佐賀・長崎での出来事を書いてます。これまでの話はこちら。
■【そのサガ サガ大】佐賀大学卒業・修了制作展に行ってきた
■【2つのデザインの力】武雄市図書館と長崎県大村に行ってきた
話を少しだけ戻します。
23日(金)の夜、
国内外の監督、スタッフ、大村の方などを集めて交流前夜祭が行われました。
関係者しか来ないと思ってたら、地域の方もかなり参加されてて、スタッフも喜んでました。
そして、宴もたけなわになり、監督たちの紹介。
左から「海へ 朴さんの手紙 To the sea Mr. Paku's letter」であいち国際女性映画祭 2016 フィルム・コンペティション(長編フィルム部門)グランプリを受賞した久保田桂子監督、関野先生、その関野吉晴先生と学生さんたちのドキュメンタリー作品「縄文号とパクール号の航海」の水本博之監督。
手羽がこの前夜祭で印象的だったのが、
監督たちが自己紹介されてる時に、「今、イタリアの何さんっておっしゃった?・・・あ、この作品の監督だわ」とパンフレットをチェックしながらずっとご夫婦で確認をされていたんです。
東京の美大が地方で映画祭を開くとなると、「ムサビだかムササビだかわからないけど、なんで東京の美大が地域無視して映画祭なんかやるんだ」と印象を持ってる方も少なからずいるはず。
でも地域の皆さんも「受け入れる」ことを頑張ってくれてたこの光景をみて、少し感動しました。
最後に集合写真を撮って、いよいよ明日本番!
そして24日の朝。
会場の最終チェックをするスタッフ。
メイン会場はこの「プラザおおむら」ですが、
他2会場でも上映されるのでスタッフはみんなてんやわんや。
この映画祭の主催は、「おおむら・あまみ国際学生映画祭実行委員会」、助成金をいただいている「文化庁」、文化芸術アソシエイツ人材育成プログラムの主体である「全国芸術系大学コンソーシアム」、武蔵野美術大学で、また団体・企業から後援をいただいてますが、
それ以外にも様々な方から協力・協賛のご支援をいただきました。
【協力】
(特非)おおむら里山村づくり委員会、松原宿活性化協議会、scola、スナメリの詩プロジェクト、長崎県立大学吉村研究室、まちかど研究室、大村城南高校放送 部、大村高校家政科、長崎OMURA室内合奏団、大村市ボランティアセンター、大村市国際交流プラザ、長崎ウエスレヤン大学地域連携推進センター、(一社)長崎県観 光連盟、辻田町内会、本陣通商店会、西村泰則、徳島勝憲、大畑けい子、儀間由里香、平地義成、藤﨑健一、太田明直、中山文子、大島早苗、長谷川國夫、尾場均、中村 善隣、桐野耕一、永江初、大江英夫、久保一雄、籾 穂隆、伊川京子、船橋嘉一、(一社)PFF、(有)マコトヤ、InternationalYoungDirectorsFestival、CA'FOSCARI ShortFilm Festival、アジア大学生映画祭、日本大学芸術学部、東京芸術大学大学院映像研究科、LASALLE College of the Arts Puttnam School of Film&Animation、国際交流基金アジアセンター、トリグル、YowChongLee、Stefanie Kolf、宋倫、ボランティアの皆さま、他
【協賛】
スナメリの詩プロジェクト、旭砕石(株)(サンスパおおむら)、(株)富建、おおむらケーブルテレビ、大村セントラルホテル、Y!mobile大村店/まつばや百貨店(株)、中央電気防災(株)、靴のみさ、大村市中央商店会、(株)平山組、 九州電力(株)長崎支社、(株)大黒屋、(有)芦塚酒店、(福)大村福祉会、(株)ナカガワ長崎工場、(株)中央綜合警備保障、(有)シュシュ、一路組(有)、九州教具(株)、長崎インターナショナルホテル(株)、祐田歯科、陰山商会、正 真工業(株)、大村市タクシー協会、NBCソシア(株)、(株)森工務店、永尾豆腐店、上田善行、酒のカワゾエ、(株)十八銀行大村支店、村田神仏堂、川里産業 (株)、シュクルボワ、いわさき眼科、(株)熊菊一商店、(株)寿楽、長崎炙処 とろび、(株)為永、中澤雅子、坂元威佐、中鉢鮮魚店、田中鎌工業(有)、兵児葉 寿司おこし本舗、(株)かとりストア、(株)琴花園、江口石碑店、秋寄事務所、福祉タクシーきたの、(有)一角、アイフラワー、清水まり子、サンタクルス、あすなろ画材、えびねの郷、 他
本当にありがとうございました!
受付の準備も整い、いよいよおおむら・あまみ国際学生映画祭スタート!!!
セレモニーも終わり、ここから上映が始まるわけですが、ま、映画祭は
「映画を見る祭」なので、映画上映中の写真はありません(笑)
ただ映画が終わるたびに拍手が起こり、そして監督がいらっしゃる場合は登壇されて挨拶をされました。これがただの映画上映との一番の違い。
午前の上映が終わり、昼休み。
ところで。
大村市はカレーで町おこしをしています。
キリシタン大名とイエズス会の命によって4人の少年がヨーロッパに派遣された「天正遣欧少年使節」のうち2人が大村藩出身で、活版印刷機や西洋楽器などいろいろ持ち帰ってるんですが、その中にナツメグがあったことに由来しているそう。
歌もあります。
それもあって、今回の旅ではチャンポンは一口も食べず、カレーばっかり食べてました。
こちらはカレーマップにあったカレーうどん。美味しかったなあ。
これもおいしかった。手羽はちょっと甘い方が好きなんでちょうどいい感じ。
また、
洋菓子店「シュクルボワ」さんと大村高校家政科による映画祭オリジナル スィーツも販売してて、これもおいしかった(食ってばっかり)。
お腹いっぱいのところで午後の部がスタート。
まずは招待プログラムである「縄文号とパクール号の航海」の上映。
「自然から素材を集めて鉄を作り、その鉄で木を伐り、舟を作り、エンジンを使わずに島影と星だけを頼りにインドネシアから日本へ向かう」というストーリーで、途中で311が起きたり、実に4年の取材と3年の編集を経てようやく完成した映画なのです。
テレビでやってたドキュメンタリーは見たことがあったんだけど、映画は実は初めて。
関野先生が「この舟には管がない」とおっしゃってたのが印象的で。
電線、上下水道管、ガス管、電話線・・・便利な世界って実は「管」で「つながった」生活のことであり、逆にこれが切れると生活ができなくなる。
「最初から管がないから『自立してる』」という表現がなんともいいな、と。
ちなみに関野先生は翌日奄美大島で映画祭のトークイベントがあり、長崎から奄美へ行く直行便がないから、夜のうちに関西空港へ行き宿泊して、朝奄美へ出発する・・・というかなりの強硬スケジュールでした。関野先生もありがとうございました。
あ、今年関野先生の大展覧会がムサビ美術館で開催されるんですが、そこでパクール号なども展示される予定です。ぜひ!
てなわけで、手羽もここで長崎を失礼することに。
羽田からツタヤに直行して延滞料金払ってきました(涙)
2日目はあいにく朝から雨模様だったようですが、すべての上映終了後、交流会と監督座談会が行われ、無事に終わったようです。皆さんお疲れ様でした!
木反橋くん、クマアカさんも本当にお疲れ様でした!!
23日はデザイン・ラウンジで公開講座「クリエイティブ・イノベーション」もあったので、社会連携チームは二手に分かれて対応しており、サポートが少ない中二人で頑張ってくれました。山口周さんは「手羽が今一番話を聞きたい方」としてお呼びしたんだけどその自分が行けない、というね。でも長崎を選んでよかったです。
以上、帰ろうとしたら「手羽さんですよね?」と声をかけていただいた手羽がお送りいたしました。
お子さんがムサビ基礎デに入学され(もう卒業されてる)、ムサビの情報を欲してる時にムサビ日記に出会い、子供がどんな学生生活を送ってるか心配になったらムサビ日記をいつも読み返していたそう。「SNSで手羽さんが長崎に来ると知って」と来てくれたそうで本当にありがたい限り。お土産までいただきました。
「ムサビ日記は私にとってムサビのバイブルでした」とおっしゃってて、「やべ。手羽はもう神の領域に達したんだな」と。
クネクネ神。
昨日も某所に行ってきたけど、プレゼンシート作らなくちゃいけないんで明日更新休みます。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。