コワーキングスペースサミット2018に行ってきた(東大も)

2018年6月19日(火)

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ようやく落ち着いたので更新を。

まずは週末何をやってたかというと、

東大の駒場キャンパスに行ってました。
うーん、ここに来たのは5年ぶりぐらいかしら。


  • ポンピドゥーセンターみたいなごっつい横長のビルができてた


  • 東大に置かれてる彫刻はいい作品が多いっすね。

で東大に何しに来たかというと、

山中研究室プロトタイプ展2018「Parametric Move 動きをうごかす展」です。

2016年12月に
【東大主催】価値創造デザインフォーラム2016に行ってきた
こういうイベントを開催されてて、東大・RCA・山中先生が今どういうことをされてるのかずっと気になってまして。


  • 入口横で山中先生発見。みんなに囲まれてた。


  • 研究室がおしゃれ

動画も少しだけ撮ってきました。


  • あ、第19回東京大学制作展 “WYSIWYG?”にあった作品だ


  • メインビジュアルで使われてた作品。思ってたより小さかった

最終日の昼間ってこともあり、すごい人で。


  • こちらは生産技術研究所のロゴタイプをどのようにリニューアルしたかを説明する展示


  • 風洞室がギャラリーになってた

感想を正直に書くと、「このアウトプットだとタマビのプロダクトや情デでもできるなあ・・」ということと「人がいっぱい来るんだなあ」ってことかしら。
これが日曜日の話。


で、18日(月)、1年に一度の恒例となった

デザインハブでの川崎総合科学高校説明会。
1,2年生80名が校外学習でやってくるので、デザインハブ3団体総出で対応してる数少ない案件です。

まずは日本デザイン振興会さんからグッドデザインの話。
手羽もグッドデザインの話をこんなにちゃんと聞くのは初めてかもしれない(笑)


  • JAGDAさんからJAGDAの活動紹介。

んで手羽が40分間のミニ講義。
今回はほぼ全部新しくしたシートを使いました。15年ぶりのデザイン経営宣言も発表されたし、最新の話をしなくちゃね。
高校生にしゃべるのは1年ぶりだったけど、終わった後に生徒さんから「プレゼンがうまいですね」と褒められた(笑)
1時間ぐらいならこのシートでしゃべれるんでぜひお声がけください(営業)


そしてその足で東京ガーデンテラス紀尾井町へ。
もちろん目的地は、

こういう1日ゲストパスシールがあるのは初めて知った・・。

でこちらには・・・ま、ようやく本題なわけですが、

日本で初めてのコワーキングスペースサミット2018が開催されたのです。

なかなか謎だと思いません?
ヤフーさんはともかく、なぜコワーキングスペースのイベントを白鴎大学と国土交通省がやるのか。



国土交通省の方から「『こういう国土だといいなあ』を考えるのが国土交通省であり、それを実行するには『対流』が必要だとわかり、それは知的な交流空間であり、熱源を発生するひとつとしてコワーキングスペースにたどりついた」と説明がありました。なるほど。

んでなんで手羽がこのイベントに参加してるか、ですよね(笑)
昔からコワーキングスペースのビジネスモデルに興味を持ってたのもあるんですが、

今回の司会進行をされた白鴎大学の小笠原伸教授と昔から知り合いで。
小笠原教授・・・えーい、慣れないからオガちゃんと呼ばせてもらうけど、オガちゃんは実は以前ムサビ映像学科の助手をされてて昔一緒に悪いことをして遊んだ仲。通称「マンプクさん」。
そのマンプクさんの今の肩書はなんと「白鴎大学ビジネス開発研究所 所長」「白鴎大学経営学部 教授」ですよ。偉くなっちゃって・・。

正直、このタイトルでしょ?(笑)
そんなに人が集まらないと思って友達のよしみで申し込んだのだけど、すぐに満席なったそう。
それだけ注目してる人が多いキーワードってことですね。

気になるパネリストは、


  • ヤフー株式会社 オフィス・経営支援本部 コワーク推進部 部長の植田 裕司さん


  • コワーキングスペース秘密基地 代表の岡 秀樹さん


  • 合同会社オフィスキャンプ 代表社員の 坂本 大祐さん


  • 株式会社リビタ 資産活用事業本部 地域連携事業部長の土山 広志さん


  • 結城商工会議所 経営指導課 係長の 野口 純一さん


  • 株式会社コミュニティコム 代表取締役、 一般社団法人コワーキングスペース協会 代表理事の星野 邦敏さん


  • 公益財団法人大阪市都市型産業振興センター クリエイティブ産業推進部 部長 兼 メビック扇町 所長の堂野 智史さん

秘密基地やメビックは手羽でさえ知ってるスペースで「コワーキングスペースといえばこの人」という方たちばかり。
ちなみに堂野さんは交通網が混乱する大阪からいらっしゃったそう。ありがとうございました。

単なるコワーキングスペースの話ではなく、「新しいコミュニティ」の話だし、「働き方改革」の話だし、「地域創生」の話だし、「民間事業と行政事業の違い」の話だし、「外部性と内部性」の話だし、いろいろな要素を含むなかなか興味深い話でした。

また、最近いろんな場で「今は嫌がられる存在になっちゃったけど、今こそ必要なのは『おせっかいな人』」という話を聞くんだけど(この前のデザイン経営宣言カンファでもそうだったし)、この場でもそうでした。
オープンイノベーションとか言ったりしてるけど、実はイノベーションの成功のカギはそこにありそう。

10月にコワーキングスペースフォーラムを開催する予定だそうです。
また行ってみるかいな。


以上、なんでコワーキングスペースといえば板張りと木製机とソファなのか知りたかった手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。