PARTY伊藤直樹氏 ✕ SF作家小野美由紀氏が登壇!「SFプロトタイピングで描き出す、下水道と都市の未来」 オンライントークイベント開催

2021年11月9日、東京都下水道局主催のプロジェクト「東京地下ラボ」がオンラインでのトークイベントを開催する。ゲストにクリエイティブラボ「PARTY」代表取締役の伊藤直樹氏、SF作家の小野美由紀氏を迎え、「SFプロトタイピングで描き出す、下水道と都市の未来」をテーマに語り合う。SFプロトタイピングで描き出す未来はフィクションか現実か、わたしたちが未来のために今できることは何か。ぜひあなたの目で確かめて欲しい。イベント応募期限は11月8日(月)まで。参加費は無料。

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下水道×都市×SFプロトタイピング

都市インフラに欠かせない下水道事業。
しかし、下水道は地中深くに埋まっていることもあり、普段の生活のなかで意識することはあまりないのではないだろうか。
下水道は生活排水の浄化や都市の衛生を保つことはもちろん、雨水を適切に処理することで街を浸水被害からも守っている。

「東京地下ラボ」は、若者に下水道について関心を持ってもらうことを目的に2018年から東京都下水道局がおこなっているプロジェクトだ。
東京地下ラボでは、下水道に関連するワークショップやフィールドワーク、トークショーなどを開催しており、2021年は「SFプロトタイピングで描き出す、下水道と都市の未来」をテーマにオンラインでトークショーをおこなう。
 


  • 東京地下ラボフィールドワークの様子。

  • 過去のライゾマ齋藤精一氏 ✕ NOSIGNER太刀川英輔氏のトークイベント。

 
今回のトークショーで鍵となるのは「SFプロトタイピング」。
SFプロトタイピングとは、SF(サイエンス・フィクション)をもとに未来を予測し、いまわたしたちに何ができるかを考察する手法である。
科学技術の急速な発展に伴い世界が大きく変化していく現代。
従来の方法では想定し得ないような新しい可能性についても、柔軟に予測できるメソッドとして世界で注目が集まっている。
SFプロトタイピングの特徴は、現実に存在する科学技術を起点としながらもフィクションであるSFの大胆な発想で未来予測を展開していく点だ。
ビジネスのマーケティング戦略から海洋汚染など環境問題まで、欧米では幅広い分野で活用され始めている。
SFプロトタイピングでは、小説・漫画・映画などで物語性を創造したり、アーティストによってコンセプトを視覚化・聴覚化するなどクリエイティブな手法も用いられる。
新型ウイルスによる世界的パンデミックなど、現在の延長線では予測困難な時代を生きていくわたしたちにとって重要な未来予測ツールとなるだろう。

今回のトークショーでは、「WIRED(日本版)」と「PARTY」が共同運営する「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」の協力のもと、SFプロトタイピングを使って下水道と都市の未来を予測していく。
トークショーはオンラインの対談型でおこなわれ、登壇者は「PARTY」クリエイティブディレクターの伊藤直樹氏とSF作家の小野美由紀氏。
クリエイティブ業界の第一線で活躍する2人のセッションから生み出される新しい未来予測。
「いま、これから何をすべきか」、ぜひ一緒に考える機会にしてみよう。

■イベントHP
https://chika-lab.tokyo/

■開催概要
【開催日時】令和3年11月9日(火) 18時30分~(接続開始18時00分~)
【配信方法】YouTube Live
【プログラム】
・東京地下ラボ、下水道局の取組について
・WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所、伊藤直樹氏、小野美由紀氏によるトークセッション
【参加費】無料
【対象】プロジェクトへの参加の可否に関係なく、どなたでもご視聴いただけます。

■視聴方法
オンライントークイベントの視聴は、事前に「視聴登録」が必要となります。下記URLよりお申し込みください。申込締切:11月8日(月)24:00
【視聴登録】オンライントークイベント視聴お申し込みフォーム
https://tokyochikalabokouenkai.peatix.com  (リンクURL)


■登壇者プロフィール

「PARTY」クリエイティブディレクター
伊藤直樹
1971年静岡県生まれ。早稲田大学卒業。NIKEのブランディングなどを手がけるW+K Tokyoを経て、2011年、未来の体験を社会にインストールするクリエイティブ集団「PARTY」を設立。現在、クリエイティブディレクター兼CEOを務める。WIRED日本版クリエイティブディレクター。京都芸術大学情報デザイン学科教授。2023年4月開校予定の私立高等専門学校「神山まるごと高専」カリキュラムディレクター。アートを民主化するThe Chain Museumの取締役。スポーツ観戦をDXするStadium ExperimentのCEO。アート作品に日本科学未来館の常設展示「GANGU」、森美術館「未来と芸術展:2025年大阪•関西万博誘致計画案」など。受賞歴はグッドデザイン賞金賞、メディア芸術祭優秀賞、カンヌライオンズ金賞など国内外で300を超える。

SF作家
小野美由紀
1985年東京都生まれ。“女性が性交後に男性を食べないと妊娠できない世界になったら?“を描いた恋愛SF小説『ピュア』は、早川書房のnoteに全文掲載されるや否やSNSで話題を呼び20万PV超を獲得した。最新作は80年代の架空のアジアの都市を舞台にした『路地裏のウォンビン』〈U-NEXT〉。著書に銭湯が舞台の青春小説『メゾン刻の湯』〈ポプラ社〉、エッセイ『人生に疲れたらスペイン巡礼』〈光文社〉など。

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