしてくれてました。
■【漁港でファッションショー 美大生が個性的衣装 いすみ|千葉日報
■ファッションショー:大原漁港舞台に いすみ市と武蔵野美大 /千葉 - 毎日新聞
最後はDENのポーズ。
以上、
ま、一番人生楽しんでるのは手羽だけどね!の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。