【ちょっと先の社会に取り組んでいる人達】企(タクラミ)展に出展する28団体・プロジェクトを一挙紹介!

2018年11月11日(日)ベースの日

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武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジは、NPOグリーンズとのコラボで11月末にこんな大型展覧会を開催します。


東京ミッドタウン・デザインハブ第76回企画展 「企(たくらみ)」展-ちょっと先の社会をつくるデザイン-

●会期:2018年11月25日(日)~12月24日(月・振休) 会期中無休
●時間:11:00-19:00※初日のみ11:00-18:00
●会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
●入場料:無料
●主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
●企画・運営:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ、NPOグリーンズ


数回に分けてタクラミ展を紹介してまして、まず経緯・趣旨は
【ソーシャルデザインってなに?】東京ミッドタウン・デザインハブ企画展 「企(たくらみ)」展-ちょっと先の社会をつくるデザイン」とは

そして関連イベントは
【ソーシャルで暮らせるのか?】企(たくらみ)展はちょっと先の社会を考えるトークセッションやワークショップをいっぱいやります!

今日は出展する団体・プロジェクトを紹介します。

デザイン・ラウンジとグリーンズさんで「ここを紹介したいよね」と出し合って、

WELL-BEING(心身の健康をデザインする)
LIFELONG-LEARNING(創造的な学びをデザインする)
HOUSE LIVING(住まい・暮らしをデザインする)
ECONOMY(新たな経済圏をデザインする)
DIVERSITY(多様な社会をデザインする)
ENVIRONMENT(環境・共生をデザインする)
をテーマにしながら絞っていきました。もちろん複数に関係するもの、どれにもあてはまらないものもあるので、スパっと分けることはできないけどね。

いろいろアンテナ張ってるつもりでいたけど、やっぱりデザイン・ラウンジやムサビの先生だけで考えると紹介するプロジェクトが偏りがちになります。今回の展覧会で全く知らなかったプロジェクトが多く出展していただくことになり、グリーンズさんのネットーワークの広さやソーシャルデザインの奥深さとか、ほんと勉強になりました。


リリースで紹介してる4つのプロジェクトはこちらです。
只本屋

フリーペーパーは、少部数発行や配布エリアの限定などによって、インターネットでも検索できない世界。言わば、現代における情報の聖域のようなものです。東京が中心だった
フリーペーパー文化を関西にも根付かせたいという思いから京都の「只本屋」はスタートしました。暖簾分けにより愛知や島根にも広がり、最近では海外にも出店。日本の文化を
紹介するような活動も行なっています。

 
椎茸祭

菜食主義含め、宗教概念上食べることを禁じられていることの少ない食材(しいたけと昆布)を用いて、うまみのある飲料や食品を製作・販売をしています。より多くの人と同じ食卓を囲み、おだしでリラックスして" ゆるふわ" な世界を作っていきます。

" 医療福祉エンターテインメント®" をキーワードに掲げ、あらゆる人々の積極的社会参加の推進を目指す「Ubdobe」。入口は『やってみたい!楽しそう!』でもいい。まず知ってもらうこと、医療福祉のカジュアル化を目指しています。その仕掛けを考えるとき「デザイン」は大切な要素の一つ。情報に想いをのせて、見た人の心を動かし、行動をも促すことがあります。少しずつでもいい。”他人事”だった医療福祉を”ワタクシゴト”に変えていきます。

そこにぴったりの人がいきいきと働く場所は、きっといいところになる。いい場所をつくるには建築や不動産だけでなく場所と人を結びつけることも大切だと気づき、求人サイト「日本仕事百貨」はスタートしました。実際に働く場所や一緒に働く人を取材、記事にしてWEB で紹介をしています。

ちなみに「椎茸祭」さんは手羽が「絶対に紹介したい!」と無理無理お願いして出展してもらうことになったのですが、昨日のデイリーポータルZでも記事になってましたね。
椎茸の神様は「ヒノキの下で育てよ」と言った #DPZ
 
そして、そのほかの出展団体・プロジェクトはこちらです。
あ、公式サイトがない場合は関連イベントなどのURLや画像を使ってるのと、手羽がまとめた紹介文なので「もっといい紹介の仕方があるだろ!」ってことであればぜひ教えてください・・。

 
一般社団法人リヴオン
「いつ、どこで、どのような形で大切な人を亡くしても、その人が必要とするサポートを確実に得られる社会の実現」を目指して立ち上げられた社団法人。

 
WE デザインスクール
ノンデザイナーの社会人がビジネスに活きるデザインを基礎から学ぶ、まったく新しい学校。デザイン・ラウンジで開催しています。

 
ウェル洋光台
24世帯が暮らす多世代多国籍のシェアハウス。

 
はじまりの学校a.school
「学び続ける力」を養う、探究・創造・協働型の学習塾。

 
NPO法人Mission ARM Japan
上肢障害者同士の出会いの場をつくり、想いの共有、情報の共有を通し、上肢障害に関する様々な分野の方々とのパイプ役として活動。

 
GIVE&GIFT
大阪のオフィス街・淀屋橋にあるランチカフェ併設の障がい者福祉作業所。

 
greenz.jp
2006年の創刊以来、5,000以上の「ほしい未来をつくる」人、組織、考え方を紹介している。

 
憲法のきほん
特定の思想を前提としない憲法の勉強会。
日本国憲法全文を読みやすく持ち運びやすくデザインしなおした小冊子は2017年グッドデザイン賞を受賞。

 
公社団地 茶山台としょかん
少子高齢化や取り巻く環境の変化が進む団地に実際に住み、「集会所」を活用したコミュニティ拠点活動。

 
co-toiro iwabuchi
北区岩淵町の築60年以上の古アパートをリノベーションしたシェアキッチン付きコワーキングスペース。「コト(事)」と「イロ(個性)」の滲み出るまちの拠点として2017年10月にOPEN。

 
自然電力
自然エネルギーの発電所の開発から小売事業まで行っている。

 
学校法人シュタイナー学園
「芸術としての教育」「自由への教育」を行う全日制の私立小・中・高一貫校。

 
藤野地域通貨「よろづ屋」
“お金”が流通する「経済社会」ではなく、“心”が流通する「循環社会」を目指す。

 
つみき設計施工社
「ともにつくる」を企業理念とした、参加型リノベーションを専門とする市川市の工務店。

 
D-LAND
美大生のクリエイティブなアイデアで、 社会に前向きな変化を起こすプロジェクトを実践することを目的とした、 美大生のための放課後活動拠点。


 
パーマカルチャーセンタージャパン
パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)・農業(アグリカルチャー)・文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、国内で唯一のパーマカルチャーデザイナーの資格を取得することが出来る施設。

 
パーマカルチャーと平和道場
千葉県いすみ市でのこれからの時代を生きるのに必要な技術を学び、「消費者」から「文化の創造者」になるための学びの場。

 
原っぱ大学
「逗子の秘密基地(fieldwork)」「日常に届く遊びの種(homework)」「新しく出会う仲間(community)」の3つの軸による親子のための遊びの学校。

 
廃材エコヴィレッジゆるゆる
神奈川県相模原市緑区の山奥にある限界集落の廃工場を廃材でリノベーションし、地域活性化コミュニティースペースとしてのエコヴィレッジづくり。

 
VIVITA, Inc.
子どもたちが生み出すアイデアをカタチにするシード・アクセラレーター事業会社。子どもたちのアイデアを実際にカタチにできるスペース提供やアプリ開発を行っています。

 
藤野エリアマネジメント
ふじのアートヴィレッジ、藤野サンヒルズ、シェアオフィス「マージナル藤野」を運営する旧藤野町の地域環境の向上を民間からサポートする地域団体。

 
藤野電力
地域の自然の恵みを見直して自立分散型の自然エネルギーで地域の未来を考える活動で、2011年より有志メンバーによって運営。


 
ようび
岡山県の西粟倉村で「やがて風景になるものづくり」を理念に伝統的な木組みの技術を活かしたヒノキの家具や建築、デザインを中心に制作。

 
リノベーションスクール
不動産の再生を通じてまちでの新しいビジネスを生み出しエリアを再生する実践の場。

この記事を書くために各プロジェクトのWEBサイトを全部チェックしましたが、3つ感じたことがあって。
一つ目は「今回紹介する多くのプロジェクトがなにかしらの形で中心にデザイナーやクリエイターが関係してる」ってこと。全然やってることは違っても、根本に流れる何かが似てるのは「思考」という部分で共通してるからなのかな、と。

2つめは、「一言で紹介するのが難しい」ってこと。
ソーシャルなものは要約しすぎたら大事なものを捨てることになるし、といってやってることを書き連ねると長くなってしまう。確かにこりゃ展示は難しいっすね(笑)
ただ、各サイトの「●●について(aboutページ)」を開くと、なかなか熱い長文メッセージを書かれてるプロジェクトが多々あって。熱い気持ちを伝えたいのと短くまとめられない気持ちはすごく理解できるけど、aboutページは最初に『〇〇をポリシー(または目的)にやってます』ぐらいの短い文書を置いて、そこから熱く語ってくれたらなあ、と。そこが「わずらわしい感」を出してる気も少なからずあるような。

そして3つ目は・・・このトークセッションで他の登壇者に聞くことにします。
トークセッション「これからの『クリエイティブ』な仕事を考える」

●日時:2018年 11月 27日 (火) 19:00-21:00
●登壇:酒井博基 (D-LAND)、小野裕之(greenz.jpビジネスアドバイザー)、手羽イチロウ(美大愛好家)
●司会:河野奈保子(greenz.jp)
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
●定員:50名
●参加料:無料(事前申込制)
申込み方法:こちからお申込み下さい。


お待ちしております!



以上、昨日の午後はリンクロウの高校保護者会に行ってたんだけど、

「卓球って球技じゃなかったのか」と悟った手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。