移転したばかりの名古屋造形大学の新キャンパスに行ってきた【その2】

2022年8月9日(火)

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手羽は名古屋造形大学名城公園キャンパスに来ております。
これまでの話はこちら。
移転したばかりの名古屋造形大学の新キャンパスに行ってきた【その1】

あ、なんで名古屋造形大に行ったのか書いてなかった。

オープンキャンパスは受験生しか入れないので、一般開放される日をいつかいつかとずっと待ってました。
すると、
8月7日(日)にキャンパスオープニングイベント「なつフェス」を開催します

「なつフェス」という地域開放型のお披露目会が開催されることを知り、予約制のキャンパスツアーもあることがわかったので、WEBが公開された日に勢いで申込んだ・・というわけです。
特に他に用事があって名古屋に来たわけじゃなく、このためです。はい。
 
ただ、
2022年8月5日(金)・6日(土)オープンキャンパスの中止とオンライン型への移行について
前日のオープンキャンパスは中止になっちゃったので、なつフェスがどうなるか直前までドキドキしながら名古屋に向かいました。

 
というわけで、ここからが昨日の続き。

外周をグルっとまわったあたりでちょうどキャンパスツアーの時間になったので集合場所へ。

1回を数グループに分かれて動くのだけど、キャンパスツアーのガイドはなんと美術表現領域の佐藤 克久先生。学生さんや職員さんじゃないんですよ。
ど、どうぞよろしくお願いいたします。

キャンパスツアーのメリットは


  • レッドコーンではなくホワイトコーン。こだわってる

普通のお客さんは1階とワークショップ会場にしかいけないけど、他企画では見れないところまで行けることなんすよ。

エレベータに乗って4階へ。

昨日の記事で「4つのコアを柱として建っている」と書きましたが、

このマップを見てもらった方がわかりやすいですね。
それぞれ


  • アリーナコア


  • ライブラリーコア


  • ホールコア


  • ギャラリーコア

となっている、と。

こちらは超開放型の研究室。
これだけ開放・丸見えだと成績とか管理するのは大変だろうし、お昼とか食べにくいだろうなあ・・。


  • キャットウォークが面白いけど、スカートだとパンツ見えちゃいますね・・

あ、そろそろこのマークが気になってきた頃でしょ?

新キャンパス移転に合わせてロゴマークなどを変更されてるんです。
名古屋造形大学のロゴマークを一新します。

デザインは客員教授もされてる廣村正彰さん。
ムサビOBで、東京オリンピックのピクトグラムを担当された方です。

丸・三角・四角にもそれぞれ意味があり、それぞれの領域を表してるんです。

建物全体のサインも廣村さんが担当されてます。
というか、それを知らずに「全体的に廣村さんぽいなあ・・ロゴを担当されてるからサインもそうなのかな?」と思って帰って調べたらやっぱりそうだった(笑)
HIROMURA DESIGN OFFICE
手羽だけなのか、このロゴを見るとおでんを食べたくなるんですよね・・なりません?世代の問題?
 


プレゼンテーションルームのように

プロジェクターやマイクを使う部屋はさすがに部屋(ボックス)になってますが、基本的には壁もドアもない1フロアを各領域が使ってるのがこの4階の特徴です。

耐震構造上必要だったんだろうけど、この斜めの棒が頭をぶつけそうで・・。

明り取りから1階も見れます。


  • ここは美術表現領域のスペース。油絵ですね。


  • 床がカーペット

前のキャンパスよりスペースが狭くなってるような気がしないこともない。
こんなキューキューでしたっけ?
この距離感だとイーゼルとかガラスにぶつけそう・・・。


  • こちらは日本画。日本画は床に置いて描くので板の間にするために一段あげてありました。

美大のアトリエやスタジオで必要なものって実は水場だったりします。
手を洗う以外に水をファインアートもデザインもよく使うんですよ。


  • キッチンみたいなおしゃれな水場


  • 情報表現領域のエリアはパソコン(モニタ)がいっぱい。

映像系だと暗くして作業しなくちゃいけないケースも多いので、一部分だけ天幕がついてました。

全体的に天井も高く明るく開放感があるフロア。
一方で、これだけ開放されてると道具とか盗まれたりしないか心配だし、空調管理が大変だろうし(これだけのガラス空間を冷やすのは時間とお金がかかるんじゃなかろうか)、作業中の匂いや音をどうしてるのか気になっちゃいますね。油絵や日本画って結構な匂いが出るし、トンカチ作業音ぐらいは常なので・・。
でも今後領域もどんどん変わっていくはずだし、それしか使えない特定の部屋を作るのではなく、空間をシェアする考え方はすごく今時で真似したい部分もあります。


最後にべランダへ出ることができました!


  • 1周400mあるベランダ。


  • ぐるっと回れます

工事中のエリアは隈研吾さんデザインの愛知県新体育館なんだそう。
愛知県新体育館で起工式 隈研吾氏デザイン: 日本経済新聞
3年後ぐらいにはここにデーーンと建ってるわけですね。(バリアフリー問題とか起きてるみたいですが)


この1年は取材撮影があるだろうから大きくデザインの変更はできないと思いますけど(Gマークにも出してるんじゃないかな)、しばらくしたら斜めの棒には黄色のテープが巻かれ、キャットウォークにはスモーク板が付けられ、音を閉鎖する壁ができてるかもしれませんね。
また2年後ぐらいに見に来ます。


4階だけでこれだけの量になってしまった・・。
3階以降は明日に続くっ!


以上、京都芸術大学の吉田編集長がブログを期間限定再開してるので負けずに更新しますよ!の手羽がお送りいたしました。
人のこと言えないけど、吉田さん、長い、長いよ(笑)
昔ならともかく今どきそんな長い記事は読んでもらえませんよ。
・・・人のこと全然言えないけども。

またしりとりブログでもやります?
じゃ「開放的」で。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。