【学生が新たな美術大学を作った?!】美大ニュースまとめ20230209

2023年2月9日(木)

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手羽が気になった全国の美術系大学関連情報をプライスレスでピックアップして紹介する美大ネタまとめ。
前回1月5,7日以降の情報です。
2週間おきを目安にしてるんだけど、卒展・美大受験シリーズなどで1か月以上あいてしまったから、たっぷりあります・・・。
 

 
まずは悲しいお知らせから入らないといけいません。
【訃報】本校工藤強勝所長のご逝去について

桑沢デザイン研究所の工藤強勝所長がお亡くなりになりました。
工藤先生は以前ムサビでも教えていらっしゃったので、私も名前をよく知る方です。
 

「美大と地域が連携して美術を体感できる場を作る」てのは昔からよくある話なんですが、なんと大学院クリエイティブリーダーシップ(CL)の学生さんが一般社団法人を立ち上げ、「すさみの美術大学」、略してスサビを作ってしまったんです。すごい・・。
 
 
というわけでムサビネタを6つ続けて。
頑張ってるのはCLの学生さんだけではありません。
ECAL + MAU Toys with Artek

スイスのECAL/ローザンヌ芸術デザイン大学、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科とアルテックが共催してArtek Tokyo Storeにて「ECAL + MAU Toys with Artek」展を開催しています。
さまざまな理由で販売ができなかったアルテックの家具や部品を使って、ECALとムサビの学生さんたちが自由な発想で創り出すプロジェクトで、2月20日(月)までやってます。
 

クリエイティブイノベーション学科の学生さんがご当地ゆるスポーツアワードでグランプリ受賞!
やってみたい。
 
 
インハウスデザイナーの仕事って?美術大学の学生がデザインセンターのデザイナーにインタビュー : 富士通

ムサビの学生さんが富士通デザインセンターへインタビューで行ったら、対応したのがたまたまムサビOBだったという話。
 

三澤遥准教授が亀倉雄策賞、牧寿次郎さん・坂本俊太さんがJAGDA賞、矢後直規さんがJAGDA新人賞受賞

工デ卒の基礎デ・三澤遥准教授が第25回亀倉雄策賞(JAGDA賞2023と同時受賞)し、基礎デ卒の牧寿次郎さんと坂本俊太さんがJAGDA賞2023、視デ卒の矢後直規さんがJAGDA新人賞2023を受賞されました!おめでとうございます!!
去年のJAGDA新人賞は3人ともタマビOBOGだったので、ホッとしました・・。しかし矢後さんはとっくに新人賞受賞されてるもんだと思ってた。
 
 
そして、
高橋幸宏が誤嚥性肺炎で死去

ムサビの大先輩が・・。
厳密には学生時代から売れっ子になってしまって、短大中退されてるんですが、「おしゃれなムサビをイメージできる先輩」だと筆頭格な方でした。

しかし、まさか高橋幸宏と鮎川誠が同じ月に亡くなってしまう時が来るなんて・・。
 

 
大学美術館といえば、
多摩美術大学美術館「移設」のお知らせ

移転先はまだ発表されていません。


タマビの美術館といえば、
「世界の美しい図書館」にはこんな本もあった。多摩美の図書館から届いたブックリスト|美術手帖

タマビの図書館の話。 


続けてタマビネタを2つ。
Event|関係を生み出すデザインーBusiness Origami®の可能性 - Tama Art University Bureau

●日 時:2023年2月10日(金) 18:00-19:30
●会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
●登壇者:丸山幸伸 (株式会社日立製作所 研究開発グループ 社会イノベーション協創センタ 主管デザイン長 (Head of Design))|赤羽太郎 (株式会社コンセント シニアサービスデザイナー)|井登友一 (株式会社インフォバーン 取締役 副社長 / デザイン・ストラテジスト)
●司会進行:永井一史 (本学統合デザイン学科 教授)
●参加方法:
・会場参加|無料・先着20名。事前予約制
・オンライン参加|申込不要。TUBのYouTubeチャンネルにて配信


明日開催です!


人事課 専任職員(総合職)募集
専任職員募集中!!・・気のせいか、なんか今年は募集が多いですね・・。
 

  
ここからはいろんな美大の話題を一気に紹介します。
愛媛県、東京芸術大学と包括連携協定: 日本経済新聞

100周年事業として、「東京工芸大学」という名称を決める時の話。なかなかその時の雰囲気もイメージできて面白いです。
 
 
京都芸術大学 情報デザイン学科×シーガイア!Z世代が考えるリゾートプラン「青に会いに行く。」を販売開始。タイプ診断テストで、おすすめの過ごし方・モデルコースもご提案します。

面白いけど、先生も大変(笑)
 


ここからは美大に直接・間接的に関係する話題をまとめて。
まずは展覧会とコンペの話から。 
Tokyo Midtown Design Hub | 東京ミッドタウン・デザインハブ | 『年鑑日本の空間デザイン』刊行50周年記念展

年鑑日本の空間デザイン50周年を記念して、50冊、50点の「表紙デザイン」を中心とした展示。
 
 
BUG Art Award

株式会社リクルートホールディングスが制作活動歴10年以下のアーティストに向けて開催するアートアワード「BUG Art Award」を初開催。
審査員からのフィードバックの提供や、展示・設営に関する相談会の開催などのサポートを行い、審査にまつわる過程でアーティストの成長が支援され、ファイナリストは東京駅直結のグラントウキョウサウスタワー1階ギャラリー(もうちょいで出来る)で展示も開催されます。
学生さんもぜひ!!
 

「せっかくなんだからプレスリリースに美大生の名前をだしてあげればいいのになあ・・」と思ったりもするけど、それより10年間いろんな美大生が関係してたにしては外に全然聞こえてこなかったのがすごいなあ、と。みんな口が堅い。
 
 
建築の視点から映画を考える映画祭「建築映画館2023」が、2月23日より開催 | デザイン情報サイト[JDN]

これほしいんですよね・・・。
 

 
手羽が欲しい本が2冊。
アニメ・ゲームのロゴデザイン

中を見ると、いろんなゲームやアニメのロゴを解説してて、例えば「閃光のハサウェイ」のラフ案からの過程なども書いてあったりするんです。
デザイナーがクライアントとどういう話し合いをしながらロゴを作っていくのかわかるはず。
  

正直、この本、子供向けにはもったいなくないですか?
絶対に自分の子供が小学生だったら買ってる。
 
 

有料記事ですが。
  
 
最後は待ちに待ったこちら。
「浦沢直樹の漫勉neo」新作に手塚治虫、水瀬藍、寺田克也、島本和彦

既に第1回の手塚治虫は放送されてて、「亡くなった方をどうやってやるんだろ?田中圭一さんがやるのかな?」という大方の予想を反した神回でした。
ちなみに今日2月9日は手塚治虫さんの命日です。


以上、これからある場所に出発します、の手羽がお送りいたしました。
あまり何も考えずに予定を立ててたら、気が付いたらキューキューな5日間になった・・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。