2019年4月4日(木)快晴、
武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパスの開校式が挙行されたのでそのレポートをお送りします。
市ヶ谷キャンパスの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
■【MAUロゴが付いた日】ムサビ市ヶ谷キャンパス最新情報と新たに発表された着任予定教員を紹介
この4月に新設された造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下長いのでCI学科)3,4年生と大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコースが使うことになります。
他学科のムサビ生でも勘違いしてる人がいますが、CI学科1・2年生は鷹の台キャンパスだし、同じ造形構想学部の映像学科にいたっては4年間鷹の台キャンパスです。お間違えなく。
この建物は地下3階地上8階で、上記記事でも書いてるように、
■市ケ谷に武蔵野美術大学がキャンパス新設 SME市ケ谷ビルを取得
もともとソニー・ミュージックエンタテインメント(以下SME)さんのビルだった通称「黒ビル」をムサビが購入したんですね。
外観の変化を見てもらいましょ。
SMEさんに敬意を表して、できるだけ外観はいじらないようにしながらリノベーションしました。
最寄り駅はJRだともちろん市ヶ谷駅。橋を渡って3分ぐらいかな?
東京メトロだと南北線市ヶ谷駅になり、
お隣の保険会館から地上に出ることができます。そこから30秒。
便利なルートではあるんだけど、
駅MAPには「出口4」とかの表記がないんすよ。
不思議な出口で、駅から出口6・7方面に歩いてると、横に入る小さな道があるんでそこからエレベータで上がる感じになります。
市ヶ谷キャンパス周辺のMAPはこちら。
ちなみに市ヶ谷キャンパスの前の靖国通りは2020オリパラのマラソンコースになっています。
ちなみにちなみに入学式での建築・鈴木先生の話によると、外堀は昔玉川上水とつながっていたけど現在は通水が停止されてるため、外堀は補給水の不足から生物が生存できない状態にあるそう。そこで玉川上水から外濠へ河川水を試験通水するプロジェクトが動いてるそうです。
となると、ムサビ鷹の台キャンパスの横の玉川上水からボートに乗って下ると市ヶ谷キャンパスに行ける!!・・嘘です。暗渠もあるんでせいぜい紙船ぐらいかな。
でも鷹の台キャンパスの中央軸線をまっすぐ引っ張ると吉祥寺校にぶつかるし、3キャンパスの新たなつながりが見えてきました。
市ヶ谷キャンパス周辺には様々な施設がありまして、
市ヶ谷といえば法政大学の他に、ムサビのすぐ近くに中央大学市ヶ谷田町キャンパス(中央大学ミドルブリッジ)があります。
以前は法科大学院等の建物でしたが、この4月に新設された国際情報学部 国際情報学科のキャンパスになったんです(受験者が激増してる)。
中央さんもずっと改修工事をされてて4月にオープン。1階に入ってみたら、
ホテルのロビーみたい。オシャレ。
ムサビの話に戻します。
開校式の前に理事たちと一緒に近所の市谷亀岡八幡宮へ。
SMEさんも市谷亀岡八幡宮へお参りに行ってたそうなので私たちもゲン担ぎで。
お祓いをうけて市ヶ谷キャンパスに入ります。
いよいよ内部初公開!!
1階のエントランス。まだそっけない(笑)
ま、ほんの数日前はまだこんな感じで絶賛工事中だったんで。
この工事中のドアの向こうに良品計画との共同プロジェクトである共創実験スペースが6月にオープンする予定です。
おっと、ここから先はIC学生証かIC教職員証がないと入れませんのでご注意ください。
エレベータで7階まで上がり、開校式会場である講義室へ。
最後は造形構想学部長である篠原先生の挨拶。
ちなみにこの4月は「仮オープン」の状態です。
6月に1階実験的共創スペースがオープンするので外向けイベントはその時を考えていますが、今年・来年は新大学院生しかいないため、6,7,8階だけ使用するとりあえずの仮住まい。
3年生が市ヶ谷キャンパスにやってくる2年後の2021年グランドオープンに向けて他フロアの整備を進めることになっています。学生さんと考えながら試しながら作っていこうと。「圧倒的プロトタイピング」と呼んでる所以です。
なので今回の開校式も内部向けの内覧会に近いですね。
乾杯の挨拶は、CMディレクターでもあり学校法人武蔵野美術大学の理事でもある中島信也さんにお願いしました。
「信也さんに乾杯の挨拶をしてもらおう!」と強くアピールしたのが手羽でして、なぜかはうちのスタッフにもちゃんと説明しなかったんだけど(笑)、
実はデザイン・ラウンジの開所式で乾杯挨拶をしてもらったのが中島さんだったんですね。
■武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ 開所式!
デザイン・ラウンジがうまくいったからゲン担ぎもあるし、市ヶ谷と六本木をつなげるストーリーもこれで完成。
他の部屋を見ていきましょう。
7階が授業をメインでやるフロアで、ここでは入学式前の4月1日にCI学科1年・大学院クリエイティブリーダーシップコース1年の交流ワークショップが開催されていて、そのアウトプットが貼られてました。
あ、この立て看板みたいなやつは、ローパーテーションにもなり、なおかつホワイトボートなんです。
プロジェクトベースの授業になるのでこんな作りになっています。
6階に降りましょう。
こちらはゼミや工作機械や大型プリンタ、研究室などラボ的なフロア。
時間を巻き戻すと、
そしてこうなった、と。これは非常勤講師の皆さんとのミーティング風景。
先ほども書いた通り今は仮住まいなので、2年後に引っ越ししやすいよう、再利用しやすいような構造になっています。
3Dスキャナー・3Dプリンターなど様々な機器があります。
8階は図書室や保健室、会議室など事務フロア。
理事長・学長の挨拶でも話されてましたが、都心キャンパス構想が発表されたのが5,6年前でこの市ヶ谷に決まるまで紆余曲折がありました。
2021年グランドオープンに向けてまだこのプロジェクトは続くわけですが、お二人の挨拶聞きながらしみじみしちゃった。
中島信也さんも窓から外を眺めながら長かったプロジェクトをかみしめてました。
これからも武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスをどうぞよろしくお願いいたします。
以上、
中島さんの真似してカウンターに座ったけどカメラ目線になってしまった手羽がお送りいたしました。
「会議とかであっち側で手羽さんがスーツ着てかしこまって座ってる姿は逆にふざけてるようにしか見えない」と言われたんだけど、ふざけてたら怒られるし、普通にしてたら「ふざけてるようにしか見えない」って、抜け道ないのでは。。
これを「ピエール瀧現象」と命名。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。