【石川県立図書館も】金沢美術工芸大学「美大祭2025-Pin-」に行ってきた!

2025年11月3日(月)

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手羽のドキドキ北陸旅シリーズをやってます。
【地下1000mで天上の神秘を探る】スーパーカミオカンデに行ってきた
 
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11月2日(日)、手羽は金沢にいました。

しかし、12月に京都に行くんですが、観光地である京都も金沢もホテル代がすごいことになってますね。京都駅前なんて3万円台から始まる感じで、1万台のホテルを探すのに一苦労でした・・。
 
金沢へやってきた理由は1つ。

金沢美術工芸大学です。

新キャンパスへ移転して訪問するのは2回目
といっても、1回目は
金沢美術工芸大学新キャンパス建設現場見学会に行ってきた

工事中だったので、完成してからは初めて。
最近は工事中の美大を見て「ここに自分ならギャラリーを作って・・」と妄想する危ない次のステージにいってます。
 
スーパーカミオカンデの見学会が11月1日で、そのタイミングで北陸方面で何かやってないか調べてたら、金沢美大さんがちょうど学園祭をやってることがわかり、訪問することにした、と。

受付でもらったバリアフリーマップ。
これでわかるように、建物が回廊上に繋がっていて、グルっと1周することができるんです。新キャンパス移転した名古屋造形さんや京都市立芸大さんもこの発想がベースにありますね。
 
では、いっぱい写真を撮ってきたのでバンバンいきます。結構なボリュームなので頑張って読んでください。

ちなみにかなり露光をいじってるから明るく見えるだけで、ずっと安定の雨でした。
前日は大雨で街にくり出す仮装パレードは中止になったそうで・・・手羽のせいじゃない・・と思いたい・・。


  • 大屋根があるんでほとんど濡れなくてすむのは、超雨男としてはありがたい作り


  • 特設ステージ。スタッフにアジカンファンがいるのか、ずっとアジカンがかかってた

アートプロムナードに模擬店があります。


  • 名古屋の子がいるのかな?


ほな建物に入っていきますかね。

1号館はいわゆる事務棟。


  • サモトラケのニケがデーンと立ってます


  • 事務局

 
続いて2号館。

図書館と美術館です。


  • 特別に入館できました

これがすごくて、金工・漆工などの見本や道具類の製品が約5600点あって、自由に手に取ることができるんです。
目の前にはあの有名な図書館(後述します)があるから、学内図書館を使う学生さんは専門書やこういう見本を見るために、って感じかもしれませんね。


お隣の3号館へ。
3号館は講義棟であり、学生生活エリア。


  • 画材屋


  • 学生ラウンジ


  • 学生ラウンジ内部


  • 工事見学会に参加した時「学生食堂は作らない」と聞いてたんだけど、料理の提供はやってるようですね


  • こういうこともされてました


  • 2階のアートラウンジでは、学生さんの作品を販売してた

「アートコモンズ」とは、キャンパス全体に分散して配置された展示や合評のためのスペースのことです。


続いて、一番大きな建物の4号館へ。

ファインアート系や工芸などのアトリエや工房が入ってます。
まずは1階から


  • ガラスのイラストがいい感じ


  • 作品展示


  • 先生の個人研究室


  • シャワー室完備!

2階に上がります。

天井の高い石膏デザイン室があったりするけど、金沢美大さんっていうと、やっぱりこれですね。


  • 一番大きなアートコモンズA

3階はファッションデザインのスペースかな?
 

いったん4号館から6号館へ。
6号館は油画の教室や共通工房が入ってます。

4号館に戻って、3階へ。


  • 芸術学専攻(略称SCAPe)教室


  • ブラックキューブギャラリー


  • こちらもアートコモンズ


  • 日本画の作品展示


  • 日本画の個人研究室

建物が新品でも、普段のアトリエはどの美大も同じ(笑)

共通工房はこんな感じであちこちにあるんですね。
 
4号館はロの字型になっていて、

「石彫など作業で大きな音がでる工房類は中庭にまとめて、周りの建物が防音する」と見学会で説明されてました。

美大祭では中庭にアルコールOKの模擬店がまとめられてて、


  • 確かにアルコール売ってる。頑張ってこの文化は残してほしいなあ


  • 藍染め体験もやってた


中庭をグルっと動画で撮影。


  • 4号館1階アートコモンズCから2階へ

4号館と5号館の渡り廊下はインダストリアルデザインの展示。流しもありますね。 
ここまで見てきてようやく理解したのは、ほとんどが授業作品の展示で、授業外で作った作品展示は少ないかも。
 

渡り廊下を通って5号館へ。


  • 5号館はホリスティックデザイン(HD)やインダストリアルデザイン(ID)の建物


  • 5号館アートコモンズでは産学連携系の展示


  • HD・ID教員の個人研

ホリスティックデザインはムサビ基礎デザイン学科・タマビ統合デザイン学科に近いというか、「広義のデザイン」からインダストリアルデザインを引いたもの・・ってことで合ってるのかな。

最後の建物は7号館である体育館。

この日は演奏系・パフォーマンス系の会場。
式典モードではロールバックチェアとステージを展開できるようになってます。


  • 体育館からアートプロムナード側を見るとこんな感じ

入口からアートプロムナードを通って体育館までの道のりを動画で紹介。

  
恒例の張り紙チェックも忘れずにやってきました。


  • 猫を探してるそう。


  • VIVIVITさんは日本中で活動してるんですね


  • あ、ムサビ空デの鈴木先生だ。来週いらっしゃるんですね


外観をチェックして帰りますか。

裏側は大きな公園になっています。

2022年に撮影した工事中の写真と見比べると、

これが、

こうなってたし、

これが

こうなってました。
 
金沢美大さんは卒業制作展を金沢21世紀美術館でやってるんですが、金沢21世紀美術館が2027年5月から11カ月間の改修による長期休館に入るので、少なくとも28年度卒展は初めて学内でやるんじゃないかと予想してて、次来るのはその時かなあ。
 
 
ここまで来たら、やっぱりあそこにも行かないと。

道路を渡って目の前にある石川県立図書館です。
 
ここは
【日本一美しい図書館】石川県立図書館に行ってきた
2022年にたっぷりレポートしてるんで(去年、ドキュメント72時間でも放送されましたね)、紹介はあっさりと。


  • 来るたびに思うけど、ここを毎日無料で使えるってほんと贅沢


  • 絶対に本好きな子供になるだろうなあ。やっぱり環境って大事

何がいいって、写真も動画もOKってこと。

前回入らなかったカフェ「ハムアンドゴー」へ。

軽食食べて東京へ帰りました。


以上、北陸シリーズはこれにて終了・・・てわけじゃなく、11月1日はもう1か所某所に行ってたので、もう1話続きます、の手羽がお送りいたしました。
ヒントはこの写真。

さてどこでしょう?

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。