【手羽美術大学★6周年記念】大学広報ブログの書き方1【目指すはバロムクロス】

2021年4月13日(火)

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久しぶりの新大学広報ブログである京都精華大学広報ブログ「セイカセカイ」スタート記念、手羽美★6年目突入を記念して「広報ブログの書き方」をシリーズで書いてます。
これまでの話はこちら。
大学広報ブログの書き方0
 

 
前回「最近はインスタやYoutubeを作る大学がほとんどなので」と書いたけど、熊本学園大学さんが大学職員の踊る広報動画をUPしましたよ。

「これからはブログじゃなく動画の時代っすよ!」とプレゼンする広報スタッフも、まさか話題性のために自分含めスタッフ全員で踊ることまでは想定してないんじゃないかな。広報活動のためにここまでする覚悟があるかどうか。うちのスタッフが踊ってる姿をつい想像しちゃった。
・・これなら素直にブログ書いた方がいいでしょ?(笑)


あ、本題へ入る前に、昨日のラストに書いた京都精華さんと手羽の関係をまず説明しなくちゃいけませんね。

今から13年前、2008年に地域科学研究会・高等教育情報センター主催でこういうセミナーが開催されました。
大学 Web サイトの検証 ―編集力と進化Ⅴ
「これからは大学ブログがトレンド!」というタイミングで、講師として手羽が呼ばれたんです。
んで、それを聞きに来てた美大関係者が、これからブログを立ち上げようとしてた京都精華大のMさん、東京工芸大さん、そして瓜芸の吉田大作さんでした。終わった後に近くのカフェ・ベローチェで一緒にお茶を飲んだっけ。

で、すぐに京都精華さんは広報ブログをスタートしたんだけど、Mさんの異動等でブログの更新がストップし、しかおtwitterだけが更新されることに(いつのまにか語尾が変わった?)
で、Mさんが広報に戻ったこともあり、このたびnoteで広報ブログが再開した、と。
なんだかんだこういうのって「人次第」なんですよね・・。
 

 
さて、上記2008年セミナーの手羽のレジメをご覧ください。
「大学ブログのタイプ -キカイダータイプ、ゴレンジャータイプ、バロムワンタイプ-」とありますね。
これは手羽が考えた運営方法の分類でして、当時は広報ブログの運営方法として作りましたが、広報SNSにも当てはまるので、今日はこれについて解説しましょう。
あ、注意事項が二つ。
(1)ヒーローの細かい設定は抜きにしてください。いくらでも突っ込みどころはあります(笑)
(2)例えたヒーローが古いのは、セミナー参加者の年齢層が高いと思ってたもんで、あえて昔のヒーローにしただけです。別にゼンカイジャーでも仮面ライダーセイバーでもプリキュアでもいいです。

まず1つ目は「キカイダータイプ」

1人で戦う悩ましきヒーロー・キカイダー。
キカイダーとつけた深い意味はあんまりなくて、単純に「1人で更新してるブログ」という意味です。

手羽ブログは間違いなくキカイダータイプだし、ブログではないけど瓜芸・木原くんの「きはらラジオ」もそう。話題になる企業Twitterも基本はキカイダータイプですね。
キカイダータイプは「上司命令ではなく、自分から始めようと思って」「やり方を任されちゃって」スタートしたケースが多く、「仕事抜き」でやってる人がほとんど。だから「やらされてる感」が無く、熱い想いが一番伝わってくるのがこのキカイダータイプと言えます。
内容についてもある程度自分の責任だし、気兼ねなく書けるので、思ってることも強くいえる。そこがいいのだけど、気をつけないと書きすぎちゃって怒られることもありますが(ぼそっ)

でも、その人のキャラクター・モチベーションで成立してるものなので、「異動しました。新しい人が代わりにやります」となっても、うまくいくはずがない。というか、うまくいった例を私を知りません。その時に初めてその人が残したものはブログだけではないことに気がつくでしょう。
なのでキカイダータイプは、公式ブログ・SNSの「継続性」という点ではあまり勧めていません。


2番目の分類は「ゴレンジャータイプ」です。

「複数人で別々のブログを書く」って意味です。
一番いい例がムサビ日記だし、瓜芸さんのKUA BLOGも各学科でブログを立ち上げてます。今どきだと、複数の学生さんに広報インスタをバラバラにやってもらうのもこのパターンに入ります。
当時は戦隊ものが一番近いと思ってゴレンジャーにしたんだけど、「複数登場しバラバラに行動するけど一つのストーリーを構成する」という意味だと「今の仮面ライダー」が合ってるかもしれません。

いろんなバリエーション、情報や視点の違いを出せるし、各自の責任で発信できるし、相乗効果も起きやすいんですが、私は「大学公式ブログ」のタイプとしてはオススメしてません。
理由は3つあって、1つ目は複数あると管理が大変なこと、2つ目は人によって更新頻度の差が明白になってしまうこと、3つ目は閲覧者は全部は読まないこと。
ムサビ日記も多い時は最大40個ぐらい学生ブログが立ち上がりましたが、読まれるのはだいたい決まっちゃうんですね。「ムサビ日記だから」見てるんではなく「●●さんだから」と読まれる傾向にあり、それはそれでありがたい限りけど、管理者からすると効率が悪く(笑)、同時にやるのはせいぜい3~5個ぐらいだろうなあと感じてました。
各学科ブログまでいけばいいんですが。


というわけで、私が一番オススメするタイプは最後に紹介する「バロムワンタイプ」です。

2人の少年が手をクロスして合体変身したのが「超人バロム・1」で、つまりは「一つのブログを複数人で書く方法」って意味です。最近だと仮面ライダーWがそう・・ってこれも新しくないか。最近の合体変身ヒーローって何かあるかな。ご存知の方、教えてください。

多分広報SNSはこの方法が一番多いはずで、京都精華大学広報ブログ「セイカセカイ」も手羽の教え通りバロムワンタイプです(笑)
更新頻度を確保でき、それぞれの視点で書くことができる。「誰々さんは●曜日書いてね」「▲を取材してブログに書いといて」と担当を振り分けしやすい。業務としての継続性も生まれる。書いてるうちにそれぞれのキャラクターが立ってきたらこっちのもんで、「●●さんの文章が好きです」なんてことが起きてきます。
でも、京都精華ブログはまだみんな遠慮を感じるので、もっと振り切って書けばいいのにと思ってます。また「前の人が書いた記事を読んで閃いた」とブログ内でのつながりが生まれるとさらに面白くなるはず。もし手羽なら、キャラを立てやすくするためにイニシャルじゃなくあだ名で書いてもらい、冒頭に担当者の写真かイラストを載せるかな。
師匠気どりですいません(笑)


以上、次は「なぜ思ってたより広報ブログって書けないのか?」という話をします、の手羽がお送りします。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中