[レポ]これが本物のシティボーイだ!快速東京も熱狂、カルチャーイベント・シティボーイ盆踊り@ANAGRA

多摩美の卒業生としても知られる、ロックバンド快速東京。そのギタリストでもあり卒業生でもあるイッチーこと一ノ瀬雄太が主催したシティボーイ盆踊りのレポートをお届け。アーティスト描き下ろしのグッズやウォールペイントにも注目!

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今年の夏の初め頃、快速東京のギターでありグラフィックデザイナーでもあるイッチー(一ノ瀬雄太)からきたメールが、これ。


  • ▲イッチー。(イベント後半、DJとして活躍しているとこ)

「パルコ渋谷が、八月に改装のために三年間の休業にはいるので、最後の10日間はもうメチャメチャ盛り上げた期間にはいるそうで。
で、僕からの提案として

_人人人人人人人人人人_
> シティボーイ縁日 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

っていう提案をしたんです。

いままで女の子のクリエイターが集まったお祭りは結構最近あったんですけど。
男の子括りのイベントってあんまないかもなって思ったんですね。

Tシャツ射的とか、キーホルダーすくいとか、
なんかすこ〜し縁日っぽい様相でできたら、夏だし!!

あとなんか、popeye的な最近のシティボーイのイメージってなんか僕の中ではズレていて。
もうすこしシティボーイのイメージをこっちに引き寄せたいな。みたいな裏テーマもあります。」(原文ママ)

こんな経緯で開催されたPARCOの軒先でシティボーイ縁日は大盛況のなか終了したものの、主催のイッチーとしてはまだまだやりたいことがたくさんあったのだそうで。
快速東京のボーカル哲丸くんがオーナーをしている「ANAGRA」という半蔵門のライブハウスでリベンジ企画「シティボーイ盆踊り」に遊びに行ってきました。

秋も深まってきた今日このごろ。シティボーイ盆踊りに行けなかったシティボーイたちのためにレポートをお届けします。

会場の中は1Fにライブセットがありロフト的な中二階スペースにターンテーブル。階段の下にはシティボーイたちがいっぱい。

私が着いたのはちょうど快速東京のライブ中。どうりで大音量が地上まで漏れてたわけだ。「今日は俺がいいっていったら大音量でもいいんダーッ」と上機嫌なシャウトに、フロアも熱狂。ファンから友達までたくさんの人でぎゅうぎゅう詰め。

入ってすぐの壁面にはこの日限りの作品が。描いたのは絵の下に写っている石毛くん。「いつもは三人なんだけど、今日は二人だけだったんでめちゃ大変だったんすよ〜」

ペイントに使われた画材...というか紙皿と筆。NURIKABEというペインターグループで活動中です。

壁に沿ってズラーッと並べられているグッズの制作クリエイター陣のラインナップは大河原健太郎 、オオクボリュウ、 一ノ瀬雄太、 北山雅和、 佐々木俊,、Magma、 安田昂弘、 BIEN。豪華なTシャツが並んでます。

アーティストの名前は壁に直筆という豪快さ。

これはソースせんべいに本物のソースで絵を描いて、缶バッジにしたものらしい。「ポケモンGO」ってかいてあるのがチラッ...

ライブも終了したイベント終盤には、イッチー扮するDJ テクノセくんが登場、フロアを揺らします。この宴、なんと深夜1時まで踊り通しだったんだとか。

無地でブナンなTシャツを着てクリーンなカフェにいるんじゃなくてさ。
お気に入りのクリエイターが作ったTシャツを選んで、好きな音楽で踊って。疲れたら一服して、また踊る。そんなのがホンモノのシティボーイなんじゃない?

そんなメッセージが聞こえてくるような、ちょっと悪い友達んちに遊びに行ったような。そんな高揚感が帰り道までついてくる夜でした。

どうやら主催のイッチーもこの通り大満足だったみたいで、来年の開催が今から楽しみ!
そうそう、大好評だったシティボーイグッズのストアもオープンしたようです。
来年のシティボーイ縁日・盆踊りにはこれ着ていきましょ。


▲シティボーイ縁日STORE
https://cityboyfes.theshop.jp/

(写真・執筆/ 出川 光)

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OTONA WRITER

出川 光 / Degawa Koh

現PARTNER編集長。2010年武蔵美卒。専攻は写真。新卒でリクルートに入社、営業・ディレクターを経て、クラウドファンディングCAMPFIREを立ち上げるため転職。5年間CAMPFIREでチーフキュレーターを務め2015年に独立。カメラマン、クラウドファンディングコンサルタントにを経て現職。