初となるムサビ市ヶ谷オープンキャンパスが7月29日(土)/30日(日)に開催されます!

2023年7月28日(金)

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ムサビにとって初となるオープンキャンパスが今週末開催されます。
Creative Innovation Open Campus 2023

●日程:7月29日(土) 、30日(日)
●時間:9:30-16:30
●会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス
*事前予約制→こちらから申込ください


造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下、CI学科)と大学院造形構想研究科造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下、CLコース)の単独オープンキャンパスが初めて市ヶ谷キャンパスで開催されるのです。
 
2019年に誕生したCI学科は、1、2年次は鷹の台キャンパスで美大ならではの造形教育から表現力とともにプレゼンテーションやディスカッション力、クリティカルシンキングを養い、3年次からこの市ヶ谷キャンパスへ学びの場を移します。

学生さんによる運営チームが動かしていて、みんなで考えたテーマが「作って、壊して、創って」
多くの方のCI学科のイメージは「デザイン思考を学ぶ学科」かもしれませんが、実際は「企画前段階から関わり、課題を発見し、創造的思考力でアイデアだけでなく『とりあえず作ってみる』の精神でプロトタイプを作ってみせて、トライアンドエラーを繰り返し、一緒に悩み、社会実装していくことを体験する学科」なので、学生さんがテーマ発表した時に「お。うまいところついたな」と感じました。
 
場所はもちろん市ヶ谷キャンパス。

1月の卒業・修了展ではまだ1部工事をやっていたので、完全体でのキャンパス全体を使ったイベントはこのオープンキャンパスが最初になります。
アクセスはJR中央・総武線「市ケ谷」駅から徒歩3分、東京メトロ有楽町線・南北線「市ケ谷」駅6番出口から徒歩2分、都営新宿線「市ヶ谷」駅4番出口から徒歩3分。JR市ヶ谷駅のホームからお堀の向こうに見える黒いビルがそれです。
おっきく「MAU」と書いてあるんでわかるはず。
 
市ヶ谷キャンパスに到着したら、1階エントランスでスマホ画面の参加証の「入場する」を出してお待ちください。
ちなみに事前予約せず突然やってきても参加は可能なのですが、1階でひと手間必要になるので、時間帯によってはちょとお待ちいただくことになるかもしれません。
事前予約をかなり強くお勧めします。


さて、どういうことをやるのかチェックしていきましょ。
まずはこちら。
■CI学科説明会

●開催時間:29・30日10:00~10:45/13:00~13:45
●会場:5F 503
●入場方法:定員:135名

CI学科の全貌をお伝えするメインの説明会で、カリキュラムから入試、そして卒業後の進路について解説します。在学生も登壇し、普段の生活からCI学科での学びついて、生の声も。その場で学科に関する質問も受け付けます。

全体的な説明が朝1、午後1にあるので、まずはこちらを聞いてもらうのがいいはず。
そして、教員・学生・職員による個別相談会を11時から用意しています。
■教員・学部生による個別相談会

●開催時間:29・30日11:00-15:20*最終受付15時(当日の人数により受付を切り上げる場合あり)
●会場:3F 306
●入場方法:時間内先着順

入試や授業、卒業後の進路についての質問から、そもそもCI学科って何?といった素朴な疑問に教員がお答えします。
  
■職員による相談会


  • 鷹の台オープンキャンパスでの様子

●開催時間:29・30日11:00-16:00
●会場:5F 502
●入場方法:時間内先着順

職員による学生生活や入試に関する個別相談会です。
入試、学生生活、就職のことなど、CI学科以外に造形学部の質問も含め何でも相談してください。


全体説明会を聞いて、わからなかったところなど細かいことを個別相談会で聞いてもらう・・というのが大きな流れになります。
CI学科の授業・入試・学生生活については教員や学生さんの相談コーナー、それ以外の相談や造形学部受験生については職員のコーナー、というイメージですね。
職員相談コーナーでは造形学部の入試実技合格参考作品実物も少し展示しています。
あ、「少し」と書いたのは、CI学科は実技試験が必要ない学科なので、あまり派手に展示すると「え。実技やらなくちゃいけないの?」と思われるとあれなので控えめにやっている、と。
 

そして学生さんが考えた様々なトークイベントやワークショップ、展示を用意しています。
トークイベント系だとこちらの2つ。
■クリエイティブテクノロジーフォーラム公開シンポジウム

●開催時間:29日11:00-12:45
●会場:5F 503
●入場方法:定員:135名

CI学科で行っているクリエイティブテクノロジーの授業では、単にテクノロジーを理解するだけでなく、テクノロジーを通じた創造性教育、テクノロジー通じた社会・文化理解を実践しています。このシンポジウムでは、担当する教員と授業に参加した学生に加えて、武蔵美においてプログラミング教育に長く関わってきた清水教授にも加わってもらい、この教育の内容について総括します。大学においてどういった教育が行われているかを知るいい機会です。
 
 
■学部生トークイベント〜CI学科ってどうなの?!学生徹底生討論〜

●開催時間:29日 15:30~16:15|30日 11:00~11:45/15:30~16:15
●会場:5F 503
●入場方法:定員:135名

CI学科の学生4人によるトークイベントで、学科の簡単な説明にはじまり、事前に募集した質問やリアルタイムに募集する質問にその場で答えていきます。
学科説明会とは打って変わって、教授の目も気にせず、学部生のリアルを赤裸々にお話します。

 
 
ワークショップ系はこの3つ。
■学部生主催ワークショップ!〜やってみたいを広げよう〜

●開催時間:29・30日11:00~12:15/14:00~15:15
●会場:3F 305
●入場方法:定員:各回40名*3F にて当日予約

CI学科の学生たちによる、高校生に向けたワークショップ。
各々が思っている、小さい「やってみたい!」を、デザイン思考の発想法を使って思わぬ方向に広げていく体験をお届けします。

 
■ビジネスの中の”実は”なデザインを考えてみよう!

●開催時間:29・30日12:00-14:00
●会場:4F (405 Project Room)
●入場方法:フリー入場・所要時間15分程度

世界中で人気のコーヒーショップ。そのビジネスの裏には”実は”なデザインが隠れています。
このワークショップでは、デザインシートで皆さんが考えるスターバックスをデザインします。デザインシートを通してスタバに隠された”実は”なデザインを発見してみてください!

 
 
■ミライのミカタワーク〜「人と関わる」の未来設計〜

●開催時間:30日12:00-14:00
●会場:4F (405 Project Room)
●入場方法:定員:各回20名・開催場所にて受付

インクルージョンダイバーシティの重要性が再認識されているが、実際のところまだまだ足りていない部分がたくさんあるのではないだろうか。
このワークを通して、「相互理解」や「人と関わる」という行為を捉え直し、今よりより良いもインクルージョンダイバーシティな未来を想像してみよう。

 

 
キャンパスツアーもやってますが、ちょっと特殊なツアーです。
■タネ探しキャンパスツアー

●開催時間:29・30日14:30-16:15
●会場:4F (405 Project Room)
●入場方法:定員:各回20名・開催場所にて受付

キャンパス内で ”歩いて 見つけて 育てて"
学部3年・4年生と院生が過ごす市ヶ谷キャンパスを題材としながら、“日常の違和感や感動”がクリエイティブな発想のタネとなる可能性に迫ります。
キャンパス内を案内しますので、 “違和感や感動”を気負わず楽しく見つけて下さい。簡単なワークショップを同時に開催しますので、学部生と院生が皆さんの見つけた“タネ”を埋めて育てるお手伝いをします。

 
こうやって見てもらうとわかると思いますが、普通の美大のオープンキャンパスだとワークショップであれば「●●を作ってみよう!」等簡単な工作教室みたいなもの、トークイベントだと著名ゲスト講師が大学の授業と直接関係ない話をしたりすることが多いんですが、CIの学生さんが考えた企画は全部「どうすればCI学科の学びを多くの人にしっかり理解してもらえるか?」が柱になってます。
普段のオーキャンに慣れちゃってると「もっとサラっとチャチャーとやりなよ」と言いたくなってしまうんだけど、ある意味不器用だけど誠実なアプローチを応援してもらえれば。
 

終日やっている展示が4つあります。
■クリエイティブテクノロジー演習/デザインエンジニアリング演習展示・公開講評

●開催時間:29・30日9:30~16:30
●会場:B2F/2F
●入場方法:フリー入場

クリエイティブテクノロジーフォーラムの企画として、授業で作られた作品を展示します。
また、29・30日13:00-14:00に展示会場で、演習授業を担当した近藤テツ講師(ソーシャルクリエイティブ研究所客員研究員/東京工芸大教授)による公開講評を行います。

 

 
■学科紹介展示〜CI生の生態調査〜

●開催時間:29・30日9:30-16:30
●会場:3F 305
●入場方法:フリー入場

CI学科を知りたいあなたに!
・4年間の授業
・大学受験体験談
・先生&学生紹介
といった内容の展示をしています。ここでしか見ることができない展示になっています!ぜひご覧ください。

 
 
■時空進路相談室

●開催時間:29・30日9:30-16:30
●会場:3F 302
●入場方法:フリー入場

ここは、過去・現在・未来の時空が溶け合う場所。
高校生のワタシは、この「時空進路相談室」で、未来の私に出会う。
「ねえ未来の私、イマ、何してるの?」
大学生の私、社会に出た私との、時空を超えた対話が今のワタシを後押しする。
ワタシはどんな未来を創造したいか。
そのために、どの進路を選択すべきか。
未来に納得した高校生のワタシは、自信を持って未来へ進む。


これは手羽にとっても謎企画なので、すんごく気になってます(笑) 
 
 
■漂い宿る言葉

●開催時間:29・30日9:30-16:30
●会場:エレベーター内
●入場方法:フリー入場

本作品は、武蔵美市ヶ谷キャンパスの空気感を表現した言葉のインスタレーションです。
従来の説明資料やパンフレット、ガイダンスではみえない「空気感」を表現するため、市ヶ谷キャンパス内で漂い宿る学生や先生が発した言葉を可視化しました。
展示されている言葉は、市ヶ谷キャンパスの学生や先生がキャンパス内で発した「CICLらしい言葉」を学生らにアンケートを行い、集めたものです。


場所は「エレベータ内」。昨日実験してるのをみかけました。

このオープンキャンパスは学部CI学科受験生がメインターゲットのイベントではあるのですが、大学院受験希望者向けの企画もあります。 
■CLコース説明会・集団質問会

●開催時間:29・30日14:00-15:15
●会場:5F 503
●入場方法:定員:135名

CLコースのカリキュラムや入試について説明します。在学生も登壇し、大学院での学びや研究内容、普段の生活、社会人院生であれば仕事との両立についてお話します。また、説明会後はCLコースの教員と在学生がご質問にお答えします。


■CL研究室ツアー

●開催時間:29・30日15:30~16:30
●会場:5F 503より各教授の研究室
●入場方法:時間内先着順

大学院の研究の状況について、各教員が30分程度で、自身の研究内容や所属院生の研究について紹介します(対応予定教員:長谷川、石川、岩嵜、丸山、若杉)。集団質問会の後、初回は5Fより出発しますので、参加希望の方は紹介を聞きたい教授の元にお集まりください。また、参加希望者の数に合わせて、開催時間の中で2回または3回行う予定です。当日アナウンスいたしますので、参加希望の方はそちらをご参照ください。

ちなみに大学院向けには個別説明会や面談は行いませんのでご注意ください 。

 
オープンキャンパス企画としては以上なんだけど、2階に移転したgallery αMでは、ちょうどこちらの展覧会が29日からスタートするんです。
αMプロジェクト2023‒2024「開発の再開発」vol. 2 近藤恵介|さわれない手、100年前の声


  • (左)《ひとときの絵画》上:2022年|*安田靫彦《風来山人》の引用 撮影:柳場大(中)《ひとときの絵画》左:2020年|*小林古径《瓶》の模写(部分)(右)《ハンカチ》2021年|撮影:柳場大

●会期:2023年7月29日(土)~10月14日(土)[夏季休廊:8/13〜8/28]
●時間:12:30〜19:00
●日月祝休 入場無料
●ゲストキュレーター:石川卓磨(美術家・美術批評)
*7月29日(土)18:00からオープニングギャラリートークが開催!


実はタイミングを合わせたわけじゃなく、たまたま初日とオーキャンが重なったんですよね・・。
 

オーキャンで歩き疲れたら、ぜひ1階の

MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスでお茶や食事、買い物をしてくださいな。
今のところ、大学の中に無印良品があるのはムサビだけなんです。
 
あ。入口のデジタルサイネージも昨日からオープンキャンパス告知モードに変わってました!

また、2階の学生や企業、地域などが連携するコミュニケーションエリア「オープンマーケット」

でも何かしらやってるんじゃないかしら。のぞいてみて。

というわけで、
ぜひ、市ヶ谷キャンパスで楽しんでください!!



以上、29日午後は2時間くらい職員相談ブースに座ってるけど、そのあとは東工大合同ワークショップ最終プレゼンの司会をやってる手羽がお送りいたしました。
「誰だよ!こんなに日程をかぶせたやつは!(怒)」と思ったら手羽だった・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。