「個性的な社員ばかり!その全員がわたしの“師匠”」美大卒業生の仕事の選び方。野崎あずさ(面白法人カヤック)

就職活動もいよいよ本格的になるシーズン。どうやって「企業」「仕事」を探してる?IT転職・Web業界で働く人のための求人情報サイト「Find Job!」をチェックしていたら、意外にもエンジニアやプログラマーばかりでなく、クリエイターの求人情報が多く掲載されていた。今回はそのなかから、Webクリエイティブ業界で知らない人はいない、面白法人カヤックでデザイナーとして活躍している美大卒業生 野崎あずささんにインタビュー!就職活動やお仕事について、そして面白いばかりじゃない、プロフェッショナル集団・面白法人カヤックについてお話を聞きました!(Sponsored by Find Job!)

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— 現在面白法人カヤックでデザイナーとしてご活躍中の野崎さんですが、大学時代はどのように過ごしていたのでしょうか。

野崎さん
:私は愛知県立芸術大学のデザイン学部に通っていました。でも、大学生の頃はそんなに真面目な学生ではなかったので、適度に授業をサボったり遊んだりしながら悠々自適な生活を送っていて。先輩に「〜〜に興味ない?」と課外活動のお誘いを受けたりしたら、断りきれずに「あっ、興味あります!」と二つ返事で答えていました。流されやすいんですよね(笑)。

— たとえばどのような課外活動を‥‥? やっぱり「面白い」経験を積んできたのでしょうか?(笑)

野崎さん
:じつは私、フリーマガジン『PARTNER』の編集部に所属していたんです。

— え? ほんとうですか‥‥‥?

野崎さん
:大学1〜2年生のころに(笑)。フリーマガジンの制作に、企画を考えるところから表紙のデザインまで関わらせてもらってたんですよ。大学1年生にしてADをやらせてもらいました。
どんなことにでもとりあえず足を突っ込んでみる、というのはいい経験だった気がします。はじめる前は「自分にできるかな‥‥」と不安に思っていたことでも、いざやってみたら案外なんとかなるものなんですよね。その経験のおかげで、新しいことに挑戦するハードルが下がったというか。自分にはできないから、と身を引いてしまうのではなく、とりあえずなんでもやってみようという気持ちが持てるようになりました。
 

 
— ポートフォリオに掲載するための作品制作などは‥‥?

野崎さん
:負けず嫌いな性格だったので、大学の課題に取り組む上では、「この中で一番いいものをつくるぞ」という気持ちを常にもっていましたね。一方、大学2年生くらいの頃から継続して、タイポグラフィを中心とした作品を自主制作してきました。制作っていうよりは趣味や遊びの感覚に近くて、休みの日や出かけている時でも、ちょっと暇な時間ができたりしたらすぐMacを開いてポチポチと作品をこさえたりしています。
 


  • 入社してから現在に至るまで、週に一度ほどのペースで制作を続けているタイポグラフィ作品です。(数は全部で50点以上)その週にあった出来事やふと頭に浮かんだワードを、ユーモアのある色と形で表現しています。


  • 刺繍やシルクスクリーンプリントを使用したオリジナルのグッズです。タイポグラフィと刺繍の相性の良さを生かし、今後も新作を作成していく予定です!

 
— 大学時代、卒業後の進路はどんなふうに考えていましたか?

野崎さん
:正直、大学の頃は卒業後の進路についてはあまり考えることなく過ごしていました。就活シーズンが近づいてきて周りの子たちが将来について真剣に考え始めるようになり‥‥。何も考えてないと思っていた友達も(笑)、いつの間にかしっかり行動をおこしたりしていて。その時の私はそれを見てただ焦ることしかできませんでしたね。
4年生の夏休み前から就職活動をはじめて、学校の掲示板をみたり、デザイナー向けの求人サイトをみたり。ほかに、自分が気になったクリエイティブについて、誰がつくったものか、制作した会社を調べていって。

— カヤックはどうやって知ったんですか。

野崎さん
:初めてカヤックを知ったのは、確か大学1年生の頃、面白い制度のある会社をまとめた記事を読んだのがきっかけだった気がします。その時は、変な会社があるもんだな〜くらいにしか思っていませんでした(笑)。
ところが、いざ就職を意識しはじめた頃、「これ知ってる!!」「このサイト面白いと思ってた!」といったものがカヤックの制作物だったことを知って興味を持ち、エントリーを決めました。
 


  • 「エゴサーチ採用」特定の検索キーワードに引っかかった人を採用する制度

  • 「エイプリルフール採用」一番面白い嘘をついた人を採用する制度

 
— 「面白い」が就職先探しのキーワードだったんでしょうか。

野崎さん
:それはあると思いますね。飽き性で。飽きずに働ける場所を探していて。制度もさることながら、会社のメンバーが個性的な人が多くて、毎日飽きることなく働いています。
それともうひとつ。カヤックには自主的に制作した作品を発表する場が月に一度あったり、面接を担当してくれたデザイナーさんが自主制作した作品について嬉しそうに説明してくれたりと、純粋にものをつくるのが好きな人が多いんだろうな、という印象を受けました。じつは、就職を決める上では、それが一番の決め手だったかもしれません。
 

 
— やはり、どんな企業でどんな人たちがどんなものづくりをしているか、アンテナを張ることが重要なんですね。現在カヤックではどのようなお仕事をなさっていますか。

野崎さん
:現在私は、受託事業をメインで扱う「クライアントワーク事業部」というところでデザイナーをしています。入社後、普段の自主制作を会社の人に見せまくっていた(週に一回全社員に向けてメールを出していたんだって!)結果、社内でも「タイポの人」というイメージが定着したようで(笑)、ロゴなど文字にまつわるお仕事を振っていただくことが多いです。
 


  • 野崎さんの代表作、アイデアが出せるカードゲーム「ブレストカード」

 
— 最後に、入社後自らが成長できたと思う点、どのような環境や周囲の人の影響があったかなど教えてください。

野崎さん
:受託のお仕事は、短いスパンで案件が入れ替わるので、さまざまなトーンの案件に触れることができて楽しいですね。さきほども少し触れましたが、やはりたくさんの案件に関わることによって自分のできることがどんどん増えていっているという実感はあります。自主制作はどうしても自分の得意分野に偏ってしまいますが、会社では得意・不得意に関わらずさまざまな案件が舞い降りてくるので、強制的に得意分野が増やされていく感覚ですね(笑)。

また、カヤックはそれぞれのメンバーが何らかのプロフェッショナルなので、私にとっては、もはや全員が師匠のような存在です。先輩も後輩も関係なく、それぞれがそれぞれの得意分野を生かしながら働ける環境が、社員の成長を後押ししてくれているのではないかなと思います。

 
 
WEB・IT業界のクリエイター求人がたっぷり!な「Find Job!」

今回編集部が、面白法人カヤックの求人を見つけた「Find Job!」という人材募集サイト。WEB・IT業界をうたっているため “エンジニアの採用が多い” という印象をもっていたのだが、カヤックで「タイポの人」として活躍する野崎さんのような、グラフィックデザイン分野のクリエイターを募集する企業が求人を掲載しているのはすこし意外だった。WEB・IT業界の成長・成熟に伴い、グラフィックや映像、写真などの分野のプロクリエイターたちが同業界にも集結している、ということの表れかもしれない。
 
「Find Job!」を運営するのは、株式会社ミクシィ・リクルートメント。業界屈指のWEB・IT業界に特化した人材募集サイトだ。掲載されているのは、大手企業からスタートアップまで40,000社を超えるIT/WEB人材を求める企業の求人。さまざまな仕事に出合うことができる。
自分の世界を広げたいとスタートアップや事業会社の求人を探している人はもちろん、自分をメキメキ成長させてくれるハイレベルなクリエイティブカンパニーの求人を探す美大生も、「Find Job!」は活用のしがいがありそうだ。ぜひこの機会にチェックしてみて。
 
 

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面白法人カヤック
「つくる人を増やす」を経営理念に掲げ、古都鎌倉から、ゲーム・広告・Webサービスなど、面白くてバズるコンテンツを次々とリリースするクリエイター集団。
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(写真・今井駿介 取材・吉田裕紀 編集/文・上野なつみ)

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