【まるで秘密基地】小諸ツリーハウスに行ってきた! その2

今回更新したら少し休憩の手羽です。

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というわけで、小諸ツリーハウスプロジェクト プレゼンツ「信州の収穫祭 2015」レポート第2弾です。
前回までの話はこちら
【まるで秘密基地】小諸ツリーハウスに行ってきた!




今日はイベントなどの紹介をしていきます。

地元から出店も出てて、まるで「森の芸術祭模擬店」。

といっても、地域振興イベントによくある「テント出店」ではありません。
この小諸ツリーハウスプロジェクトは、(情報をはしょりますが)日清さんのデザイン部が運営をやってるんですね。
なので、出店もいちいちオサレで。

リンゴ農家さんの出店。
試食したらすんごくおいしくて、リンゴ10個とリンゴジュース買って帰りました。
 

日清さんは小諸野菜をたっぷり使ったチキンラーメンの出店を。
カリカリ食感が美味しい「タコライス風チキンラーメン」か、「チキンと野菜のバーベキューグリルチキンラーメン」のどちらか選べます。

周りの雰囲気もあるんでしょうけど、今まで食べたチキンラーメンで一番おいしかったですね。
 
出店だけじゃなく、


  • 森の図書館があったり、


  • ライブステージがあったり、


  • 事前情報を見て「なぜ森の中でタップダンスレッスン??」と思ってたんだけど、いくと空間にばっちり合ってることがわかります。


  • 豚の丸焼きだったり、

たき火だったり。
たき火を見ると何故かホっとするのは、人間のDNA的なもんなんだろうか。
あ、ちなみに地元メディアがかなり来てました。
 

で、小道を登っていくと・・・・

奥にも広い空間があり、ここがワークショップ会場です。
 

様々なワークショップをやっており、これはイラストレーター・TAIZO&カワツナツコさんのユニット“スタジオ ツートン+”による「森の自然を使ったリース&フレームづくり」。

イラストレーター・タカセマサヒロさんによる「ストーンペイントでペーパーウエイト・オブジェを作ろう! 」。
 

イラストレータ・矢野晶子さんによる、一本の枝から作る「小諸コロコロこもろむしスプーン」などなど。
  

そして!!

武蔵野美術大学の学生さんによる「つくってのっけてツリーハウス」!
 


小諸ツリーハウスプロジェクトのことはたまたまネットで見かけ、「このプロジェクト、面白いなあ」と思ってたんです。
んで、視デ・齋藤先生がやってるインターンシップ演習を聞きにいったら、その日の講師をされてたのがまさにこのプロジェクトに深くかかわってる齋藤ゼミOG(今年も登壇されますよ)だったんですね。んで、これもたまたま夏前にその方にバッタリ学内で会って「夏にツリーハウスでイベントやるんでチラシ配ってください。ボランティア学生も募集してます!」と言われ、学内に学生募集のチラシを配った経緯があります。
昔からムサビ生はボランティアスタッフとして参加してるそうで、今回もワークショップ班とは別に10人ぐらい来てました。日清さんのスタッフだと思って声をかけたら「・・・てか、私、ムサビの学生です。手羽さん」と言われドキっとさせられたり。知らない場所で突然名前を呼ばれるって怖いもんです。
ちなみにここから日清さんのデザイン部に就職した学生さんもいます(笑)


で、そのOGが手羽の部署の所管と知らずにデザイン・ラウンジへ訪れ、たまたまその場にいたディレクター・井口先生に「何か一緒にやりませんか?」と話をされ、ちょうど井口先生も「ラウンジで作ったコンテンツを外に発信していきたい」と思ってたところだったんで、デザイン・ラウンジベースでワークショップをやることになった、と。
井口先生から「手羽ちゃん、小諸ツリーハウスって知ってる?」と聞かれ、「知ってるも何も学内に宣伝したの、手羽っすよ。日清の●●さんに頼まれて」と「ああ、その●●さん。じゃ話が早いw」という展開で。

昨日、安藤百福さんの名言「過去の出来事の一つ一つが現在の仕事に見えない糸で繋がっている」を紹介しましたが、すべてが偶然だけど、これこそ「見えない糸」なのかもしれません。
もっと書くと、小諸市といえば旅するムサビで「小諸発!ドリーム列車 ”絆” プロジェクト」を実施した場所でもあり、ムサビからこんな離れた場所だけど小諸とは「見えない糸」や「ご縁」でつながってる「なにか」を感じます。

てなわけで、去年ミッドタウンキッズワークショップをやってもらった視デの学生さんをリーダーとし、ツリーハウスバージョンのワークショップをやってもらったのです。ちなみにメンバーには今年のミッドタウンキッズワークショップ「船を作って、ミッドタウンへとびだそう!」のリーダーも参加してました。
 

毛糸やフエルトなどをのせて木をつくり、そこに『小諸ツリーハウス』と『MYツリーハウス』をのせる、という簡単なワークショップなんだけど、「よく考えられてるなあ」と思ったのはこのシートです。

完成したらこのシートを渡されるんだけど、ツリーハウスのパーツはそのツリーハウスの下に行かないともらえないのです。

ただモノを作るだけがワークショップじゃない」を表してる、手羽的には「視デっぽいな(笑)」と思ってたりもするんだけど、このアイデアは素晴らしいです。

そして、作品用の手提げ袋がちゃんと準備されてたところもミッドタウンワークショップでの学びが生きてましたね。
これは子供とワークショップに参加した人間しかわからないんだけど、立体物を作ったあと、持ち歩くのが大変になっちゃうんですよ。小石ぐらいのものならまだしも、ソフトボール以上の大きさになったら子どもは両手で持つしかなく、といって親が持つと完全に片手が塞がってしまう。(封筒でも同じことが起きます)
もう片方の手は子供の手や荷物を持たなくちゃいけないから、作品用の手提げ袋があると「ああ、この人たちは親子ワークショップのことがわかってるな」と感じられるんです。
「手羽の教えをちゃんと守ってるな」と確認(何様) 


よーーーし、いつものごとく手羽もワークショップをやっちゃおう!!
あかりちゃんの名前で事前登録してたんだけど、体調崩しちゃって1人で来るはめになりまして。
別に「対象:子供」て書いてないからいいよね?気持ちは10歳なんで。

手羽ね。ワークショップを始めると、工作の神様が降りてくるんですよ。
自分じゃない「ナニカ」に憑依されちゃうんですよ。

子どもの瞳って純粋できれいだね・・
全然知らない子なんだけど、「なに、このおっさん」って感じに見られてたんだ・・・全然気が付かなかった・・・。

作品タイトルは「NO BORDER -この青く緑色の地球」。
日清さんの2005年CMをオマージュしました。
「地球はツリーハウスのようなもので、木が揺れると全体が揺れてしまうんだよ!」と壮大なメッセージをこめて。何も考えてないようでいて、ちゃんと考えてるんですよ!!
ダテに美大出てるんですよ!!


以上、このイベントには井口先生、研究支援スタッフ、広報スタッフが来てて、

多分、学生さんよりおっちゃん達の方が楽しんでた手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。