手羽が気になった全国の美術系大学関連情報をプライスレスでピックアップして紹介する美大ネタまとめ。
できるだけ2週間に一度を狙ってるんだけど、前回は12月7日だから1か月あいちゃいました・・。
秋田公立美術大学の次期理事長兼学長予定者に東京芸大名誉教授の北郷悟先生が選出されました。
北郷先生は美術系大学連絡協議会など美大連携で大変お世話になった先生でもあります。
おめでとうございます!
2022年10月に逝去された濱田 勝宏学長の後任として、現副学長・事務局長の清木 孝悦さんが12月1日付で就任されました。学校法人文化学園 理事長も兼務されます。
プロフィールを探したら、京都大学の理事もされてるんですね。
■清木 孝悦(せいき たかよし)理事の略歴等|京都大学
学長といえばこんなコンテンツも。
■学長が聞く、学長に聞く―第17回―「明星デザイン」は「美大」とちがう!~社会とつながるデザイン力(前編)|明星大学 #明星大学
落合 一泰明星大学学長がデザイン学部長の土田 俊介先生に明星大学デザイン学部の教育の特色について聞いてます。
マネジメントコース/メディアアートコースを新設。
東京工芸大は2023年が創立100周年ということで活発に動いてます。
■東京工芸大学創立100周年記念イベント 「コウゲイゲームショウ2023」1月6日に開催―学生が制作したゲーム作品をお披露目― @PRTIMES_JP
【開催日時】2023年1月6日(金)13:00~17:00
【会場】東京工芸大学中野キャンパス6号館(6B01)
【入場料】無料
2023年1月6日(金)に「コウゲイゲームショウ2023」を開催。
コウゲイゲームショウ2023は、創立100周年を記念するイベントで、演習授業を通じて学生自らが制作したテレビゲームやVRゲーム、ボードゲームなど、ゲーム作品8点を一般公開・試遊いただく企画。
ちなみに東京工芸大の「工芸」は、「工芸(クラフト)」ではなく「工学×芸術」という意味です。
もひとつ東京工芸大100周年ネタ。
■東京工芸大学が創立100周年を記念しファミリーマート店内放送CMを2023年元旦スタート - ナレーターは声優の古谷徹氏 -
正直、一瞬「なんでこんなレジェンド声優を使うんだろう?」と思いました。
でも、古谷徹さんといえば、私達世代からすれば機動戦士ガンダムのアムロ・レイだけど、今の世代的には名探偵コナンの安室透なわけで、100周年企画で「幅広い世代の方に誰もが聞き覚えのある声」を使うのは最高のセレクトだなあ、と。
活発に動いてるといえば、京都芸術大学さんもですね。
■J-WAVE + FM COCOLO HOLIDAY SPECIAL KYOTO GEIJUTSU DAIGAKU presents WHAT’S ART 2023 | J-WAVE 81.3 FM
2023年1月9日成人の日に、J-WAVE(東京)・FM COCOLO(大阪)の2つのFMステーションを結んで、ラジオで発信するアートの大学が、1日限りのスペシャルプログラムとして開校。
朝9時から夕方6時までの約9時間の生放送を、京都芸術大学が昨年に続き全面サポートします。
もひとつ。
■芸大生が本気でつくるTikTok見たくない?クスッと笑えて、とびきりかわいい!芸大生のありのままを詰め込んだ京都芸術大学の公式TikTok!|京都芸術大学
京都といえば、
■SEIKA AWARD2022
美術・工芸、デザイン、マンガ、メディア、文章などの多様な表現部門からオリジナル作品を公募し、新しい才能の発見を目的とした京都精華大学主催のコンペティション。
第4 回目となる今回のテーマは「世界」。
公募といえば、
■KANABIクリエイティブ賞2022の実施について
金沢美術工芸大学が、卒業制作展・修了制作展における優秀者、国際的や全国的規模で開催される公募展・コンクールにおいて特に優れた評価を得た学生を表彰しています。
こういう学生さんに還元されるコンペではなく京都精華さんみたいなスポンサーを付けないパターンのコンペ賞金ってどこから出してるんだろ?
■「メタバース授業」準備着々 帝京大の仮想空間×文星芸大のアバター【動画】|社会,県内主要,動画|下野新聞
帝京大宇都宮キャンパスと文星芸術大学が、それぞれの専門領域の講義を受講できる「共同副専攻」をきっかけにメタバース上で講義を行う「メタバース授業」の実施に向け、帝京大生が授業に活用できる仮想空間、文星芸術大生がアバターを制作する。
新しい空間といえば、建物ネタを2つ。
■共創デザイン学科の新校舎となる1号館増築棟の完成を祝し竣工式が執り行われました | 女子美術大学・女子美術大学短期大学部
2023年4月開設の共創デザイン学科の新校舎となる1号館増築棟が完成。
杉並キャンパスに行ったことがある人は写真見て「え。あの隙間に建てたの?」と思うかも。
■東京藝術大学国際交流棟(Hisao&Hiroko TAKI PLAZA)完成記念式典を開催(12/15) | 東京藝術大学
「国際交流棟完成」だけでは多分記事に挙げないんですが、ぐるなび創業者で会長・最高経営責任者(CEO)の滝久雄氏が、お茶の水女子大学、東京工業大学、そして東京藝大の3大学に合計50億の個人寄付をされて完成した建物なんです。
東京藝大といえば、
■なぜいま「KOGEI」なのか 世界で新しい工芸の価値が高まる理由
東京芸術大学名誉教授(金沢21世紀美術館特任館長)秋元雄史さん。
■デザインの力を生かした豊かなひとづくり・まちづくりに向けて山梨県と多摩美術大学が包括連携協定を締結
多摩美術大学と山梨県が、同県のデザインリテラシー豊富な人材の育成と、様々な社会課題の解決や新たな価値の創出による豊かな「まちづくり」「ものづくり」に連携して取り組んでいくことを目的に包括連携協定を締結。
県とデザイン連携協定ってすごいなあ。
と、いろいろ美大ネタ書いてきましたが、やっぱりこの1か月ではこれしかないっす。
■芸術祭に打ち込む武蔵野美術大生 ドキュメント72時間「美術大学 青春グラフィティー」 1月6日夜放送|美術展ナビ
美大の名門・武蔵野美術大学。
この秋、年に一度の「芸術祭」が3年ぶりに観客を入れて開かれた。
絵画や彫刻、工芸など、創作活動に打ち込む学生たち。仲間を募って巨大なオブジェを作るグループ。廃部の危機を乗り越えたいという人形劇サークル。将来に不安を覚えながらも、ひたすら絵画に向き合う学生もいる。何をそこまで作ろうとしているのか。芸術祭が始まるまでの3日間、アートに情熱を注ぐ若者たちの青春グラフィティー。
1月6日(金)午後10:45放送です!!再放送があるし、NHKプラスでも見れますよ!
詳しくはこちら。
■武蔵野美術大学で撮影されたNHK「ドキュメント72時間」が1/6に放送されます
ムサビネタはたんまりあるので別記事にします。
そのほかの美大ネタってことだと、
東京五美術大学OBOG管弦楽団演奏会2023のお知らせ
2023年1月28日(土)14:00開演(13:00開場)
パルテノン多摩大ホール
指揮:諸岡範澄
D.ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調作品54
P.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
全席自由1,000円(小学生以下無料)※当日券のみ pic.twitter.com/T3t1g90JDw— 東京五美術大学OBOG管弦楽団 (@5bikan4ever) December 12, 2022
1979年に武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、女子美術大学、女子美術大学短期大学部の都内5つの美術大学の学生を主力に日本大学芸術学部ほかの音楽好きの学生有志によって設立されたのが東京五美術大学管弦楽団、通称「五美管(ゴビカン)」です。
そのOBOGたちによる演奏会。
美大合同といえば。
■『生ドラ!東京は24時』7 MEN 侍「誰にも結末がわからない。一緒にドキドキして」 | 生ドラ!東京は24時 | TVerプラス
7MEN侍主演の美大に通いながら駅伝に情熱を注ぐ若者たちの物語。
役名もいろんな美大がもじってついてます。
見る前は「どうせアイドル中心のドラマなんでしょ?」ぐらいだったんだけど、「1カメによる生ドラマ」というかなり実験的な内容で、見てる方も緊張しました。
TVerでもまだ見れるのでぜひ。
美大合同だともうひとつ。
■東京ミッドタウン・デザインハブ第101回企画展「ゼミ展2023」
●会期:2023年1月10日(火)~2月12日(日) 11:00–19:00 *会期中無休
●主催・企画・運営:東京ミッドタウン・デザインハブ
●参加大学:大分県立芸術文化短期大学、九州大学、慶應義塾大学、工学院大学、佐賀大学、芝浦工業大学、女子美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、東京都立大学、明治大学
ミッドタウンデザインハブでの恒例となった各大学ゼミ単位の展示。
ここからは美大に直接・間接的に関係する話題をお送りします。
■なぜアクセンチュアは美大生を継続的に新卒採用するのか その理由 |日経クロストレンド
美術館といえば、謎な企画が開催されます。
■美術館 学芸員 ラップバトルトーナメント – 岡山県立美術館
ここはぼくらの美術館!
展示やってみたいぜゴーギャン!
企画で駆使する自分の五感!
失敗したら走るぜ悪寒!
・・みたなバトルなんだろうか。
最後はこちら。
■藝大の入試課題がシンプルな一文すぎて受験生の心に突き刺さる「本当に難しい問題」@togetter_jp
他美大でもファインアート系の実技試験だと問題文が「自画像を描きなさい」の1行ぐらいしか書かれてないことは多々ありますが、これは究極の問題文ですね。
ただ、これを面白おかしく捉えるだけではなく、「なぜこういう出題を出したのか?」を調べることで東京藝大油画がどういう人材を欲しがってるかがわかります。
出題意図はこちら。
以上、SDGsの観点から年賀状をやめてる手羽がお送りいたしました。
便利な言葉。
あ。恒例の全国美大卒展一覧を明日UPするので、まだ公開していない美大さんは今日中に情報を出してもらえれば反映します。ビジュアルや詳細はなくてもいいので、会期と場所だけでも・・。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。