【スズキリくんに会いにいく】2018年度東京造形大学卒展「ZOKEI展」に行ってきた

2019年1月21日(月)

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1月19日(土)、ムサビ卒展を抜け出して

東京造形大学に行ってきました。道がすいてて40分ぐらいでいけたかな?
東京造形に来るのは夏以来。
【ほぼフェス状態】ムサビオープンキャンパスに行ってきた2(東京造形も)
ちょいちょい来てます。

で、何しにやってきたかというと、

ZOKEI展<2018年度 東京造形大学卒業研究・卒業制作展 東京造形大学大学院修士論文・修士制作展>
を見るためです。
ところでこのバナーは毎年見るけど、何年ぐらい使ってるんだろ?


大学によって卒展のやり方は違ってて、例えばムサビと東京造形さんの違いだと、

ムサビでいうところの卒業制作優秀賞である、ZOKEI賞のリストが大きくあちこちに貼られてることかな。いい作品をサクっと見るには非常にありがたかったりします。学生さん目線だと嫌かもしれないけど。


まずは学食へ。


  • きれいな学食


  • C定食490円

学食や画材屋さん、学生自治会室等が入ってる10号館 CS PLAZAは絵画棟でもあるので、絵画系の作品を見ることができます。

 
続いて彫刻棟へ。


  • 昔はここに人体像がズラっと並んでたけど、今年は2体しかなくてちと寂しい・・


  • やっぱり東京造形彫刻の人体はレベルが高い


  • ちょうど講評もされてました

 
次は今回一番入ってみたかった

13号館 大学院棟
主に大学院博士課程のために建てられた一番新しい校舎で、去年のZOKEI展では作ってる最中で、夏は入れなかったの。中がどうなってるのか知りたくて。


  • 写真だとわかりにくいけど、1フロア1部屋の形


  • 片付けられてる机の数とか見ると、普段は博士課程だけが使ってるわけではなさそう


  • アニメーションの先生がVR体験されてた。


13号館横芝生の作品は

「68歳の美大生」で有名な、一つ柳恋路さんの作品。
以前、読売新聞や「家、ついて行ってイイですか?」で紹介されてましたね。
通信だと京都造形に95歳の学生さんがいらっしゃいましたが、通学だと68歳は最高齢かもしれません。


次に8号館 デザイン棟B
1階の体育館では毎年テキスタイルの展示をやってます。ここも見ごたえがある展示のひとつ。

1階奥のトイレにも作品が。

女子トイレは気まずくて見れなかったけど、男へんが落ちてたのかな?

そのまま隣の9号館 CS-Lab

で上のフロアにあがると、グラフィックデザイン、アニメーション、メディアデザイン、インダストリアルデザインの各専攻領域が展示してます。
写真、映画、室内建築が使ってる8号館 デザイン棟Bと建物がくっついてるんで、このあたりから領域や部屋がわからなくなりました・・。間違ってたらごめんなさい。。


  • インダストリアルデザイン


  • CS-Labの前に車がとまってて、外装・内装をデザインされてた。


  • 室内建築


  • 入った部屋のせいかもしれないけど、昔は不思議な作品が多かったけど、建築模型がずいぶん増えましたね


  • メディアデザイン


  • アニメーション


  • 落書きに夢中だった(笑)


  • ここからグラフィックデザイン


  • この作品は作品の精度も見せ方もズバ抜けてました

 
12号館 大学院棟へ。


  • 修了制作が展示されてます


  • こちらは大学院テキスタイル

そしてようやく目的の人に会うことできました。

スズキリくんこと鈴木龍之介くんです。眼鏡かけてる方でもう一人は桑沢の高橋さん。
ムサビの卒展を蹴って東京造形大にやってきたのは、「彼に会いたかったから」といっても過言ではなく。

スズキリくんは大学に残ってる最後の美大日記メンバーなんです。
美大日記::東京造形のスズキリ - 美大TV [ BIDAI.TV]

それだけでなく、実は彼が高校生の頃から知ってて、このブログに出てくる
第5回ムサタマトーク3|美大日記ムサビの手羽
「私のフォロワーさんに、この高校の生徒さんがいらっしゃいまして」がスズキリくん(笑)
当時は「ムサビの基礎デに行きたいんです!本当に行きたいんです!」と熱く語ってたけど東京造形大テキスタイルに行きやがった、という想い出もあって(笑)

彼は高校生の頃から「美大を出てデザイナー」なオーソドックスな進路を目指してる感じではなく、私も当時はそれがどういうルートなのかちゃんと説明できないでいました。「だったら基礎デもいいけど芸文受けなよ」とアドバイスしたっけ。
今考えてみると彼の根本にあったのは当時の手羽がうまく言語化できなかった「起業家(事業家)精神」だったんだなあ、と。社会がようやく彼の発想に追い付いてきた。

スズキリくんは学生時代からいろんな活動をしてて、学生さんなのに株式会社カラットの取締役をやってるし、卒業後は起業するそう。
今回の作品も伝統的な織物メーカーとコラボして、寿司を立体的に表現したファブリックブランド「メゾン寿司」の発表です。


  • 「こんなのあるといいなあ」な夢物語ではなく、実際にコラボして商品化しちゃったの


  • ネットニュースでも話題になったのでご存知の方も多いのでは?


  • 屋台も作ってもらったそう


  • 写真じゃわかりにくいけど、ご飯のつぶつぶ感とかきれいに出てる

ちなみにスズキリくんのこれらの商品は2月のギフトショーで展示され、発売されます。
手羽、ちょうど名刺入れが欲しかったところだから絶対に買います!!


「ねえ一緒に写真撮ろうよ」
「あ、じゃ手羽さんはこれ着てください」

写真整理してて、ふと思ったけど・・なぜスズキリくんじゃなくて手羽が板前さんの恰好をしてるんだろう・・・ま、いいや。

タマビのハヤカワさん然り、10年後ぐらいに美大史を振り返った時、2020年前後が「事業家精神をもった美大生が育ち始めた世代」と言われるかもしれない。
彼らみたいな発想の学生さんがどんどん増えるのは確実なのに、美大はまだちゃんと受け入れる準備が出きていません。「だったら率先してそういう学科をムサビが今作るしかない!」と生まれたのがクリエイティブイノベーション学科であり、まさに新学科が目指してる人物像ってスズキリくんみたいな人。彼にはまた近いうちに会う気がする。
これからの活躍、期待してます!!


スズキリくんと別れ、2号館 講義棟Aへ。

 
ここであるものを発見。

エキモレだ!

実はエキモレって、デ情OB・萩原くんが始めたやつなんですよ。
駅もれ
駅もれ|Instagram
2014年にデイリーポータルZでも紹介されてます。
駅の漏水対策「駅もれ」がすてき

「こ、これパクリじゃね?炎上しちゃうんじゃね?」とドキドキしながら見たら、

「通称 駅もれ」と書いてあった。
みうらじゅん氏の「ゆるキャラ」のように「駅もれ」って言葉が通称になってたんだなあ。感動。
萩原くんがみうらじゅんに見えてきた。

展示はこんな感じでした。


造形大の卒展はムサビと比べると、客層が高校生や大学生、それと企業人事の人が多い印象で(ムサビ生に「手羽さんですよね?」と声かけられたw)、よく言えば「若い人がいっぱい来てる」だけど、地域の人がやってくるイベントにはまだなってないのかな、と。
一日で回るにはいいボリュームだし、カテゴリがまとまってて見やすいからなんかもったいないかも。でもここ数年受験生が増えてる東京造形さんだから、ここに気が付かれちゃ困るから黙っててよ。


以上、

造形大といえばタピオカキャラメルミルクティの手羽がお送りいたしました。

卒展、そしてセンター試験に関わった皆さん、本当にお疲れ様でした!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中