【ソーシャルで暮らせるのか?】企(たくらみ)展はちょっと先の社会を考えるトークセッションやワークショップをいっぱいやります!

2018年11月10日(土)

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武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジは、NPOグリーンズとのコラボで11月末にこんな大型展覧会を開催します。


東京ミッドタウン・デザインハブ第76回企画展 「企(たくらみ)」展-ちょっと先の社会をつくるデザイン-

●会期:2018年11月25日(日)~12月24日(月・振休) 会期中無休
●時間:11:00-19:00※初日のみ11:00-18:00
●会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
●入場料:無料
●主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
●企画・運営:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ、NPOグリーンズ
●出展団体・プロジェクト:熱海 まちx アートのプロジェクト / 一般社団法人リヴオン/ WE デザインスクール / ウェル洋光台/ a.school / NPO 法人Ubdobe / NPO法人Mission ARM Japan / GIVE&GIFT / greenz.jp /憲法のきほん / 公社団地 茶山台としょかん / co-toiro iwabuchi / 椎茸祭 / 自然電力/シュタイナー学園 / 只本屋 / 地域通貨よろづ屋 / つみき設計施工社/ D-LAND / 日本仕事百貨/パーマカルチャーセンタージャパン / パーマカルチャーと平和道場 / 廃材エコヴィレッジゆるゆる / 原っぱ大学/ VIVITA / 藤野エリアマネジメント/ 藤野電力 / ようび / リノベーションスクール



3回に分けて詳細情報をお届けしてまして、まず経緯・趣旨はこちら。
【ソーシャルデザインってなに?】東京ミッドタウン・デザインハブ企画展 「企(たくらみ)」展-ちょっと先の社会をつくるデザイン」とは

今日は関連イベントなどを紹介します。


ソーシャルデザイン系の展示を何度か見たことがあるんですが、いつも物足りない気分で帰ることが多いんです。ソーシャルデザインはいわゆる「コト」「ヒト」「つながる(つなげる)」がキーワードになるので、会場に持ってこれないものばかりだからどうしても見せるアウトプットは写真や文章が中心になってしまいます。それが原因の一つ。
なので、グリーンズ・河野さん(愛称Qちゃん)とは最初から
・パネルだけの紹介はできるだけやめよう。
・ヒトの熱量を紹介していこう。

と話してきました。

ソーシャルデザインを紹介する時のポイントは「熱量」じゃないかと思ってて。
正直、ソーシャルデザインは「おせっかい」「わずらわしさ」の塊ですよね(笑)
でも、その人がそこまで「おせっかい」をしたいと感じたきっかけ、「わずらわしさ」を乗り越えて達成しようとする目標や熱量を聞くと、これがほんとに面白いんです。
個人的に昔から気になってることもあるのでそれは後で書きますが、それらをなんとか伝えられないだろうか。

てなわけで、熱量を感じてもらうために様々なトークセッションやワークショップをやることになりました。
そのトップバッターがこちらです。

トークセッション「これからの『クリエイティブ』な仕事を考える」
●日時:2018年 11月 27日 (火) 19:00-21:00
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
●参加料:無料
●定員:50名(事前申込制)
●申込方法:Peatixページよりお申し込みください


登壇者はこの3人です。

■小野裕之 |greenz.jpビジネスアドバイザー
1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部を卒業後、ベンチャー企業に就職。その後、ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズの経営を6年務め、2018年、同法人のソーシャルデザインやまちづくりに関わる事業開発・再生のプロデュース機能をO&G合同会社として分社化、代表に就任。greenz.jpビジネスアドバイザー。 ジュエリーブランドSIRI SIRI共同代表。おむすびスタンド ANDON共同代表。

 

■酒井博基 |D–LAND代表
1977年、和歌山県生まれ。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程中退。美大生のための放課後活動拠点の運営や、さまざまな企業と美大生による共創プロジェクトを多数手がけるD–LANDの代表。2016年グッドデザイン特別賞[地域づくり]をはじめ、受賞歴多数。京都造形芸術大学客員教授、法政大学非常勤講師。

 

■手羽イチロウ| 美大愛好家
2003年にムサビ生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記-リアルな美大の日常を」を出版。全国の美大情報を毎日チェックしつつ、PARTNER_WEBにて理想の美大を目指すテイの「手羽美術大学★」を連載中。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂とハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムが好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。

 

■司会:河野奈保子|greenz.jp学校・事業部マネージャー
80年千葉県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。 大学研究室・NPO勤務後、2015年よりグリーンズのスクール事業の事務局/企業・行政との協同案件のプロジェクトマネージャーを担当。 -人が学んだり、何かをつくっているときの横顔が、世界で一番美しいと思ってます。美しい顔でいられる場をつくり続けたい。
 

すいません・・偉そうなことを言ってたら私も登壇することになりまして・・・いや、ほんと「手羽を出せ」とか一言もいってないですよ。信じて・・。

グリーンズ・小野さんは「クリエイティブな事業のマネタイズ」について、美大生と企業・仕事をつなげる活動をされてるD-LANDの酒井さんは「美大生と企業との共創」について、んで手羽は「美術大学・学生の考察」「社会が美大に求めてるもの。美大が社会に求めるもの」を中心にトークセッションを行います。
初回なんで導入部分にあたりますね。


んで、手羽が昔から気になってることっていうのは、ぶっちゃけ「ソーシャルやってて暮らしていけるのか?」なんです。皆さん「ヒトやコトをつなげる仕事」をされてるわけで、それでどうやってお金を稼いでいるのか、ビジネスモデルはなんなのか昔から知りたくて。

高校生やその親御さんが一番気になるのもそこじゃないですか?
「取り組みも熱量もやりがいすばらしいけども、生活に苦労するような世界にうちの娘をいれるわけには・・」というのは親御心として当然。なんとなく聞きづらい、触れづらい部分だけど、ここがちょっとでもすっきりしないと「ソーシャルデザインをやりたい」「つなげる仕事をやりたい」という人は増えないと思ってまして。美大の中で一番「卒業して生活できるの?」と聞かれる彫刻学科出身の手羽がいうのもなんですが。

ソーシャルデザイン仲間のトークセッションでは恐らくこの話にはならないはずですが、手羽は全然違う立場なんで聞けます(笑)
最近司会役が多くて久しぶりのパネリストなんすよ。遠慮なく進行無視の一番嫌われるタイプのパネリストとしてぶっこんでいきますんで、そこんとこよろしくっ!!

その他の現在公開されてる関連企画はこちらです。いっぱいありまっせ。
*詳細決まり次第公開されていくので、参加方法などはデザイン・ラウンジWEBをチェックください

東京ミッドタウン・デザイン部「夜のギャラリーツアー」

●概要:「企展」の展示ブースをまわりながら、各展示団体の取り組みをご紹介。合わせて多岐に渡る「ソーシャルデザイン」の事例をご紹介します。
●日時:2018 年11 月28 日( 水) 19:00-21:00
●登壇:織戸龍也(co-toiro iwabuchi)、河野奈保子(greenz.jp)
●会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
●定員:30名(事前申込制)
●参加料:無料

 
 
■トークセッション「都市と地方、デザインができること」
●日時:2018 年11 月29 日( 木) 19:00-21:00
●登壇:山口祐史( ようび)、三上悠里( 憲法のきほん)
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ

 
トークセッション「藤野の地域デザイン」
●概要:神奈川県旧藤野町には、約30年前からの芸術への取り組みを契機にアーティストのスタジオや、持続可能な暮らしを目指す様々な取り組みが増え、オルタナティブなカルチャーの集積地とも言える地域になっています。
藤野での様々な取り組みのデザインを聞くとともに、地域全体のデザインについてを藤野のキーパーソンが議論します。
●日時:2018 年12 月6 日( 木) 19:00-21:00
●登壇:中村賢一(藤野里山交流協議会会長・藤野エリアマネジメント代表理事)、設楽清和(パーマカルチャー・センター・ジャパン代表)、髙橋靖典(シュタイナー学園理事長・藤野電力)、傍島飛龍(廃材エコヴィレッジゆるゆる村長)、池辺潤一(藤野地域通貨よろづ屋事務局)
●司会: 河野奈保子(greenz.jp)
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
●定員:50名
●参加料: 無料(事前申込制)


●概要:勉強家 兼松佳宏が提案する「beの肩書き」。
普段、職業・仕事として取り組んでいることの背景には、人それぞれに貢献できる価値の源がある。
そんな考えをまとめた彼の著書出版を記念したトークセッションを行うほか、
お酒を片手に参加者同士で「beの肩書き」をつけあう「be飲み」も開催します。
●日時:2018 年12 月7 日( 金) 19:00-21:00
●登壇:兼松佳宏(勉強家/元greenz.jp 編集長)、鈴木菜央(greenz.jp編集長)
●司会: 河野奈保子(greenz.jp)
●会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
●定員:100名(事前申込制)
●参加費:2500円(書籍 & ドリンク/軽食付き)

 
 
ワークショップ「企( たくらみ) 展特別企画・つみき設計施工社による『ともにつくる』出張ワークショップ!」

●概要:「もうすぐ つみきになる つみき」は、あなたの手で作る、大切な人に贈るつみきです。岐阜県産の美しいヒノキの材料を丁寧にやすり、優しい手触りのつみきに仕上げます。心からの気持ちをまっすぐに届ける“未完成“のギフトを、想いを込めて制作してみませんか。制作したつみき一箱は、お持ち帰り頂けます。
●日時:2018 年12 月8 日( 土) 13:00-16:00
●登壇:河野直( つみき設計施工社)
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
●定員:5組
●参加費:10,000円/1組(税込・材料費、道具使用料含む)

 
 
■トーク&ワークショップ「出張!パーマカルチャーと平和道場」
●日時:2018 年12 月9 日( 日) 11:00-20:00
●登壇:ソーヤー海( 共生革命家)、他多数
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ

 
 
■トークセッション「未来の学びをソーシャルデザインする」
●日時:2018 年12 月13 日( 木) 19:00-21:00
●登壇:佐藤桃子(VIVITA)、小村陽子(VIVITA)、稲葉裕美(WE デザインスクール)
●会場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ

 
 
■販売イベント「企(たくらみ)展 × green drinks 」
●日時:2018 年12 月22 日( 土) 13:00-19:00
●会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター


ぜひ皆さんの熱量を感じてくださいっ!!

あ、イベントといえば、

11月12日(月)にデザイン・ラウンジで、今年最後のクリエイティブイノベーション学科秋季ガイダンスが開催されます。
先生に話が聞けるラストチャンスなのでぜひ。



以上、なんで芸祭前から毎日更新を続けているかというと、登壇依頼を受けた日に計算したら、毎日書けばトークセッションの時には1000記事になるはずで、イベントでみんなに祝福してもらえる!最近つれないモーフィングさんじゃなくてグリーンズさんに祝ってもらえる!!と頑張ってたけど、今日計算しなおしたら毎日書いても998記事にしかならないことがわかった、あれ、どこで計算間違ったんだろ、な手羽がお送りいたしました。
算数嫌い。

なのでいつものペースに戻します・・・目標は12月14日かな。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。