共立女子大学とお茶の水女子大学のオープンキャンパスに行ってきた! #建築・デザイン学部 #共創工学部 #MuSA #国際交流留学生プラザ

2023年7月18日(火)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日は予定を変更してこちらをお送りいたします。
  

7月17日(月祝)、手羽は10時に

共立女子大学にいました。
なんで共立女子大さんなのか・・話せば長くなるんですが・・。

猛暑のオープンキャンパス業務も無事に終わり、17日は振休取ってゆっくり家でゴロゴロ寝てようと思ってたんです。
でも朝になって奥さんから「高校から夏休み中に数校オープンキャンパスを見に行くよう言われてるから、昨日、あかりちゃん(高2)と家から近い日大のオープンキャンパスにとりあえず行ってみた。でも見方がよくわからないし、キャンパスツアーとか面白そうなのは事前予約制で既に埋まってて、大した企画にも参加できず、『めっちゃ暑い中、人がいっぱいいた』ぐらいの感想しかない。たまたま相談コーナーにいた学生さんもテンション高めの意識高い系の学生さんで『あんな感じになりたくない』とあかりちゃんが言ってた」と報告を受けたんです。

「嫌な予感がする前振りだなあ・・」と思いながら聞いてると、「今日は2校行くから、あんたも一緒に来なさい。『オープンキャンパスの見方』とか人様のお子さんに話してる時間があったら、自分の子にもちゃんとやりなさい!」と。
もっともなご意見・・。

でも、あかりちゃんが美大希望であれば、どんなに疲れてようが一緒に行って自慢気に語りまくるんだけど、文系希望で全然美大には興味ない子で。
「普通の大学のオーキャンか・・・学生さんがみんなダサダサの安っぽいTシャツ着て、ありきたりのコンテンツしかないのはわかってるんだよな・・あまり乗り気しないんだよなあ・・」と嫌々な感じでモソモソしてたら、大学名を聞いて「え。行く行く!!」と。
それで1校目、共立女子大学さんにやってきたわけです。

最初の写真は本館で、こちらは2016年にできたばかりの新2号館。
コミュニケーションギャラリーやカフェ・オープンプレゼンテーションエリアなど最新の設備が整っています。
いくつか建物が分かれていて、

こんな感じ。
立地がすごくて、

真横に集英社や小学館、近くに毎日新聞などがあるんですね。
個人的には共立女子さんといえば、首都高から見えるモザイク画かな。
3号館の屋外壁面に和田三造作の『聖女奏楽の像』がかかってて、初めて見た時に「このモザイク画はなんだ?!」と急いで調べたことがあって(笑)
 

本館に入ってみましょ。


  • 1階で先生や学生による相談コーナーをやってました

フロアはこうなってます。
 
まず、あかりちゃんの目的の学部学科のフロア見学や学生さんへの相談。
自分も知らなかったけど、あかりちゃんが興味ある分野は文系じゃなく理系に近いよう。勉強になるなあ。
終わったところで、「お父さん、見てみたい場所があるんだけど」と切り出して、ある場所へ。
 
それは、

2023年4月に開設されたばかりの「建築・デザイン学部」です。
建築・インテリア・まちづくり・グラフィック・プロダクトが学べるのを売りにした学科だから、美大愛好家としてチェックしておかなくちゃいけない。このタイミングで来れてラッキー。

建築・デザイン学科のフロアはこうなってます。


  • 廊下だけ見ると普通な感じ。


  • エレベータホールの横にオープンな階段が付いてるデザインってあんまりないかも


  • 平面工房


  • VR工房

スタジオは設計・制作の授業や個人のものづくりスペース、ラボには3Dプリンタや大型出力機、レーザーカッターなどの機器があり、建築環境の再現や立体造形物の制作ができるようになってます。


  • こちらは学科専用の講義室で、英語とか教養科目などはもっと大きな講義室でやるそう

あ。紹介動画に出てくるキャラクターだ。
こんな脱ぎ捨てた感じで置いといていいのかな・・。
 
現在、「建築・デザイン学部 設立記念連続セミナー2023」が開催されていて、

小泉誠先生も登壇されたんですね。
ちなみに細田守さんの回は満席とのこと。

学食をチェック。さすがおしゃれ。

学食自体は営業してなくて休憩コーナーになってました。


さ、次に向かいましょ。

名門・お茶の水女子大学さんです。
こういう機会がないと行かない(入れない)大学のひとつですね。ありがとう、あかりちゃん。

正門から入ったところ。いかにも歴史ある国立大学って感じ。
あ、たまたま今日は二つとも女子大なだけで、女子大絶対志望ではないとのこと。

キャンパスはこうなってます。

お茶の水女子大さんは2024年4月に共創工学部を新設するんです。
共創工学部が2024年4月より新設されます | お茶の水女子大学

日本女子大さんも2024年に建築デザイン学部を開設したり、東京女子大さんは学科新設・再編を発表したり、女子大は大きな変革期に入ってますね。
他人事のように言ってる場合じゃないないけど。

こちらは正門正面にある本館。
有形文化財に登録されてます。


  • 本館内にある大学講堂も趣がある

学長への質問コーナー!!これはすごいなあ。
ここで学長に質問へ行ける勇気を持ってる高校生はそのまま合格でいいんじゃないかしら。

12時から市ヶ谷オープンキャンパスのオンラインミーティングがあったので、あかりちゃん達とは一度別れて、手羽は日陰でミーティングに参加。
 
1時間で終わり、合流して学食へ。

今時の女子大の学食は受験生獲得のためにかなり力を入れる傾向にあるけど、すんごく普通な学食でした。ま、国立だしね。

学食のテーブルにあった気になったものだと、

歴史資料館があったんですね。手羽一人なら行ったんだけどなあ。

それよりも、

MuSA!?
「むすび」って言葉をみても「え?むさびがどうした?」と反応しちゃう病気持ちの手羽。
調べたら歴史資料館で働く学生アシスタントさんがMuseum Student Assistantで略してMuSAなんだそう。
てことはムサビの美術館で働く学生さんはMUSA Musaでいいんじゃね?

おちゃのterrace。名前がいいですね。

あかりちゃんも知りたいことが聞けたそうで満足気味。
そこで「お父さん、行ってみたい場所があるんだけどいい?」とお願いし、向かったのが、

お茶の水女子大学国際交流留学生プラザです。
 
ぐるなび創業者で会長である滝久雄さんが、東京工業大学、お茶の水女子大学、東京藝大の3校に計50億円の寄付をされてるんです。
ぐるなび会長、50億円の個人寄付 東工大など3校に | 科学技術・大学 ニュース | 日刊工業新聞 電子版
その際の条件が
・留学生と日本人学生の国際交流の建物
・建築家の隈研吾氏が設計すること
で、お茶の水女子大さんには10億寄付され、この建物ができたと。

元東京藝大学長の宮田亮平さんの作品も外からみえました。
東工大、東京藝大の建物はもう見てるんで、思いがけず完全制覇できた!



以上、昔は「家族サービスといいつつ、子供たちをだまして美大オープンキャンパスや卒展に連れて行ってたけど、今はオープンキャンパスに行くのが家族サービスなんだなあ。子供が大きくなった証拠だわ」と感じた手羽がお送りいたしました。


明日、残りのムサビオープンキャンパスレポートを書きます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。