熊本訪問シリーズをお送りしています。
これまでの話はこちら↓
■熊本に行ってきた
■令和6年度熊本県美術系大学進路対策研究会に行ってきた
6月9日(日)午前11時、
開店直後の桂花ラーメン本店でちょっと早めの昼食を食べて(美味しかった!)、
九州美術ゼミナールさんへ。
略して「九ゼミ」で、東京の美大進学実績を確実に毎年出してる熊本の美術予備校さん。
なぜやってきたかというと、
ムサビの説明会なのです。
これは事務所にあったホワイトボードなんですが前日はタマビさん、22日は桑沢さんも説明会をやります。
んでここでちょっとしたトラブル発生。
当初14時スタートだったんだけど、急遽「あること」が決まったので13時に繰り上がったんです。でもそれが生徒さん全員に伝わってなくて14時スタートだと思ってる子が何人もいることが判明。
でも外向けには13時スタートと出してるから既に20人ぐらいはアトリエでお待ちになっている。
なので少し予定を変更して、
手羽がムサビ全体の話を14時までしゃべることに。
九ゼミの生徒さんはムサビのことはだいたい知ってるだろう、と。
で14時ピタリに終わらせて、本番である
視覚伝達デザイン学科(視デ)の中野先生から視デの説明。
なにかとタマビのグラフィックデザイン学科と比較される視デ。
美大入試業界では「平面デザイン系」で括られることがほとんどなんだけど、授業風景や学生さんの作品を解説しながら、「実はそうじゃないよ」という話。
で、視デの合格実技作品を見せながら、入試のポイント解説。
質疑応答をして、恐らく生徒さんが一番待ち望んでたのは、自分たちの作品の講評なのでその時間を多めに取りました。
実際に採点してる人からの講評ですからね。
どういうところを注目してるのか、なども話していただき、自分もすんごく参考になりました。
と写真を撮ってると、なんか外から視線を感じる。
ん。
シャイニング!!
タマビの米山さんがじっと外からのぞいてたんです。
はい。
というわけで、17時から始まったのが、
ムサタマトーク!!
ムサビだけ、タマビだけでは伝えられない美大の話も、もともと同じ大学だったムサタマが一緒にしゃべることで見えることがあるだろうと、2007年のムサビオープンキャンパスから始めた手羽企画。
全国の予備校や高校(立命館大学でやったこともあります)で開催してて、今回で15回目。
米山さんとやるのは、2016年のまさに九ゼミさん以来だったりします。
これを急遽やることになったんで、ムサビ説明会の時間を早めたんですね。
どれくらい急遽決まったかこれでわかるんじゃないでしょうか(笑)
いつもは手羽がムサタマを説明するスライドを作って、それで進行してるんです。
で、仮スライドを米山さんに見せたら、「手羽さん、そんな細かいデータとかはどうでもいいのよ。生徒さんとディスカッションやらない?」と言い出して。
九ゼミさんが事前アンケートを取ってくれて、「よし、これをもとにスライド作って」とやってたら「いや、熱い気持ちが伝わってきた。事前アンケートには軽く触れながらも、会場からの声を先にひろってやっていこうよ」と。
心配だったんで、一応こっそりスライドを作ったけども(笑)、ノープランで今回はのぞむことになりました。手羽もドキドキ。
ちと米山さんが自分語りをしゃべりすぎなところもあり、「ああ。この人もおじさんになったなあ」と思ったりもしたけど(笑)、生徒さんたちが真剣に、そして正直に自分の悩みや将来のことを語ってくれたんですね。
事前アンケートを読んで、ある程度は自分の想いを語れる生徒さんがそろってるなあ、とわかってはいたけど、これほどまでとは。
結論からすると、九ゼミさんの伝説的な会になったんじゃないかしら。
自分でいうのもなんだけど。
そして、今日はある高校でもう一度ムサタマトークをやることになりました。
これも急遽決まった話で(笑)
もう1日頑張ってきます。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。