ムサビが提言した謎な「クリエイティブイノベーション学」「クリエイティブリーダーシップ学」という新たな学問分野。
「これらを理解するには下記のキーワード周辺を勉強しなくちゃいけないんだろうなあ・・」と手羽が思い、直接・間接的に関係しそうだと感じた記事や本、イベントなどを紹介しています。
==========
「創造的思考力」「クリエイティブ思考」「クリエイティブビジネス」「クリエイティブテクノロジー」「クリエイティブヒューマンバリュー」「サービスデザイン」「ブランディング」「デザイン経営」「ビジョンデザイン」「ソーシャルデザイン」「Iot、AI」「UXデザイン」「高度デザイン」「起業・スタートアップのプレイヤー」「クリエイティブマネジメント」「先端メディア表現マネジメント」「事業開発プロジェクトリーダー」「地域プロジェクトプロデューサー」「Society 5.0」「共創」「ダイバーシティ」「コワーキングスペース」「プロトタイピング」「オープンイノベーション」
===========
名付けてクリエイティブなイノベーションにはどういうものがあるのかクリップする、略して「クリクリ!」シリーズ。前回7月26日以降の気になったものをクリクリ!
「手羽が思った」なので全然違ったらすいません・・・でも、「これはクリエイティブイノベーション的」「違う」なたたき台の存在にもなれば。
書き終わった後に気がついたけど、ほんとは二つに分けるボリュームだった・・。
最初は社会や地域の話を。
■北九州市、若者定住施策に注力 プロジェクトチーム発足
元福岡県民から言わせてもらうと、北九州市は「ヤンチャな方(言葉濁してます)」が多いから、あまり住みたいとは思わないんですよね・・。まずそこからのような・・。
■「スマートシティ」実現目指し 成果共有へ 国が基盤作り | NHKニュース
「まだここからなんだなあ・・」と感じた記事。
■【TeiP SchooL 2期生募集中】2期のテーマは「地域資源を活かした商品・サービスを考える」
手羽も3月に講師をやらせてもらったTeiPスクールの第2期受講生を募集中です(8月31日まで)。
テーマが「地域資源を活かした商品・サービスを考える」で、より地域に寄り添った内容になりそうですね。
■農がある街の魅力づくり『こくベジ』【第1回】スタートは、地産地消のご当地メニュー開発。 - Executive Foresight Online:日立
日立さんの記事ですが、国分寺産野菜「こくベジ」についてシリーズで紹介してくれてます。
日立さんといえば、国分寺の日立中央研究所にオープンした共創の森のコンセプトムービーが公開されましたよ。
マイクロドローンが室内を飛び回る映像はほんとすごい。
マイクロドローンといえば、去年公開されたこのあたりの映像が有名で、
■オンナノコズ:"Onnanocos" × Micro Drone
■(完全版)近畿大学 アカデミックシアター(天気予報フィラー)第4弾
最近だと「チャンネルはそのまま!」の第1話最初やエンディングもそうですね。
でもどれも同じような映像になりすぎて、次のステップにそろそろ移る、新しい発見(テクニック)がそろそろ出てきていいタイミングかもしれません。
ドローンといえば、
■業界激震!ドローン飛行の許可・承認の変更点。- FISS登録の義務化か?【2019年7月現在】|sora:share(ソラシェア)
こういうこともチェックしておかないと。
最近になって紙ストローだったり希望者にしかストローを渡さないお店に遭遇しました。でも、テイクアウト用の蓋は普通に使われて、これが不思議で。
ここから発見・発明系を。
■1枚のイラストからアニメーションを自動生成するディープラーニングエンジン「DeepAnime」がリリース @ozaken_AI
すごっ。
■「粒子加速器」を自作した猛者現る 「リビングの片隅で組み立てた」──工学素人の“理論屋”が一から試行錯誤
「粒子加速器って大きくなくちゃいけないんだろうなあ」と思い込んでたことが手羽のダメなところで、また作者が
===
この種の実験機器の自作というと「高校生が核融合炉を作った」というニュースが思い起こされるが、高梨さんは「核融合炉は作り方がネット上でまとめられているため、あまり面白くありません」という。
===
と言い切るところに感動。
■米海軍が駆逐艦からタッチパネルを撤廃、旧来のスロットル操縦に戻す@engadgetjp
操作性もそうだけど、電源が落ちた場合のことを考えるとこの手のものは物理的スイッチの方が安心な気はしますね(そう簡単に電源が落ちるような構造ではないと思うけど)。
電気といえば、
■電気信号で舌の働きを「ハック」して塩味や酸味を感じさせるお箸と汁椀が開発される
でも食品廃棄より学生さんにとっての一番の脅威ってこれじゃないかしら(笑)
■大学の出欠確認に顔認証 「代返」防ぐだけじゃない狙い:朝日新聞デジタル
そして桜美林大の新キャンパスでは、
■新世紀のキャンパス/桜美林大学 新宿キャンパス|カレッジマネジメント
ビーコンアプリを使って授業の出席登録、通知の受信、施設の混雑状況だけでなく、学生達がキャンパス内 のどこをどう使いどう学んだかという学習量を図ってるそう。
「ほんとはここまでやりたくないんだけど文科省が・・」というのが大学人の正直なところで、さらに某福祉大の件以降、留学生の出席確認をかなり細かくチェックするよう通知も来てて・・・。
でも、一方でこういう話題もありました。
■メガネとテープでFace IDが突破できちゃった
眼鏡にテープを張った大学生が出てきそう。
■みんなが読める!UDフォント 読み書き困難な子向け/学力向上にも効果:朝日新聞デジタル
明朝体って「いいこと書いてそう感」「ちゃんとしてる感」が出るんだけど、それを9ポイントぐらいの大きさで行間なくみっちり書く人がかなりいるんです。ほんと「早くお前も老眼になれ!」と思っちゃいます(笑)
UDフォントを使うのも大事だけど、老眼やディスレクシアのことを考えると、フォントサイズと行間も大事。
ここから本を2冊紹介。
■イノベーション・スキルセット~世界が求めるBTC型人材とその手引き
破壊的イノベーションの時代を生き抜くカギは「ビジネス(B)」「テクノロジー(T)」「クリエイティビティ(C)」を統合するスキルセット=BTCスキルにある! という 田川 欣哉さんの本。
■簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本
タマグラ卒・ウジ トモコさんの本。
ちなみに「デザインの原理原則(「AISUS」)」とは、
・Accessibility(見やすさ、よみやすさ)
・Impression(印象・映え)
・Sincerity(信頼性・誠実さ)
・Uniquness(ユニークである、独自性)
・Share(共感・共生・共創力)
ここからデザイン経営、高度デザイン、イノベーション的思考について書かれたものを。
■[報告]デザイナーの5つの能力、経営にどう生かす?
デザインの能力は、プロセスの順に「観察力」「問題発見力」「発想力」「視覚化力」「造形力」に分けることができます。一番最後の「造形力」というのが、いわゆるクラシカルな「デザイン」
という田中さんの説明がわかりやすいですね。
■デザイナーを目指しているなら知っておきたい。今、注目が集まるUIデザイナー・UXデザイナーという職業 vol.1|ReDesigner for Student
ああ。とうとう気づかれちゃったか・・と思ったけど、世界の経営学研究者・ブレスト研究者の中では「ブレストでアイデアを出すのは、実は効率が悪い」ということは既によく知られてる事実だそう。
記事にはいろいろ理由が書かれてますが、個人的には「『っぽい作業』で満足しちゃう」もあると思ってます。ポストイットを模造紙やホワイトボードにいっぱい張り付ける作業を「ブレストっぽい」「デザイン思考っぽい」「クリエイティブな作業してるっぽい」と感じてそれでおなか一杯になり、「んでどうする?」につながらないケース。東工大×ムサビ合同ワークショップで学生さんには「ポストイット作業は『っぽい」から気をつけろ」「ブレストは辞め時が肝心」とさんざん伝えてました(笑)
ただ、ブレストは組織の記憶力を高めたり、メンタルモデルを揃える等「アイデアを生み出す」ことを超越した役割を持っていることも判明されてます。なんでもうまく使おうってことですね。
■スタートアップに「クリエイティブ」を投資する専門家集団NEWS設立 | TechCrunch Japan
■シリコン・バレーの空気|中島聡 @snakajima|note(ノート)
イノベーションを起こすのは「こんな世界を実現したい」「こんなライフスタイルを人々に提供したい」という誰かの「熱い思い」だけど、先進的すぎると合議制の社会では反対されてしまう。
手羽が最近面白いと思ったのは、
■価格は1円(税込)。雑誌『広告』リニューアル創刊号が本日発売!|雑誌『広告』 @kohkoku_jp|note(ノート)
雑誌『広告』リニューアル創刊号の特集テーマは「価値」で、その本が1円で発売されました。
テーマが「価値」なんだから、ここにはハイコンテクストというかメタ的というか現代アートに近い文脈があるはずだけど、「紙が粗悪」とまじめにコメントが入ってたり、転売したら企画者の思うツボなのにamazonで3000円以上の値段がついてたりします。
行間を読むという意味では、なんとなく今話題の話とつながりそうな気がしてます。
続いていろんな「新しい仕事」を紹介。
■この社会はガチすぎる…「レンタルなんもしない人」が求められる理由 @gendai_biz
レンタルなんもしない人は国分寺に住んでるそうだから、一度課外講座でお呼びしたいんですよね。。
■好きを仕事に!「プラレーラー」という生き方
プロプラレーラー。
■研究力アップ、請負人は「URA」 大学「第三の職種」が存在感:朝日新聞デジタル
最後はアート思考の話。
■イノベーションにはアートが必要だ マイクロソフトの新しい人材教育「Flags!」 @enterprisezin
6月に開催された「Art Thinking Improbable Workshop for Flags!」のレポート。
というわけで、ここからムサビの宣伝に入ります(笑)
この西村真里子さんを講師にむかえて、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所主催のアート思考ワークショップが市ヶ谷キャンパスで開催されます。
■ソーシャルクリエイティブ研究所発足記念「ソーシャルクリエイティブのために「ありえない」を生み出すアート思考ワークショップ」
●日時:8 月26 日(月)27 日(火)28 日(水)10:00-18:00(28 日(水)は21:00)
●会場:武蔵野美術大学市ケ谷キャンパス
●主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所
●協力:ソーシャルクリエイティブ・イニシアティブ、 SDN Japan、X デザインフォーラム、日本デザイン学会PD 部会、株式会社HEART CATCH
●募集:一般10名(3日間参加できる人)、学生10名(3日間参加できる高校生または大学生/大学院生)
●申込方法:→事前申し込みはこちらから
参加費が一般10万円、学生・生徒3千円という金額なのに定員になりそうです。
あ、最終日の発表会だけ参加するコースもあります。
他にも
■ソーシャルクリエイティブ研究所発足記念「日本のビジョンをデザインするワークショップ」
●日時:2019年8月23日(金) 10:00-21:00
●会場:武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス
●主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所
●登壇者:井口博美、左右田智美、菊地拓哉、長谷川敦士、山崎和彦
●参加費:一般(材料費・交流会費を含む)10,000円|学生(材料費・交流会費を含む)高校生または大学生1,500円
こちらも最後の発表イベントのみ参加コースがあります。
また、小学4年生から中学3年生を対象としたワークショップも。
■【MUJI com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス】この夏、子どもと学生が一緒にちょっとさきの未来を考えるワークショップ
8月30日(土)9:30-13:00 (開場9:00)「新しい“暮らし”を考えてみよう!」
9月1日(日)9:30-13:00 (開場9:00)「未来の遊びをつくってみよう!!」
●場所:武蔵野美術大学市ケ谷キャンパス7階※12:00〜13:00の作品発表は1階MUJI COM内で実施
●参加費:無料
●参加対象:小学4年生から中学3年生 ※小学生は保護者の方同伴でお願いします
■定員:ワークショップの参加は各回先着10名。
■申込方法:→こちらから事前申し込み
マナビとアソビのクリエイティブフィールドを運営するVIVITAとムサビの合同企画で、子どもと学生が一緒にちょっとさきの未来を考えるワークショップ。
夏休みももう少しで終わりですが、まだまだムサビのイベントは続きまっせ!
あ、そういう今日・明日は
真夏のオープンキャンパス2019を鷹の台キャンパスでやってます!!
以上、参加される高校生も保護者もスタッフも熱中症にならないよう水分補給をしっかりとね、の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。